
先日の高校野球決勝戦・樟南―神村学園の一戦は、延長14回3時間29分にも及ぶ死闘の中にいろいろな見所があった。僕は、八回表樟南一死一三塁でのスクイズをめぐる攻防が大きなターニングポイントだったと考える。
頑張れ! 神村学園野球部
春の九州高校野球鹿児島県予選第5日(3月28日)、鴨池市民球場の第1試合に第2シードの神村学園が登場した。
春の初戦は、どのチームにとっても約半年ぶりの公式戦、しかもその年一番最初という特別な意味を持つ。今年の神村学園にとってはさらに格別な意味があったことだろう。3月の始めに長澤宏行監督が突然退職し、しかもそのことが大会直前に新聞に書きたてられた。部員や山本常夫・現監督らスタッフにとっても寝耳に水の話だったという。「大黒柱を失って、本当に野球ができるのかどうか、きょうはいろんな意味でしんどかった」と試合後、山本監督は心情を吐露する。指導者を失った動揺、周囲からの心ない誹謗中傷、人間関係に対する疑心暗鬼…あえて詳しくは聞かなかったが、野球以外の大きな雑音に振り回されていたことは想像に難くない。僕がもし同じ立場にいたら、動揺しまくって野球どころではないだろう。この日は彼らがどんな野球をするのか、見届けたくて球場に足を運んだ。
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先日、天文館の行きつけのスナックで飲んでいたときのこと。「記者の方ですよね」。Mさんという方から声をかけられた。失礼ながらどなたか思い出せなかったが、かつて僕が鹿児島新報にいた頃、県のちびっ子ソフトボール大会で息子を取り上げてもらったことがあったという。「当時の記事は銅版にして持っていますよ」とMさん。息子さんはこの春、高校を卒業し、関東の大学に進学して野球を続けるらしい。
―キャンプ誘致政策への提言
今年からプロ野球・千葉ロッテマリーンズの鹿児島キャンプがなくなった。30年以上も続いたキャンプがなくなって、鹿児島のロッテファンはがっかりしたことだろう。思えば、僕の好きなプロ野球球団は、もの心ついた頃からロッテだった。巨人や西武といった人気球団ではなく、どちらかといえば地味(当時はですよ!)だったロッテが妙に気になったのは「鹿児島でキャンプをしている球団」だからである。
ただ、30数年続いたキャンプが撤退した割には、ロッテが鹿児島に根付いたという実感がない。撤退が決まったとき「鹿児島産の肉を贈ったりして、いろいろしてやったのに、何ででていくのか?」という論調の新聞コラムも散見したが、出て行ってしまうことへの怒りや、何が何でも呼び戻したいという空気が伝わってこない。例えば、ホークスやジャイアンツが宮崎のキャンプを撤退するとしたら、間違いなく宮崎はいうに及ばず、九州全体で市民の反対運動が起こるだろう。この違いは大きい。
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―スポーツ振興審議会に参加して
今年度のスポーツ振興審議会が2月6日、鹿児島市の県庁であった。毎年この時期に開かれており、県の保健体育課などの行政が音頭をとり、学識経験者、一般公募で選ばれた委員とで県のスポーツ振興について話し合う。筆者もこの委員の1人であり、鹿児島のスポーツについて思うところを述べさせていただいた。約2時間あまりの審議会は、活発な意見交換がなされ、有意義な会だった。

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