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球夏2013第1日
「鴨池で一つになる」夏開幕!
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 第95回全国高校野球選手権記念鹿児島大会は7月6日、鹿児島市の県立鴨池球場で開会式があり、夏の甲子園を目指す熱戦が幕開けた。

◇6日の結果
・1回戦(県立鴨池)
鹿児島城西 3-2 種子島
薩摩中央 5-2 鹿児島第一
・1回戦(鴨池市民)
鹿児島商 7-0 志学館(8回コールド)
岩川 9-1 伊佐農林(7回コールド)

◇7日の試合
・1回戦(県立鴨池)
9:00 徳之島―出水中央
11:00 開陽・修学館―川辺
13:00 川薩清修館―隼人工
・1回戦(鴨池市民)
9:00 大島北―鹿児島南
11:00 池田―松陽
13:00 川内―大口


詳細な観戦レポートと写真は「高校野球ドットコム・鹿児島版」に掲載!

第1日の結果報告はこの文字をクリック!
鹿城西―種子島戦はこの文字をクリック!
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1年ぶりの鴨池で元気に行進
大島北(奄美新聞掲載)

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 大島北ナインにとっては1年ぶりの鴨池だった。昨夏で3年生が抜けた後、部員不足で休部状態だったが、今年4月に1年生7人と2年生2人が新たに加わり、部員10人で1年ぶりの県大会出場がかなった。「やっぱり最高でした」とただ1人昨年の大会を経験した3年生・萩原悟は開会式に臨んだ感想を話す。初めてプラカードを持って行進した大瀬千菜さん(3年)は「緊張したけど、楽しめた」と言う。
 出場校の大半が一堂に会する開会式は、ほとんどの選手にとって初体験で「緊張して動きが硬かった」と河野和広主将(1年)。それでも元気いっぱいの更新ができたことで、7日の初戦に向けて意気込みを新たにすることができた。「対戦相手の鹿児島南は体格も大きくて経験も豊富な実力校だけど、中途半端じゃなく、思い切りのいいプレーでぶつかっていきたい」と河野主将。3年生・萩原は「悔いが残らないよう、練習でやってきたことを全て出し切りたい」と意気込みを話していた。

「ヒーローになるつもり」で流れ断ち切る・赤塚(朝日中卒)
「フルスイング」で流れ引き寄せる・山元(大川中卒)
鹿城西(熱球譜・奄美新聞掲載)

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 赤塚慶樹(朝日中卒)=写真上=と山元学(大川中卒)=写真下=。八回まで劣勢を強いられた鹿児島城西だったが、奄美出身の2年生2人の活躍で、劇的な逆転勝利を挙げた。
 左腕・赤塚がリリーフのマウンドに上がったのは、七回表一死一三塁。スコアは0―2で、これ以上失点すれば勝機はいよいよ厳しくなる絶体絶命の場面だったが「ここを抑えて自分がヒーローになる」強い気持ちでマウンドに上がった。
 直球は、指がうまくボールにかからず、本調子ではなかったが、スライダーを軸にして投球を組み立て、3球三振とファールフライでピンチをしのいだ。八、九回も先頭打者を出しながら、粘り強く後続を抑え、相手の流れを断ち切った。
 打線の流れを引き寄せたのが山元だ。2点差を追いかける八回無死一塁。内角低めの難しいボールだったが「後ろにつなぐつもりでフルスイング」し、二塁手のグラブをはじく、ライト前ヒットで、一三塁と大きく好機を広げる。俊足を生かした盗塁が相手のミスを誘い、反撃の狼煙となる1点が入ると、ようやくスイッチの入った味方打線が連打を浴びせて試合をひっくり返した。
 七回までは、種子島のエース遠藤の好投に自分たちの打撃を見失っていたが、「合間にベンチの裏でバットを振り込んで、フルスイングできる準備をした」山元の値千金の一振りが勝利への流れ手繰り寄せた。

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転機の投手交代―指揮官に課せられた試練
ベースボールコラム「球道夢限」


 県立球場のオープニングゲームは、夏の開幕にふさわしく緊迫した好ゲームだった。大方の予想を覆し、八回表まで種子島が2-0でリード。このまま勝ち切るかと思われたが、八回裏に3点を失い、無念の逆転負けだった。
 八回裏の投手交代が大きなターニングポイントになった。種子島の日高慎一郎監督は、七回まで無失点に抑えていたエース遠藤寿俊(3年)から、遊撃手で守っていた中原勝利主将(3年)をリリーフに送る。だがこの交代が裏目に出て、先頭打者に四球を与え3連打を浴びた。
 六、七回と3人ずつで抑えており、はた目には「このままいけるのでは」とも思えた遠藤だったが「ボールが高めに浮いており、いつ打たれてもおかしくない状態だった。捕手の南も限界の合図をずっと出していた」と日高監督は言う。
 この交代に「正直、助けられた」と話すのは鹿児島城西の奥虎太郎コーチ。七回まで5安打におさえられ、良い当たりが正面を突くなどツキもなかった。逆転の口火となった1番・山元学の打球は、投手交代で守備についたばかりの二塁手のグラブをライナーで弾いたものだった。「最初の投手のままだったら、あの打球がショートのライナーになっていたと思う」(奥コーチ)。
 日高監督が胸を張って言えるのは「選手たちはリードした展開に浮かれることなく、堂々と与えられた役割をこなしてくれた」ことだ。打席では迷いなく振り切り、相手を上回る10安打を放ち、「打撃のチーム」のカラーを出した。守備も大きく崩れることなく、強豪・鹿城西と互角以上に渡り合った。ただ、投手交代した八回の場面だけが、エアポケットに落ちたかのように浮足立ち、そこを相手に突かれた。「負けたのは監督の責任」と潔くそう思えた。
 続投していたら結果はどうなったか。神のみぞ知る「たら、れば」の世界であり、真偽の検証はできない。
 「トーナメントを勝ち上がっていくことを考えたら、ああいう采配が必要になってくる。でも、この一戦にすべてを賭ける場合だったらどうするか、難しいところです」
 観戦していたある部長が言った。「正解」は終わってから出た「結果」でしか語れないシビアな世界である。監督という立場にあるものに課せられた奥深い試練なのだろう。
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テーマ:高校野球 - ジャンル:スポーツ

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