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球夏2013第8日
枕崎、「南薩対決」にサヨナラ勝ち
130713-18古仁屋勝利_035
 第95回全国高校野球選手権記念鹿児島大会第7日は7月13日、鹿児島市の県立鴨池、鴨池市民の両球場で2回戦6試合があった。

◇13日の結果
・2回戦(県立鴨池)
出水商 3-2 明桜館
吹上 8-1 頴娃(7回コールド)
枕崎 6-5 伊集院
・2回戦(鴨池市民)
指宿商 8-1 大島(8回コールド)
霧島 4-2 沖永良部
古仁屋 7-1 甲南

◇14日の試合
・2回戦(県立鴨池)
9:00 尚志館―鹿児島中央
・3回戦
11:00 鹿児島情報―喜界
13:00 薩摩中央―串良商・有明・南大隅
・3回戦(鴨池市民)
9:00 鹿屋―市来農芸
11:00 鹿児島高専―神村学園
13:00 樟南―鹿児島工


詳細な観戦レポートと写真は「高校野球ドットコム・鹿児島版」に掲載!

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「積み重ね」の勝利
古仁屋(奄美新聞掲載)

130713-6古仁屋1点目_035
 派手な長打や、ファインプレーがあったわけではない。守備では1つのアウトを確実に取り、攻撃では1つの塁を確実に進めることを積み重ねたら、2度目の勝利が古仁屋に転がり込んできた。「島でも、島外遠征に出たときも基礎、基本を徹底したことがこの場で出せた」と前和樹監督。試合ごとにたくましくなる11人の教え子を称えていた。
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 「リズムが作れて、自分たちのペースで試合ができた」と龍元圭介主将。先発の貞宏樹=写真上=は立ち上がり制球が定まらず、四球で走者を出したが「低めに投げていれば絶対に打たれない」と生命線の角度のある直球を柱に、強気の姿勢を貫いた。二回には捕手・南優生が飛び出した二走を好送球で刺し、二盗も阻止=写真下=した「援護射撃」で盛り上げた。
 前の試合で大島や沖永良部が、エラー絡みで負けたのを見て、前監督は、エラーをしないこともさることながら「ミスがあってもあとをカバーすること」を徹底させた。七回までは無失策で守り切り、1つのエラーはあったが、気持ちは切れることなく、2時間52分の長丁場を乗り切ることができた。攻撃は四回まで無安打だったが、五回の為元、福山の長打を皮切りに先手をとり、中盤以降はバント、走塁、与えられた役割を着実にこなしてどん欲に得点を重ねた。
 「楽しんで野球をやろうぜ!」
 グラウンドに入る前は全員がそう声を掛け合った。1試合して勝ったことで、気持ちが乗り、地に足つけて楽しんで野球をやることが一番の「基礎、基本」と試合前に心に刻んだ。本番の緊張や、細かなミスはあっても、楽しんで自分たちの野球をやり切ることは最後までぶれなかった。

「悔いの残らない試合ができた」
沖永良部・川畑龍二主将(熱球譜・奄美新聞掲載)

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 毎回塁上に走者をにぎわせた。持ち味の制球も定まらず、4失策と守備も乱れた。大差で負けてもおかしくない展開の中で、最後まで勝利を目指して粘り強く投げることができた。
 「悔いの残らない試合ができた」
 勝利は届かなかったが、胸を張ってそう言えるマウンドだった。
 4月に前田直紹監督が就任し、守備陣を大きく入れ替えた中で「制球力と責任感」を買われて、背番号5ながら先発の柱になった。初戦の緊張もあってか、この日は8四死球を出したが「責任感」は最後まで全うした。
 五回は無死満塁と絶体絶命のピンチだったが「気持ちで押されず、強気で行こう」と開き直り、直球勝負で2つの三振を奪って無失点で切り抜けた。七回には先頭打者で初回以来となるヒットを放ち、1点差に詰め寄る口火を切った。
 再三再四ピンチを背負いながらも、最後まで気持ちが切れることなく勝利を目指して頑張れたのは、「この夏が全力で野球をやれる最後の機会」だったから。高校卒業後は就職を考えており、遊びでやることはあっても真剣に上を目指して野球をすることはもうないだろう。敗れた悔しさはもちろんあったが「全力を尽くした」清々しさもあふれていた。

「初戦の怖さ、難しさ」を痛感
大島

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【2回戦・指宿商―大島】1回裏大島二死二塁、4番・藤原が左真適時打を放ち1点を返す


 大島は攻守に持ち味を発揮できないまま、まさかのコールド負け。渡邉恵尋監督は「初戦の怖さ、難しさを感じた。相手の勢いを止められず、反撃の糸口を見いだせなかった」と悔しがった。
 失点した一、五、八回は、いずれもエラーや四死球が絡んで走者がたまったところで走者一掃の長打を浴びた。捕手・藤原光寿は、立ち上がりで守備が浮足立ち「NHK旗で鹿児島南に負けた時と同じような感覚がした」という。
 何とか挽回しようと持ち味の強力打線の爆発を目指したが、右横手投げの相手エースの緩急自在の投球を落ち着いて見極めることができず、凡打の山を築いた。九回二死で打席に立った松田賢斗主将は「迷いがあった」。何が何でも塁に出ることに集中しなければいけないはずなのに「打てていない自分が立っていいのだろうか?」と雑念にとらわれた。思い通りに行かない展開で、自分たちの野球を見失っていた。
 大会に入るまでのコンディション作りは特に問題はなかった。エース松下の調子も上がっていたし、試合前日には、ベンチに入れなかった1、2年生部員から千羽鶴を送られ、意気込みも新たに試合に臨んだはずだった。「春ベスト4入りして、上を目指す気持ちが強くなった分、足元を見失っていたのかもしれない」と松田主将。すべてが空回りして、思い通りに試合ができなかったのはなぜか? その答えは簡単には見つかりそうにないが、松田主将は「3年生の背中を後輩たちに見てもらうしかない」と唇をかむ。夏に一番悔しい負け方をした自分たちの背中には、後輩たちが乗り越えるべき「宿題」が刻まれていた。

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テーマ:高校野球 - ジャンル:スポーツ

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