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九州サッカーリーグ2013最終節
FC鹿児島、「鹿児島ダービー」制す
ヴォルカがリーグ初制覇

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 第41回九州サッカーリーグ最終節は9月22日、佐賀市の佐賀総合運動場球技場であった。FC鹿児島とヴォルカ鹿児島の「鹿児島ダービー」があり、FCがヴォルカに4―0で快勝だった。
 九州リーグは今季の全日程を終了し、ヴォルカは15勝1敗1PK勝ち1PK負け(勝ち点48)で初優勝。FCは15勝2敗1PK負け(勝ち点46)で2位だった。優勝したヴォルカは全国地域リーグ決勝大会1時ラウンド(11月8―10日・青森県十和田市ほか)へ、FCは全国社会人選手権大会(10月19―23日・島原市ほか)に進んで、JFL昇格を目指す。


◇最終節
FC鹿児島 4-0 ヴォルカ鹿児島
   (1-0、3-0)
・得点者【F】片野坂(補・内薗)谷口(補・前田)栗山(補・室屋)内倉(小林)


※FBで熱戦フォトグラフがご覧になれます!
芽生えた「たくましさ」
全国社会人へ弾みに
FC鹿児島

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 リーグの順位は前日で決まっており、勝っても負けても順位の変動はない。戦うモチベーションを、どう上げていくかがカギだった。FC鹿児島は「勝って全国社会人大会への弾みにする」ことにチーム一丸となり、リーグ優勝チームに一矢報いた。
 開始30分は互いにリズムがつかめない中で、FCはFW栗山とトップ下の前田のポジションを入れ替えた。栗山が中盤でためを作ってサイドの上がりを待つようにしてから、チームが連動し始める。先制ゴールをこじ開けたのは今、季初スタメンのDF片野坂亮だった。前半32分、セットプレーのクリアボールを内薗が上げた浮き球を頭で押し込んだ=写真=。「相手が前がかりに守ることは分かっていたから、相手のDFの動きにタイミングを合わせ、シンプルに裏を狙う、思い通りのゴールだった」と今季自身の初得点を喜んだ。後半は終始主導権を握り、谷口、栗山、内倉のFWトリオでゴールを奪った。田上裕主将は「6月のホームゲームで、0―2で負けた相手に『倍返し』できた。チーム全員が一致団結していた」ことに手応えを感じていた。
 4得点もさることながら「無失点で抑えられた」(片野坂)のも大きい。このところ失点が多く、完封試合は6月の第11節以来だ。「チャレンジ&カバー」が信条の3バックを中心に最後まで守備の集中が切れなかった。
 「これから必要なのは技術以上に精神的なたくましさだ」
 大久保毅監督は言う。第16節で、下位の新日鐵住金大分に敗れ、リーグ優勝が遠のいた。JFL昇格をかけた11月の地域リーグ決勝大会に出るためには、10月の全国社会人選手権大会でベスト4以上に勝ち残ることが最低条件である。厳しいサバイバルゲームを勝ち抜くためには、選手1人1人の精神的なたくましさが求められる。
 前日は1点先制され、1人退場者が出てからの逆転勝ち。この日は最強にして最大のライバルを相手に、FCらしいサッカーで勝利した。ケガ人も多く、苦しいチーム事情の中で「たくましさが出てきた」ことに大久保監督は光明を見出していた。

「大切なことを教わった」
ヴォルカ

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 ヴォルカは、前日のFC中津戦で勝利したことで最終節を待たずして1995年のチーム発足以来初となる九州リーグ制覇を勝ち取った。FCとの「鹿児島ダービー」は「地域リーグ決勝に向けてチームの底上げを図る」(赤尾公主将)べく、スタメンを大幅に入れ替えて臨んだが0―4の大敗。「ふがいない試合をしてしまった。FC鹿児島に大切なことを教わった」と赤尾主将は唇をかんだ。
 放ったシュート数は90分間でわずかに3本。6月の鹿児島であった直接対決の時のように、身体を張って守り抜く姿勢も見せることができなかった。赤尾主将の言う「大切なこと」とは、条件がどうであっても目の前の相手に全力でぶつかり、ボールに対してひたむきな執念をみせたFCの姿だった。
 昨年末にヴォルカとFCの統合問題が浮上して白紙撤回になり、チームの行く末が不透明なままで迎えた今季のリーグ戦だった。メンバーも大きく入れ替わったが「力のある新しい選手が加わって、このチームなら絶対優勝できると思っていた。昨年最終節で優勝を逃した悔しさがバネになった。外野のことは気にせず、目の前の一戦一戦に集中していた」と赤尾主将は振り返る。
 両チームは来季統合し、新しい球団に生まれ変わって将来のJリーグ入りを目指すことがすでに決まっている。統合の有無にかかわらず、チームのレベルを上げ11月の地域リーグ決勝を勝ち抜いてJFL昇格を決めるという目標にブレはない。「佐賀までわざわざ足を運んでくれたファンのためにも、JFL昇格を勝ち取りたい」と赤尾主将は不退転の決意を固めていた。

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テーマ:サッカー - ジャンル:スポーツ

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