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ウインターカップ2013県予選最終日
鹿女子、11年ぶり栄冠
男子は川内がV3

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 第44回 全国高校選抜優勝バスケットボール大会(ウィンターカップ2013) 鹿児島県予選最終日は10月21日、鹿児島市の県体育館であった。
 女子決勝は鹿児島女と鹿児島純心が試合開始から終了間際まで一進一退の攻防を繰り広げたが、残り8秒でフリースローを2本沈めた鹿女子が89―87で競り勝ち、11年ぶり21回目の栄冠を手にした。男子はシード川内がノーシードから勝ち上がった加治木工を93―65の大差で下し、3年連続7回目のウインターカップの切符を手にした。
 男女とも優勝校が全国大会(12月23日―・東京体育館)に出場する。なお最終日の模様は11月2日、午前10時からKTS鹿児島テレビで放送される。


※成績の詳細は県協会ホームページ参照

※最終日の熱戦をフォトグラフがフェイスブックでお楽しみいただけます!

◇女子決勝
鹿児島女 89―87 鹿児島純心
(23-19、19-23、27-26、20-19)

「3年生の意地」で薄氷の勝利
鹿児島女

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 試合終了後の「歓喜」は「苦闘」の裏返しに見えた。1ゴール差で11年ぶりにウインターカップの勝利を手にし、鹿児島女の福嵜博之監督は「3年生の意地でした」と感極まった。
 試合開始から終了まで、1秒たりとも気の抜けない緊迫した展開だった。スコア的には一進一退の攻防の繰り返しだったが、思い切りよくバスケットができていたのは、1・2年生主体の鹿純心だった。開始早々の迫ちひろの連続3ポイント、鹿女子の高さにもひるまないインサイド陣の頑張り、スキがあれば果敢にシュートをねじ込もうとするアグレッシブさ…「うちと同じぐらい全国への執念を見せていた」(福嵜監督)相手に「試合開始から自分たちらしいバスケットができなかった」(宇都愛美子主将)。目の前の得点を決めることだけに気持ちが入り過ぎて余裕がなく「かたいオフェンス」(福嵜監督)になった。第3ピリオドで最大8点ビハインドと苦しい場面もあった。
 「今まで苦しい想いを積み重ねてきた。やってきたことを信じよう」
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 タイムアウトのたびに福嵜監督は言い続けた。8点差を瞬く間に盛り返したのは、窪田のバスケットカウントをもらった3点プレーと、本来はシューターでない市田の連続3ポイント=写真=だった。エース佐藤がファールトラブルなどで本調子ではなかったが、郷原や控えの隈元が踏ん張ってインサイドの制空権を好きにさせなかった。
 第4ピリオドは互いの意地が真っ向からぶつかり合い、互いにゴールが奪えない守り合いの時間が数分続いたこともあった。87―87の同点で迎えた残り8秒。宇都主将がファールをもらってフリースローを得る。
 「緊張したけど、落としてもセンターの子たちが絶対リバウンドを取ってくれると信じて自信を持って打った」
 2本とも沈め、残り8秒間を守り抜き、結果的にはこれが決勝点となった。3ポイントでも、普通のシュートでも、ブザービートでもない、地味な幕切れだったが、11年ぶりのウインターカップを目指す3年生チームの執念が実った鹿女子らしい決勝点だった。

◇男子決勝
川内 93―65 加治木工
(21-11、25-13、18-18、19-23)

「伸びしろ」を感じさせるチーム
川内

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 シード川内が、初戦から決勝まで全試合で20点以上の点差をつけ、大会3連覇を勝ち取った。
 村野、田中尚、土器手啓らがいた昨年のチームに比べれば「2年生主体の若いチーム」(田中俊一監督)だが「伸びしろの大きさ」を感じさせるという。例えば堤昂大=写真=がゲームメークを任されるようになったのは、大会約2週間前から。元々は3年生の須留原のポジションだったが、須留原の得点力を活かし、来季以降も見据えた田中監督の決断だった。急なポジション変更にも戸惑うことなく「鎌迫や平野のインサイドを活かし、自分がおとりになって周りを活かすプレーもできた。楽しかった」と堤。そんな対応力が備わっているのも「伸びしろ」の一つといえるだろう。
 決勝戦で川内は41のリバウンドを記録している。加治木工21の倍近くとっており、今大会は毎試合これに近いリバウンドをものにしたことが、点差をつけた要因のひとつだ。鎌迫主将、192センチの平野、3年生・冨迫と強力なインサイド陣がいて、着実にボックスアウトのポジションがとれるのはいうまでもないが、ロングリバウンドやオフェンスリバウンドにも積極的に絡んでいるのが大きな武器になっている。「相当練習しましたから」と田中監督。ボールの跳ね返りを予測してポジショニングをとる練習を相当積んだ成果だった。
 第2ピリオドでは、1-3-1ゾーンの中心に鎌迫がいた。平野がファールトラブルで下げざるを得なかった窮余の策で「初めてやったポジション」(鎌迫諒大)だが、そつなくこなしゲームの流れを崩さなかった。「高さ」だけでなく「面」の勝負にも強いことを示してみせた。決勝戦ではベンチ入り15人全員を使い切った。ゲームメーク、インサイド、シューター…いろんな仕事を、いろんな選手がこなせるところに川内の最大の「伸びしろ」がある。ウインターカップの目標は「ベスト8」。「伸びしろ」がどこまで伸びるかが大きなカギになりそうだ。

「体験」を「経験」に
加治木工

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 ノーシードの加治木工が並み居る強豪を倒し、2年連続で決勝進出と健闘した。
 「初戦から苦しい試合の連続でした」と中島祐介監督。初日の3回戦、新人戦で苦杯をなめた指宿商を相手に終始主導権を握られる苦しい展開だったが、1年生・河井がブザービートで逆転のリバウンドショットを決めた。「あれで気持ちが吹っ切れた」(中島監督)と、県総体初戦で土をつけられた鹿児島中央、伊集院、鹿児島工のシード勢と強敵を打ち破って決勝に勝ち上がった。スタメンの3年生は西岡1人だが、西岡が精神的な柱になりスーパールーキーの川ノ上をはじめとした下級生が思い切りよくプレーする戦いぶりには、勢いと可能性を感じた。
 決勝の川内戦は「さすがに足が残っていなかった」(中島監督)と大差をつけられた。選手の健闘をたたえると同時に中島監督は「全国を見据えているチームとベスト4当たりしか見えていないチーム」との差を痛感した。「体験したことは、生かさなければ『経験』にならない。この1年間積み上げた想いや、決勝で負けた悔しさを次につなげたい」と来季に目を向けていた。
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テーマ:バスケットボール(日本) - ジャンル:スポーツ

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