鹿児島在住のスポーツ記者が発信するスポーツ情報サイト

ギャラリーショッピング
奄美春秋



※管理人が奄美新聞に書いたコラムです。

 「アンパンマン」の作者・やなせたかしさんが亡くなった。94歳の大往生だった。
 筆者自身は「アンパンマン」の放送を見て育った記憶はない。テレビアニメがスタートしたのは1988年からで、その影響を一番受けているのは、74年生まれの筆者よりも後の世代だろう。だが、実際の放送はほとんど見ていないにもかかわらず、アンパンマン、ジャムおじさん、バタ子さん、バイキンマン、ドキンちゃん…登場するキャラクターの名前がスラスラ出てくる。主題歌「アンパンマンのマーチ」はそらんじて歌える。このこと自体が、アンパンマンが世代を超えて愛されたひとつの証だ。
 過去の戦争体験から生まれた正義への問いかけ、世界最弱のヒーロー、飢えた人にパンを与えることが本当の正義…亡くなってからいろんなメディアで、やなせさん追悼の特集があり、その人となりやアンパンマンにこめられた想いが語られた。
 「正義とは何か?」
 過去の哲学者や社会学者たちが分厚い本を何冊も書いて論じてきたことをこんなにもシンプルに、分かりやすく世に伝え続けた。「正義」を振りかざし、そうでない相手を「悪」とみなすことから戦争が始まる。アンパンマンにとっては「敵役」のバイキンマンさえ、憎めない「友達」だった。飢えた人にパンを与える「愛と勇気」からは平和への温かいまなざしが感じられる。
スポンサーサイト

テーマ:映像・アニメーション - ジャンル:学問・文化・芸術

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://spokago.blog68.fc2.com/tb.php/1066-0f20b9e6
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック