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お助けマン霧島(奄美新聞掲載)
「高齢者に優しい街づくり」目指して
奄美出身者が「お助けマン霧島」

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 交通弱者である高齢者の無料送迎を始めた奄美出身者が霧島市にいる。大島高出身で元大学講師の村上光信さん(62、喜界町出身)らは、昨年2月にNPO法人Joyステーションを立ち上げ、7月から無料送迎を中心とする「お助けマン霧島」の活動を始めた。超高齢化社会を迎え「高齢者に優しい街づくり」(村上さん)を目指す。

 大学で健康についての研究を続けてきた村上さんは「1週間外出せず、誰とも会話をしない高齢者は病気になりやすいと言われる。交通弱者、買い物弱者の高齢者が外に出るきっかけを作ってあげることが健康につながる」と「お助けマン」のシステムを考えた。霧島市の中で旧国分市や隼人町に住む65歳以上の高齢者が対象で、事前に予約の電話を入れれば、買い物、病院など用事のある場所へ、無料で送迎する。
 運営は主に協力企業や個人の寄付で成り立っている。スーパーや飲食店にとっては、高齢者が町に出て買い物や飲食の機会が増えることで、新たな顧客開拓につながるというメリットもある。買い物の場合は行き帰りの両方を送迎するが、時間のかかる病院などの場合は行きだけにしており、タクシー業者などの民業圧迫にならないよう配慮もされている。現在約50社の地元企業が名を連ねており「高齢者、企業、我々の3者がWin―Winの関係であることで、街づくり、地域振興を続けていける」(村上さん)。
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 同市隼人町内に住む森豊ハツエさん(85)は週に1回、買い物や病院へ通うのに利用している。16年前に夫を亡くし、10年ほど前までは、自転車で出かけていたが、足腰が弱ってからは外出する機会が減った。「お助けマン」を利用するようになって「食事のメニューを考えたり、生活に計画性ができました」と話す。買い物に出掛けた先で十数年会ってなかった友人と再会し、旧交を温めたこともあったという。
 1月現在で約220人が利用者登録をしている。月曜から金曜まで車2台で1日平均20人が利用する。今のところ活動エリアは旧国分市、隼人町内と限られているが、村上さんは「資金や人員が増えてくれば、山間部などにも広げていきたい」と意欲的だ。活動している5人のうち4人が奄美出身者。霧島奄美会会長の濵畑秀夫さん(65、奄美市笠利出身)は昨年3月で2度目の職場を退職したのを契機に、活動に参加した。「お年寄りを大切にする島の風習が活かされている」と感じている。元教員の友岡芳俊さん(57、喜界町出身)は「こういう活動が霧島だけでなく、県全域で広がって欲しい」と期待していた。
 活動の模様はホームページ(http://npo-joystation.com/)で紹介されている。問い合わせは電話0995―42―3212へ。

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テーマ:社会貢献活動 - ジャンル:福祉・ボランティア

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