谷口が決勝ゴール
第16回日本フットボールリーグ(JFL)ファーストステージ第1節は3月16日、全国各地であった。今季からJFL初参戦の鹿児島ユナイテッドFCは大分市のだいぎんサッカー・ラグビー場でヴェルスパ大分と対戦。1-0で勝利し開幕白星発進となった。
立ち上がりから押し気味に試合を進めながらなかなか得点が奪えなかった鹿児島ユナイテッドだったが後半34分、右サイド赤尾のCKを今季から新加入のDF谷口功が頭で押し込みようやく先制点を挙げ、このまま逃げ切った。
第2節は21―23日にあり、鹿児島ユナイテッドは23日に鹿児島市の県立鴨池陸上競技場で横河武蔵野FCと対戦する。
◇第1節
鹿児島ユナイテッド 1-0 ヴェルスパ大分
(0-0、1-0)
・得点者【鹿】谷口功(補・赤尾)
※公式記録はこの文字をクリック
鹿児島ユナイテッド
初参戦のJFLで早くも初白星を挙げたが、大久保毅監督は「勝てたことは良かったが、まだまだ全てにおいてクオリティーを上げていかないと」と辛口評価だった。
立ち上がりから積極的にボールを保持し、前半13分には新加入の柳崎がPKのチャンスを得たが、相手GKの好セーブに阻まれ、絶好の先制機を逃した。その後は両者得点が奪えず我慢の展開が続いたが、後半34分、右サイドから赤尾が蹴ったCKを、今季ギラヴァンツ北九州から移籍したDF谷口功が頭で押し込んで先制した。鹿児島実高出身コンビで挙げた先制ゴールを守り切り、アウエーで貴重な勝ち点3をゲットした。
攻守ともに様々な課題が見えた中で、特に大久保監督は「ラストパスやシュートの精度を上げていくこと」を最優先課題に挙げていた。攻撃的でクリエイティブなサッカーを掲げ、トレーニングマッチではJリーグチーム相手でも「攻めるかたち」は作れた。ただ肝心の得点を決められないのが課題だった。歴史的な開幕戦で勝利は収めたが、内容にはまだまだ満足していない。ただ鹿児島からJリーグへ、夢への挑戦のステージに力強い一歩が踏み出せたことは確かだ。
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)