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バスケットサミット2014
鹿児島のバスケットが勢ぞろい
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 バスケットサミット2014が3月8、9日の両日、鹿児島市の県体育館であった。小学生のミニバスケットから一般まで様々な対戦が組まれ、初日は約1500人、最終日は約800人の観衆が見守る前でセンターコートでのバスケットを満喫した。ジュニアオールスターに出場する中学生は高校1年生と、高校選抜は男子・福岡第一、福大大濠、女子・福大附属若葉など九州トップレベルの高校から選ばれた福岡選抜や鹿屋体大と、それぞれ対抗戦を組み、格上のチームに挑むことで貴重な経験を積んだ。

◇第1日結果
・南九州選手権県予選男子決勝
鹿屋体大 72-67 鹿児島教員ク
(18-12、19-10、20-15、15-30)
・同女子
鹿屋体大 71-51 肝属FLING BEARS
(22-13、10-9、17-15、22-14)
・ジュニアオールスター壮行試合女子
U18少年女子(高校1年) 64-50 女子ジュニアオールスター
(12-12、21-8、11-19、20-11)
・同男子
U18少年男子(高校1年) 81-44 男子ジュニアオールスター
(22-12、22-14、21-7、16-11)
・高校女子選抜対抗試合
福岡選抜 91-65 鹿児島選抜
(22-16、20-15、23-11、26-23)
・同男子
福岡選抜 66-61 鹿児島選抜
(18-10、18-18、15-20、15-13)

◇最終日結果
・ミニ全国大会出場チーム壮行試合女子
西伊敷 39-27 鹿児島選抜
(8-14、11-1、9-4、11-8)
・同男子
鹿児島選抜 58-29 大龍
(12-11、4-8、18-4、24-6)
・高校女子対抗試合
鹿屋体大 94-67 福岡選抜
(29-14、24-14、15-9、26-30)
鹿屋体大 81-75 鹿児島選抜
(15-18、25-18、14-20、27-19)
・高校男子対抗試合
鹿屋体大 78-53 福岡選抜
(15-14、21-10、24-8、18-21)
鹿児島出身大学選抜 88-72 鹿児島選抜
(17-13、22-10、24-23、25-26)


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改めて考えるサミットの意義
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 毎年3月にサミットを開催するようになって10年あまりになる。1月や2月になれば新人戦、5月や7月には県総体、10月にはウインターカップ予選があるように、鹿児島でバスケットをするプレーヤーにとっては「3月にはサミットがある」ことが「恒例行事」となっている。小学生から一般まで、県内のあらゆるカテゴリーのバスケットが集まり、センターコートで観客の前でプレーをする。
 「各地区単位とかではあるが、県全体で小学生から大人まで一緒になって強化する取組みは福岡にはない」
 今回、招待チームでやってきた福岡県高校選抜男子チームの文野雅憲監督(直方高)は言う。全国的にもユニークな発想で取り組んでいるサミットの意義について、改めて考えてみたくなった。
 例えば中学生の男女ジュニアオールスターチームと高校1年生選抜との対戦は、フィジカル、スキルとも格上のチームの胸を借りることで、チームの練度を上げレベルアップを図るという狙いがある。加えてセンターコートで観客の前で試合をすることが大きな意味を持つ。「全国大会決勝」という舞台を想定すれば、1000人を超える観客の前でプレーする経験は絶好のシュミレーションといえるだろう。
 「体力、スピードに差があった。思うようなプレーができなかった」と男子の川原侑大主将(西陵中)は言う。所属チームでは中々上位に勝ち上がれず、決勝リーグや九州大会など、レベルの高い試合を経験できない選手にとっても貴重な経験が積める場だ。軸屋玲音(川辺中)は小学生では水泳自由形で県下トップクラスの実績を残す異色の経験の持ち主。本格的にバスケットを始めたのは中学に入ってからで、選手歴はまだ2年に満たない。「追いつかれても焦らずにプレーしているのがすごいと思った」と高校生との対戦を振り返る。レベルの高いバスケットを肌で感じて向上心に火がついた。全国大会では181センチの長身を生かして「インサイドでガンガン仕掛けていきたい」と張り切っている。川原主将は「県内で12人しか経験できないことを体験させてもらったことに感謝し、全国では堂々とプレーしたい」と意気込みを語っていた。
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 高校男子選抜は今年国体に予選なしでストレート出場する。本戦で1勝でも多く勝ち上がるために、選抜チームで組める貴重な実戦の機会だ。男子は福岡第一、福大大濠、女子は福大若葉、中村学園女など九州トップ、全国上位レベルの学校を擁するチームに挑んだ。
 男子の福岡第一、福大大濠とも主力級は出場していないが、それでも1年生にして196センチある張効広や、3ポイントライン1メートル後ろからシュートを難なく決める選手がいるなど、すそ野の広さを感じさせるチームだった。しかし鹿児島選抜も負けていない。勝負は終盤まで一進一退の攻防が続き、5点差の惜敗だったが「鹿児島の選手でも十分やれる」ことを感じさせた。
 試合中、両チームの様々なプレーに拍手が起こったが、私が記憶する限り、観客がどよめいたシーンが前半で2度あった。いずれも川内の1年生・福山雄大のプレーだった。長身選手がそびえる相手ゴール下インサイドで強引にオフェンスリバウンドをむしり取った。先輩の鎌迫諒大が張にブロックされて吹っ飛ばされ、カウンターを食らったが、福山がブロックし返して、意地を見せた。「オフェンスリバウンドはガムシャラに取りにいった。(ブロックは)自分もあんなプレーができるんだと自信になった」と喜ぶ。
 最終日に組まれた高校男子選抜と鹿児島出身大学生選抜との対戦は、来たる6年後の鹿児島国体をも見据えた強化策の一環である。プレーヤーだけでなく、それを大勢の観客がお金を払って見に来ることも、今のレノヴァにつながる「スポーツ観戦文化」の下地になっている。「福岡でも第一や大濠の選手以外は、センターコート、観客の前でプレーする経験はめったにない。素晴らしいイベント」と福岡の文野監督は鹿児島の取り組みを評価する。
 あるのが「当たり前」になってしまうと、その意味を忘れがちだが、改めて考えてみると、鹿児島は全国に例をみないユニークで、ワクワクするようなことをやってきたことを再確認できた。これらをどう生かしていくか。それぞれの現場に持ち帰って血肉にして欲しいものだ。
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テーマ:バスケットボール - ジャンル:スポーツ

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