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球夏2014第13日
川内、3戦連続サヨナラ勝ち!
シード4校散る波乱

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【4回戦・徳之島―川内】延長11回裏川内二死二塁、1番・安藤の右前適時打で二走・井上が生還、サヨナラ勝ちを決める=県立鴨池
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【4回戦・鹿屋―鹿児島玉龍】2戦連続で劇的なサヨナラ勝ちを収めた鹿屋

 第96回全国高校野球選手権鹿児島大会第13日は7月19日、鹿児島市の県立鴨池、鴨池市民の両球場で4回戦6試合があった。


詳細な観戦レポートと写真は「高校野球ドットコム・鹿児島版」に掲載!

第13日の結果報告はこの文字をクリック!
大島―川内商工戦はこの文字をクリック!
鹿屋―玉龍戦はこの文字をクリック!
鹿実―尚志館戦はこの文字をクリック!
鹿情報―鹿城西戦はこの文字をクリック!
樟南―国分中央戦はこの文字をクリック!
徳之島―川内戦はこの文字をクリック!

※徳之島―川内戦の熱戦フォトグラフはこの文字をクリック!
※樟南―国分中央戦の熱戦フォトグラフはこの文字をクリック!
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※大島―川内商工戦の熱戦フォトグラフはこの文字をクリック!


◇19日の結果
・4回戦(県立鴨池)
川内 2-1 徳之島(延長11回)
国分中央 3-1 樟南
鹿児島情報 4-2 鹿児島城西
・4回戦(鴨池市民)
鹿児島実 6-0 尚志館
鹿屋 7-6 鹿児島玉龍
川内商工 3-1 大島

◇20日の試合
・準々決勝(県立鴨池)
10:00 鹿屋中央―川内
12:30 鹿児島実―神村学園

「自分たちらしい野球」空回り
「歴史」刻んだ3年生の夏終わる
大島(奄美新聞掲載)

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【4回戦・大島―川内商工】5回裏大島一死二三塁、3番・竹山の投ゴロで三走・大山がホームを狙うもタッチアウト=鴨池市民


 序盤からかみ合わなかった打線の歯車を最後まで修正しきれなかった。「自分たちらしい野球」(重原龍成主将)が空回りで、春夏連続甲子園への挑戦は終わりを告げた。
 軟投派の左腕・福井を最後まで打ちあぐねた。球速はないが、多彩な変化球とテンポの良い投球に狙い球が絞り切れない。九回に意地の二塁打を放った重原主将だが「1、2打席目でしっかりとらえきれず、後ろの打者に負担をかけてしまった」と悔やむ。相手を上回る8安打を放ち、相手のエラーなどもあったが、けん制アウトやバント失敗などこちらのミスもあり、つながりのある打線にならなかった。
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 甲子園は「高校野球にとって何物にも代えがたい場所」だとエース福永翔=写真=は言う。春にその場所に奄美の高校球児で史上初めて立って「またあそこで何物にも代えがたい思い出を仲間と作りたかった」。肩の故障を直し、今大会は抑えの切り札として存在感を発揮したが、その夢がかなわなかった悔しさでグラウンドに泣き崩れた。
 「多くの島の人たちに支えられて自分たちは野球ができた」と重原主将。その感謝の心を、夏も甲子園に行くことで恩返ししたかったが、果たせなかった。「高校野球は引退だけど、明日からは一高校生として、地域に貢献できる人間になりたい」と言う。
 試合後、自分たちの応援スタンドだけでなく、相手のスタンドにも全員で礼をする。甲子園の龍谷大平安戦から続けている習慣だ。この日も敗戦のショックに打ちひしがれることなく、川内商工の三塁側スタンドに向かって堂々とあいさつした。
 「自分たちの全力のプレーを受け止めてくれたこと」(重原主将)への感謝の気持ちだ。夏の甲子園への夢は、川内商工と残る1、2年生に託し、奄美の高校野球史に輝ける偉業を刻んだ3年生たちは、鴨池を去った。

「何より楽しかった」
大島・小野浩之介中堅手(熱球譜)

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 大島の史上初の甲子園出場の物語は、昨秋の県大会3回戦・鹿児島玉龍戦で、この男がバックスクリーンに放った特大のサヨナラアーチから始まったといっても過言ではない。看板の強力打線が最後まで空回りした中で、ナインの誰もが認める「頼れる4番」は、3安打1打点と気を吐いて存在感を示した。
 狙い球は「カーブ」に絞った。1打席目のヒットも、五回の適時打=写真=も、八回の先頭打者でも、カーブをきっちり打ち返した。
 打席では自分の仕事はできたが、チーム全体としては「動きが硬かった」。想いが強すぎた分、空回りした部分があったのかもしれない。求める理想が高ければ高いほど、勝っても、負けても「悔いが残らない試合はない」ものだが、この日の悔しさはひとしおだ。「野球は難しい」。つくづくそう思えた。
 2年4カ月、高校野球をやっていて、昨春・秋、今年のNHK旗と3度も県大会4強入りし、春には甲子園という憧れの舞台にも立つことができた。何物にも代えがたい貴重な経験ができたが、何より「めっちゃ仲の良いチームメートと、一緒に野球ができて楽しかった」。
 21世紀枠という「選ばれる甲子園」は自分たちが果たしたが、「勝ち取る甲子園」は届かなかった。「前山を中心にして、後輩たちは死ぬ気で目指して欲しい」と期待する。将来、何をするかはまだ決めていないが「これまでずっと野球をしてきたので、何らかの形で野球には関わっていきたい」という。

ピンチで見せた攻めの守り
「信頼し合える仲間になった」
徳之島

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 「足攻」と並ぶ徳之島の武器である「攻めの守り」が随所に発揮され、延長十一回の死闘を演じた。
 得点圏に走者を背負い、相手の当たっている打者を迎えた場面が2度あったが、いずれも強気の勝負にいった。
 五回裏二死二三塁の場面。先発の左腕・福本拓海は4番・鶴永との勝負に出た。前の2打席はいずれもヒットを打たれていたが「制球が甘かっただけで、自分の投球に合っていないと思った。外角にきっちり投げれば打たれない」と外角直球で狙い通り一ゴロに打ち取った。
 同点で迎えた九回裏二死二塁。一打サヨナラのピンチで打席に2番・酒井を迎える。4打席いずれもヒットで七回には同点適時打も浴びた最も警戒する打者だ。ベンチから田村正和監督の伝令が出る。
 「どっちの打者で勝負するか、投手が決めろ」
 五回と同じ内容だった。七回からリリーフしたエース吉見水月は「ここで抑えて流れを引き寄せる」強気の勝負に出た。敬遠して次の打者勝負も十分考えられる場面だったが、守っている野手も「投手に悔いを残して欲しくなかった」(永吉寿輝主将)も心は一つだった。勝負球は外角直球。見事二ゴロに打ち取って、延長戦に望みをつないだ。
 相手の丁寧な投球で「打者が緊張して硬くなってしまった」(永吉主将)と、得意の打撃や走塁を封じられ、最後はワンチャンスをものにされてサヨナラ負けだったが、福本は「信頼し合える仲間になった」と胸を張って言い切った。「最後の試合を無失策で守り切れたこと」(永吉主将)は徳之島の誇りだ。

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テーマ:高校野球 - ジャンル:スポーツ

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2014/07/20(日) 20:14:00 | | #[ 編集]
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2014/07/20(日) 22:12:25 | | #[ 編集]
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