鹿児島在住のスポーツ記者が発信するスポーツ情報サイト

ギャラリーショッピング
球夏2014第14日
4強へ、シード鹿屋中央、神村学園
140720-9鹿屋中央勝利_035
【準々決勝・鹿屋中央―川内】最後の打者を打ち取り、会心の表情でマウンドを降りるエース七島(左)=県立鴨池
140720神村勝利_035
【準々決勝・鹿児島実―神村学園】七回裏、コールド勝ちを決める適時打を放ち、投打で活躍した東(右)を笑顔で迎える神村ナイン=県立鴨池

 第96回全国高校野球選手権鹿児島大会第14日は7月20日、鹿児島市の県立鴨池球場で準々決勝2試合があった。


詳細な観戦レポートと写真は「高校野球ドットコム・鹿児島版」に掲載!

第14日の結果報告はこの文字をクリック!
鹿屋中央―川内戦はこの文字をクリック!
神村学園―鹿実戦はこの文字をクリック!

熱戦フォトグラフの案内
※神村―鹿実戦の熱戦フォトグラフはこの文字をクリック!
※鹿屋中央―川内戦の熱戦フォトグラフはこの文字をクリック!


◇20日の結果
・準々決勝(県立鴨池)
鹿屋中央 4-2 川内
神村学園 8-1 鹿児島実(8回コールド)

◇21日の試合
・準々決勝(県立鴨池)
10:00 川内商工―鹿屋
12:30 国分中央―鹿児島情報

好守で流れ、呼び込む
神村

140720神村5点目_035
【準々決勝・鹿児島実―神村学園】3回裏神村無死、先頭の山本(右)がソロを放ち、3-0とする=県立鴨池


 攻守に力強さを発揮した神村学園が、鹿児島実を圧倒した。
 四回に見せた中堅手・仲山晃輝主将の大ファインプレーが印象的だ。
 5―0と序盤で主導権を握った直後だった。仲山の「アンテナ」が反応し「気合を入れて守らなければ」と「スイッチ」が入っていた。エース東は点を取った直後に制球が甘くなり、痛打を浴びたことがこれまであった。5点を先取したとはいえ、相手は強豪・鹿実。長打を浴びたら一気に流れを持っていかれることも十分考えられた。
 案の定、先頭の3番・栫に右中間にライナーの打球を打たれる。右中間に必死で走り「抜かれた」と一瞬思った打球だったが、「ベルトが切れるほど」懸命に飛びついたら、打球がグラブに吸い込まれた。
 ダイビングキャッチは仲山の「得意技」で、昨秋の県大会ではそのプレーで手首を骨折したこともある。「その恐怖心はどこかにあると思う」と小田大介監督は気遣うが「全然怖くないです」と胸を張る。今大会は3回戦の甲南戦でも同じプレーで、厳しい試合をものにする原動力になった。
 この試合では、六回に一塁手・山本が4番・松原の強襲ライナーをキャッチ、七回には三塁手・小島が1番・有村のライナーをダイビングキャッチして併殺をとるなど、仲山だけでなくファインプレーが続出してチームを盛り上げた。その源になったのがエース東の力投だ。小田監督は「東が無四球で抑えてくれた。あの強力打線に対して、逃げずに強気のストライク勝負をしてくれた」ことがチームに勇気を与えてくれたと強調していた。

第1打席に強い男
鹿屋中央・木原

140720鹿屋中央2点目_035
 鹿屋中央の4番・木原智史は第1打席に滅法強い。5月のNHK旗では全4試合で先制点を叩き出しており、この日も、初戦で勝った鹿児島工の1番・侍園から託されたバットで、初回に左中間を深々と破る二塁打を放ち、チームを勢いづけた。
 「あまり難しいことを考えず、来た球を打ち返しているからだと思います」と山本信也監督。木原が常に心掛けているのは「右方向に引っ張ってセカンドゴロや右中間に打つ」ことだ。ヒットやタイムリーを打つことよりも「自分が打球を飛ばすことで、相手に恐怖感を与えること」が自分の役目だと思っている。この日の初打席は山を張っていた外角直球が来たので、素直に左中間に打ち返した。「自分の前の打者が作ってくれたチャンスを生かせて良かった」と笑顔がのぞいた。
 相手に与える「木原効果」は2打席目も発揮された。三回無死一塁で、打ち損じた打球がレフト方向に上がったが、長打を警戒して外野が後ろに下がっていた分、前に落ちるヒットになる。一走・吐合は判断良く三塁を陥れて一三塁とし、5番・川内が意表を突くスクイズを決めて、3点目を挙げた。
 打席を重ねれば重ねるほど、相手が厳しいコースを突いてくるのも注目打者の宿命。3打席目以降、ヒットは打てなかった。「相手が厳しいコースに投げても打ち返せるようにもっと練習したい」。
 鹿屋中央は、序盤で予定通り3点を先取して主導権を握ったが、その後送りバント失敗、けん制アウトなどミスが続いて中盤追加点が奪えなかった。3戦連続サヨナラ勝ちで勢いに乗る川内が六回2点を返し、苦しい状況に追い込まれたが、七回からエース七島を投入して、反撃を断ち切った。山本監督は「木原と七島、2人が存在感を出してくれたことが大きい」と主砲とエースの活躍に、今後の戦いへの手応えを感じていた。

「身体が自然に反応した」
鹿児島実・前田翔仁二塁手(熱球譜)

140720熱球譜・鹿実_035
 攻守に相手の力強さを見せつけられた苦しい試合展開の中で、その流れを必死で止めようと二塁の守備で奮闘していた。「打撃ではチームに貢献できない分、得意の守備でチームに貢献したい」想いをグラウンドで表現した。
 二遊間に抜けそうな当たりも、171㌢の小柄の身体で目一杯飛びついて、打球をグローブに収めた。5点差で迎えた七回裏、無死満塁と絶体絶命のピンチを迎える。あと2点入ったらコールドだ。
 代打・本田の、ハーフバウンドの難しい打球をうまくすくい上げ、落ち着いてバックホームしてまずアウトを一つとった。7番・河野の打球は完全に二遊間を抜かれたが、必死で食らいついて、打球を止め、1点は失ったが、二塁でアウトを取ることができた。
 「監督さんにたくさん、ノックを打ってもらったので、身体自然に反応した」。
 冬季や夏前に、1日数時間、宮下正一監督が納得するまで、ノックを受けたことが身体に染みついている。惜しむらくは「あれで併殺が取れなかったこと」。次の8番・東に左前に運ばれ、無念のゲームセットだった。
 出身は静岡。テレビで見た甲子園で「きびきびした高校生らしい野球をやっている」姿に憧れて、はるばる鹿実にやってきた。「遠くに出してくれた両親や、お世話になった指導者の方を甲子園に連れていけない」のが心残りだ。その悔しさは「大学で神宮に連れて行くこと」で晴らすと目標を切り替えた。


スポンサーサイト

テーマ:高校野球 - ジャンル:スポーツ

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://spokago.blog68.fc2.com/tb.php/1293-00af84bd
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック