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奄美群島サンゴ礁シンポジウム2014(奄美新聞掲載)
保全のネットワーク、本土でも!
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 サンゴ礁保全などについて啓発する「奄美群島サンゴ礁シンポジウム2014」が23日、鹿児島市のいおワールドかごしま水族館であった。


 奄美群島では1998年の世界的なサンゴの白化現象、00年のオニヒトデの大量発生などで、貴重なサンゴ礁が壊滅的な打撃を受けた。04年に「奄美群島サンゴ礁保全対策協議会」を立ち上げ、群島の各島々が協力して、オニヒトデの駆除やサンゴ礁の保全活動に取り組んできた。過去3回のシンポジウムは群島内で開催だったが、県本土でも群島内の保全活動を知ってもらおうと、初めてかごしま水族館での開催となった。
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 シンポジウムでは、「奄美海洋生物研究会」の與克樹氏が奄美大島の、「工房海彩」の池村茂氏が徳之島の、「シードリーム沖永良部」の東進一郎氏が沖永良部の、「ヨロンの海サンゴ礁再生協議会」の渡辺暢雄氏が与論の、サンゴ礁保全活動などについて報告。與氏は奄美群島のオニヒトデの大量発生の歴史に触れ、近年ではやみくもにとり尽くすのではなく、守るべきサンゴ群集を決めて集中的に駆除していることなどが功を奏して「近年はサンゴ礁も回復傾向にある」と分析した。池村氏は「サンゴのガレキを集めて、移植して増やす方法などもある」ことを紹介した。東氏は「地元の人たちが地元の海の美しさ、保全の大切さを理解し、次の世代に引き継がなければならない」と熱弁した。海だけでなく、農業用水や家庭排水などの陸からの水も大量発生に影響があると指摘した渡辺氏は「海・陸・人の3本柱で啓発していく必要がある」と説いた。
 県本土も桜島周辺の錦江湾や、南薩、佐多岬、北薩などにサンゴ礁がある。錦江湾や南薩はヒトデの大量発生で大きな被害を受けているが「県本土にそもそもサンゴ礁があることを知らない人も多く、体系だった保全活動ができていない」とかごしま水族館の出羽尚子氏は現状を話した。「奄美の活動を参考にして、本土でもネットワークを作って保全活動に取り組みたい」と話していた。

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テーマ:鹿児島 - ジャンル:地域情報

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