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奄美春秋



※管理人が奄美新聞に書いたコラムです。

 新聞記者をやっていて一番心が痛いのは訂正記事を出す時だ。この仕事を始めて十数年になるが、過去に何度か「訂正とお詫び」を出した苦い思い出がある。名前や固有名詞、数字の間違いなど、ほとんどはケアレスミスや、思い込みによる勘違いなどが原因である。事実でないことが、活字として世に残るのは痛恨の極みだ。
 朝日新聞が厳しい批判にさらされている。従軍慰安婦報道や、福島原発事故報道で事実でないことを報道したとして記事を取り消し、幹部が謝罪した。正確な事実に基づく報道が、この仕事の基本原則である以上、世間から厳しく糾弾されるのは仕方がない。
 先日の秋の高校野球県大会の開会式では、主催者でもある朝日新聞の鹿児島総局長があいさつの冒頭で、一連の不祥事を謝罪し、頭を下げていた。予想外の出来事に面食らったが、あの場で頭を下げるということはそれだけ、朝日新聞の現場は相当な危機感を持っているということなのだろう。
 「どんな名投手、名選手も失敗はつきもの。大切なのは失敗から何を学んで、どう乗り越えて、成長するか」。総局長の言葉にあった。あの場で球児たちにかける激励の言葉としては、いささか苦しいものがあったが、同じメディアを生業とする人間としては他人事ではすまされない。「他山の石」として、自分が人にものを伝える仕事の教訓にしたい。
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テーマ:報道・マスコミ - ジャンル:政治・経済

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