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奄美春秋



※管理人が奄美新聞に書いたコラムです。
 NHKの連続テレビ小説「マッサン」で、主人公・エリーがスパイ容疑で特高に連行されそうになるシーンがあった。国家権力の理不尽な暴力に怒りがこみ上げる。ドラマだが、70年前の戦時下の日本で、これに近い思想統制や言論弾圧が実際にあったことは想像に難くない。
 13年度下半期の「ごちそんさん」「花子とアン」「マッサン」と3期連続して、朝ドラはこの時代が舞台背景にある。いずれの作品にも戦争の悲劇、国家の暴走、庶民の悲哀が、庶民の視点で描かれている。いわば日本近代史の「恥部」だが、目を背けずに発信し続けている。トップの会長を始め、経営委員の問題発言など何かと「右傾化」を指摘されるNHKだが、現場サイドは良質な番組を出し続けており、日本の言論や表現の世界はまだ健全であると安心する。
 ところが「イスラム国」による日本人人質殺害以降の言論界がどうもおかしい。産経新聞は、この件に関して、政府の対応や首相の発言を批判した野党や言論人をピックアップして、「イスラム国寄り」と断じた。権力のチェック機関たるべきメディアが「言論統制」のお先棒を担ぐ由々しき事態だ。
 朝ドラが描いた言論・思想弾圧の時代の反省があって、限定のつけない「表現の自由」を今の憲法は謳った。勝ち取った「英知」を自ら捨て去る愚行を、メディアが犯すべきではない。
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テーマ:政治・経済・社会問題なんでも - ジャンル:政治・経済

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2015/02/23(月) 02:52:58 | | #[ 編集]
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