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球春2015第3日
「守備からリズム」で死闘制す
大島(奄美新聞掲載)

150323-4川内盗塁失敗_035
 両エースの好投、好守で互いに本塁が遠く、3時間以上に及んだ死闘だったが、大島・渡邉恵尋監督は「負ける気はしなかった」という。点はなかなか入らなかったが「守備からリズムを作る」(白井翔吾主将)野球がシード川内を相手にやり切れている手応えがあったからだ。
 五回、先頭打者に長打を浴び、一死三塁のピンチ。捕手・上原勇人は「1ボールからのスクイズ」を読み、自分の判断でウエストしてスクイズを外し、飛び出した三走を刺して=写真=相手に先手を取らせなかった。
 エース前山が九回二死から四球を出した。足がもつれていると察知した渡邉監督は、2年生左腕・渡にスイッチ。「無失点の3年生エースを替えるのは勇気が要った」(渡邉監督)が、継投はセンバツに出た前チームの頃から投手起用の柱にしてきた勝ちパターンだ。渡もその期待に応えて後続を絶った。
 延長十二回に2点を先取しながら、同点に追いつかれた直後の二死一二塁の場面では、上原が二塁けん制で刺し、サヨナラのピンチを脱している。二走が中途半端に飛び出していて「遊撃手の大山が呼んでいたので思い切り投げられた」上原の好判断だった。1点もやれないタイトロープを渡るような展開で、前山、渡が好投し、内外野1度もミスなく守り切れた。
150323-11大島4点目_035
 「守備が安定していた分、終盤は攻撃でいろんなことがやれた」と渡邉監督。好機は再三作りながらも、相手左腕のキレのある変化球を打ちあぐねていたが、延長十二回は3番・白井が意表を突くセーフティーバントで崩したことが4番・渡の先制打につながった。十三回、再び1点勝ち越した直後に四球で出塁した白井は、盗塁を決めて相手の守備を崩し、渡の適時打で貴重な4点目のホームを踏んでいる=写真=。長打力がない分「バントなどで揺さぶって点をとる高校野球らしい野球」(渡邉監督)で好投手を攻略した。
 強力打線でセンバツを手にした前チームとは正反対のチームカラーだが、渡邉監督は「センバツ、九州大会、招待野球と、昨年1年間で先輩たちが積み上げた経験がこのチームの礎になっている」と確信できた一戦だった。

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テーマ:高校野球 - ジャンル:スポーツ

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