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15南九州高校陸上第2日
中釜(鹿児島)、倉岡(鹿児島女)が大会新
折田(甲南)、鶴田(鹿女子)、男女百を制す

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 2015年度全校高校総体陸上南九州地区予選大会第2日は6月12日、鹿児島市の県立鴨池陸上競技場であった。
 鹿児島勢は女子四百障害で中釜佐和子(鹿児島)=写真上=が1分00秒09の大会新、県新、県高校新記録で3連覇を達成した。女子千五百では昨年のインターハイチャンピオン・倉岡奈々(鹿児島女)=写真中=が4分19秒84で大会記録を塗り替えた。男子百は折田歩夢(甲南)=写真下=、女子百は鶴田玲美(鹿児島女)が制し、男女とも鹿児島勢が頂点に立った


※記録の詳細はこの文字をクリック!
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女子四百障害 ①中釜佐和子(鹿児島)1分00秒09=大会新、県新、県高校新 ②浦村星来(同)1分01秒11 ④高橋菜々(出水)1分03秒34 ⑤篠原愛海(鹿児島女)1分03秒46

3年連続ワンツーの偉業
中釜、浦村

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 5年ぶりの大会記録更新、自らが持つ県記録、県高校記録の更新、中釜がこのレースで成し遂げたことはそれだけにとどまらない。チームメートの浦村と1年生から3年連続で南九州ワンツーフィニッシュもやってのけた。「記録を出したことよりも、星来ちゃんとワンツーができたこと、鹿児島で決勝に残った4人全員がインターハイに行けることがうれしい」とは紛れもない中釜の本音だ。
 後半でつぶれてしまった県総体の反省を生かし、予選は軽く流した。決勝は前半5台を設定通りハードル間16歩で刻み、17歩に切り替えた後半はきつい向かい風の中でもつぶれることなく走り切れた。目標に掲げた59秒台には届かなかったが「しっかり走り切れた」手応えを感じたレースだった。
 一方の浦村もシーズンベストを出した。こちらは中釜のような爆発力はないが最後まで17歩で安定した走りができるのが持ち味だ。前日の四百が8位と失敗した悔しさを得意種目にぶつけた。こちらも「中釜がいなければ3年間、県新、県高校新を出していた」(中江寿孝監督)実力をいかんなく発揮してみせた。
 昨年も中釜はインターハイ入賞を狙える力を持っていながら、試合前日の練習で肉離れして満足な結果を残せなかった。その分まで浦村が頑張り準決勝まで進んだ。この日の決勝でも第3コーナーの当たりで浦村が自分より前を走っているのを見て中釜は「負けるかも」と弱気になりかけたが、「チームメートでもライバルはライバル」と負けん気を振り絞ったことが後半の粘りにつながった。浦村にとっての中釜は「とてもかなわない」と思うほどの実力者だが「自分が頑張って少しでも速くなることが、佐和子ちゃんにも刺激になるはず」と互いに刺激し合って、叶うものならインターハイでのダブル入賞を目指す。
 中江監督にとっては「こんなすごい2人と、これまで3年間やってきた」ことが誇らしく思えたレースだった。

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女子千五百 ①倉岡奈々(鹿児島女)4分19秒84=大会新 ②重山七海(同)4分26秒98 ③川路芽生(樟南)4分27秒47 ⑤一山麻緒(出水中央)4分28秒35 ⑥谷口愛(神村学園)4分29秒64

県総体の反省を生かす
倉岡

 インターハイチャンピオンの倉岡が調子を上げてきた。憧れの先輩・上原美幸(現・第一生命)の持つ大会記録を塗り替え「県総体で悔しい思いをしたので、その反省を生かせた」レースだった。
 3月までは世界クロカンの日本代表などもあってクロスカントリーや駅伝など目指した練習がメーンだった。トラック用の練習を始めたのは4月に入ってからであり、本格的に千五百用のスピード練習をしたのは5月に入ってからだった。久々のトラックレースとなった県総体は、自らの大会記録も更新できなくて悔し涙を流した。
 県総体の時は久々のトラックの感覚に戸惑い、1周目が71秒と遅かった。その反省を生かして1周目を68秒と八百選手並みのハイスピードで早々と「独り旅」の展開を作ると2周目も69秒と安定したスピードで格の違いをみせつけた。
 2年前、上原が大会記録を出した時は、終盤まで競りながらラスト勝負で離された。「その時の感覚をまだ覚えていたので、そのタイムを更新できたことがうれしい」と笑顔がのぞいた。インターハイの目標は連覇もさることながら「1年生の時に出した県記録(4分16秒20)を昨年は一度も更新できなかった。優勝だけでなく記録も狙っていきたい」と大望を抱いていた。

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女子百 ①鶴田玲美(鹿児島女)12秒16 ⑤永田千夏(国分中央)12秒44 ⑥上野南(川薩清修館)12秒50

県外大会、初Vに喜び
鶴田

 鶴田が初めて南九州を制した。「陸上を始めてから、県大会より上の大会で優勝したことがなかったので、うれしい」と笑顔がのぞいた。
 「1レース、1レース、集中して安定した力強い走りができていた」と永野三彦監督。準決勝では-4.4mの逆風の中で「スタートでミスしたけど、しっかり立て直して後半追い上げることができた」(鶴田)。スタートで「浮いてしまった」ことを冷静に分析し、慌てずにレースを組み立て直したところにも永野監督は成長を感じた。
 決勝は-1.1mで12秒16。「ちゃんとした追い風なら11秒台が出てもおかしくない走りだった」(永野監督)。優勝もさることながら、1つ下のライバル宮﨑(必由館・熊本)に勝てたことも喜びの一つだった。昨年の南九州では宮﨑に競り負けて7位でインターハイに行けなかった。10月の九州新人でも0.02秒差で競り負けた。決勝では、課題のスタートで遅れることなく、しっかり走り切れた中、宮﨑に追い上げられたことだけは計算外だったが「最後はプライドと意地で無我夢中でした」と0.01秒差で宿命のライバルに雪辱できた。
 大きな目標に掲げるのは「インターハイ入賞」。そのために、どこかのレースで「11秒台を出す」ことが次のステップだ。

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男子百 ①折田歩夢(甲南)10秒72

スタート改善で自己ベスト更新
折田

 上り調子の2年生・折田が自己ベスト記録で南九州の百を制した。
 予選、準決勝、決勝と「3本ともスタートが良かった」ことが好記録につながった。身長180センチと高さがある分、スタートは重心が高くなってしまい、苦手にしていた。大会直前にOBでインターハイ2位の実績がある中山泰志(筑波大→PLACE)がアドバイスしてくれた。「頭が上がらないよう、スタートの時に左足の前を見ることで重心を下げる感覚がつかめた」という。
 スタートで遅れさえしなければ、自信を持つ加速、最大スピードが益々生きてくる。決勝では並み居る南九州の強豪スプリンターを抑えての優勝にレース後は諸手を挙げて会心のガッツポーズと雄叫びが何度も出た。「気持ちが入っていて、嬉しさが爆発でした」と心境を語っていた。

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女子砲丸投げ ④宮本千聖(鹿児島南)11m72

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男子四百障害 ⑤末永拓也(松陽)54秒23

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男子五千 ③中村幸成(鹿児島実)14分56秒89

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女子四百リレー ②国分中央47秒44 ③鹿児島女47秒68 ⑥鹿児島48秒37

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男子四百リレー ③川薩清修館41秒81 ④鹿児島41秒87 ⑥出水42秒15

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テーマ:陸上競技 - ジャンル:スポーツ

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