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15南九州高校陸上第3日
湯之上(鹿商)が県勢5年ぶりV・男子ハンマー投げ
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 2015年度全校高校総体陸上南九州地区予選大会第3日は6月13日、鹿児島市の県立鴨池陸上競技場であった。
 男子ハンマー投げは湯之上蓮(鹿児島商)=写真上=が55m61で制し、同種目5年ぶりに鹿児島勢が頂点に立った。男子八百の益口拓也(国分)=写真下=、女子同の久保亜美(出水中央)、男子走り幅跳びの米森亮(鹿児島)は2位だった。


※記録の詳細はこの文字をクリック!
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男子ハンマー投げ ①湯之上蓮(鹿児島商)55m61 ④山元太輝(鹿児島水産)52m27 ⑤山中心(鹿児島南)51m37

地元Vを喜ぶ
湯之上

 男子投てき(ハンマー投げ、やり投げ、砲丸投げ、円盤投げ)では長らく鹿児島勢の優勝がなかった。「地元開催なので絶対に優勝したかった」と湯之上。自己ベスト記録には1mほど及ばなかったが先輩の深利恭兵以来5年ぶりとなる南九州優勝に「大勢の人が応援に来てくれて、支えてくれた人たちに恩返しができて良かった」と満面に笑みを浮かべた。
 雨の中でも、ミスの少ない安定した試技が光った。6投中、ファールは一度もない。2投目が46m50だった以外は53―55m台と安定していた。「スピードよりも大きな投げを意識している」という。ターンのスピードを意識しすぎると、投げが小さくなってしまう。2投目がそうだった。河野優一監督のアドバイスもあり、始動からターン、投げと一つ一つの動作を大きくすることを心掛けた。
 「南九州で優勝した河野監督に並べたのがうれしい」とも感じている。身長181センチ、100キロと高校生投てき選手としては恵まれた身体をしている。「ライバルと切磋琢磨しながら記録が伸びていく」のがハンマー投げの魅力。高校でハンマーを始めた頃からすると、ベスト記録で2、30mは伸びているが「まだまだ発展途上」と謙虚な気持ちを忘れない。当面の目標は「60m台を出すこと」。それができれば全国の頂点も見えてくる。

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男子八百 ②益口拓也(国分)1分57秒59

ガッツポーズに込められた「想い」
益口

 混戦の2番手争いを制してゴールに駆け込むと、益口はまるで優勝したかのような諸手を挙げて会心のガッツポーズをしてみせた。
 この瞬間にはいろんな想いが込められていた。何より「インターハイに行ける」喜びだ。昨年同種目に出場した鹿児島勢6人は誰もインターハイに行けなかった。ともに昨年の南九州を経験し、この1年間はライバルとして刺激し合っていた上慎太郎(鹿児島玉龍)と今年こそはその目標を達成すると誓い合って臨んだ大会だった。上は僅差で及ばず決勝に残れなかった。「上の分まで走る」気持ちを込めた。
 「応援に来てくれたチームメートのために」という想いも強かった。この日は学校の文化祭で誰も応援に来られなかった中、1人だけ駆けつけてくれた仲間のためにも全国を決める決意を秘めた。陸上の強豪校ではないが、一つ上に千田怜央という先輩がいて、昨年千五百でインターハイに行った。この代の先輩たちがトラックレースや駅伝で活躍する姿を見て、自分たちも「国分を強くしよう」という想いで日々切磋琢磨した仲間の目の前でインターハイを決めたかった。
 スタートしてから瀬戸口(開新・熊本)が格の違いを見せつけた中、し烈な2番手争いが繰り広げられた。1周目は3番手につけていた益口も、2周目に入ると残り5枠を目指してライバルたちが前に出る。負けられない気持ちはあったが向かい風のバックストレートは我慢し、風が追い風になるホームストレートでのラストスパートに賭けた。1人、2人と抜き返し、ゴール直前にトップに立つまでは「無の心境」だったという。ゴールして初めていろんな想いを背負っていたことが瞬時に駆け巡り、会心のガッツポーズになった。

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女子八百 ②久保亜美(出水中央)2分15秒07 ③重山七海(鹿児島女)2分15秒72 ⑤前田紗也佳(鹿屋)2分17秒32 ⑥久田ちひろ(神村学園)2分17秒46

 久保
「予選から自己ベストを出すつもりだった。トップの選手にはかなわなかったけど、2位集団のトップを狙った。コーナーでスパートをかけてもロスが大きいので、第3コーナーに入る手前の残り250mでスパートをかけて2位集団のトップに立てた。決勝で予選の自己ベストに1秒及ばなかったのは反省だけど、県予選で負けた重山さんに勝てたのがうれしい」

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男子走り幅跳び ②米森亮(鹿児島)7m20 ③田坂裕輝(鶴丸)6m97 ④馬見塚大樹(出水)6m91

好調維持で自己ベスト更新
米森

 今季好調の2年生・米森が、自己ベスト記録を10センチ伸ばして2位に食い込んだ。
 本番前の練習ではうまく足が合わず、助走のスピードを落とした1本目は6m26と振るわなかった。だが、2本目以降をきっちり修正して3本続けて6m90台を出せるところに高い修正力、対応力をうかがわせる。予選2本目まではバックスタンドに向かって左側の砂場を使用していたが、風向きを考慮して3本目から反対側の砂場に移動した。実は「反対側は苦手だった」が、3本目6m91、4本目6m96と順調に記録を伸ばしたことで苦手意識はいつの間にか消えていた。
 勝負をかけた5本目。助走のスピードにも乗れ、しっかり踏み切れた。いつも最後をまとめきれず、足が先に落ちて記録がもう一つ伸びないことがネックだったが、この時は「しっかりまとめきった」感覚があって7m20に届いた。
 「今のところ、順調にきているので、これを崩さないようにしたい」と今後の展望を語る。当面の目標は「3回目までに7m15以上を出すこと」だ。予選通過ラインの7m15を3回目までに跳ばなければ、インターハイではその先の決勝に進めない。5本目でつかんだ感覚をスタートからしっかりやり切れれば、目標の「インターハイ決勝」の世界に近づけそうだ。

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女子円盤投げ ④宮本千聖(鹿児島南)32m71

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女子五千競歩 ⑤帖佐有美(国分中央)26分04秒12

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テーマ:陸上競技 - ジャンル:スポーツ

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