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15南九州高校陸上最終日
中釜(鹿児島)が4冠、達成!
県勢5種目で優勝・岩切(国分中央)、倉岡(鹿女子)、田坂(鶴丸)ら

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 2015年度全校高校総体陸上南九州地区予選大会最終日は6月14日、鹿児島市の県立鴨池陸上競技場であった。
 女子千六百リレーは鹿児島が3分53秒39で優勝。アンカーを走った中釜佐和子=写真上=は百障害も制しており、四百、四百障害と合わせて4冠を達成した。この日は県勢の優勝ラッシュが続き、男子百十障害の岩切亨生(国分中央)=写真上から2番目=、女子三千の倉岡奈々(鹿児島女)=写真上から3番目=、男子三段跳びの田坂裕輝(鶴丸)=写真下=がそれぞれの種目で優勝し、計5種目で県勢が頂点に立った。
 各種目6位(※競歩は4位、混成は3位)までが全国大会(7月29日-8月2日・和歌山)に出場する。


※記録の詳細はこの文字をクリック!
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女子百障害 ①中釜佐和子(鹿児島)14秒43 ⑤竹之下晴子(鶴丸)15秒03

「強さ」の証明
中釜

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 昨年のインターハイの直前に肉離れして不本意な結果に終わって以来、中釜は「『速さ』よりも『強さ』を追求してきた」。四百、四継、四百障害、百障害、マイルの5種目、最大12本走るこの4日間は、その「強さ」が本物かどうかを証明するチャレンジだった。最終日の百障害とマイルはその総仕上げだ。
 予選14秒80(-1.8m)、準決勝14秒65(-1.7m)、決勝14秒41(-1.1m)。百障害は、向かい風、刻々と激しくなる雨の中、他の選手が15秒台しか残せず伸び悩む中、力強く記録を伸ばしていった。決勝は不適切行為やフライングで2度スタートのやり直しがあり、最も雨が激しく降った中で待たされたが、意に介することなく、自己ベストに近い走りをやってのけた。
 最終種目のマイルでは「ライバル・鹿児島女に勝つ」という強い決意を秘めていた。県総体で初めて勝つことはできたが、その時は相手のエース森が不調で外れていた。森のいるベストメンバーの鹿女子に勝ってこそ本当の勝利といえる。
 三走・浦村までは鹿女子、九州学院(熊本)に次いで3位だったが「(浦村)星来ちゃんが差を詰めてきてくれたから絶対抜けると思った」。首位に立ったのはバックストレートの残り300mを過ぎたあたり。昨年9月の県新人戦では、バックストレートで鹿女子を抜けそうだったのを「引いた走りをしてしまって」最後まで抜くことができず、2位に甘んじた。雨の降りしきる川内の競技場で流した悔し涙は「強くなりたい」と思う強烈なエネルギーになった。一度トップに立つと、追いすがる鹿女子を振り切り、万感の想いを込めてゴールに駆け込んだ。
 4月の県記録会の頃までは、何か気になることがあると常にテーピングをして試合や練習に臨んでいたが、中江寿孝監督から「それが弱さではないのか?」と問われてから「道具に頼ることはやめた」と中釜。この4日間は四継を除く4種目で4冠を達成したこともさることながら「どのレースでも相手を寄せ付けない強さ」を中江監督は感じた。頂点を狙う四百障害をはじめ、インターハイで走る各レースでは、中釜よりも持ちタイムの良い選手と争うことはあるだろう。だが中江監督は「同じレースで走ったら、勝てるぐらいの強さを身につけた」手応えをつかめた。

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男子百十障害 ①岩切亨生(国分中央)15秒15

インターハイでは14秒台前半で!
岩切

 2年生の岩切にとって、南九州を初めて制してインターハイを決めたのは「うれしい」出来事だ。その一方で「タイムが出なかった」と何度も悔しがった。
 県総体で14秒80と大会記録の迫るタイムを出してから「加速する感覚」をつかみ、今大会では「14秒台前半が出せそう」な予感があった。だが、厳しい向かい風に降りしきる雨に加えて、体調がベストでないこともあって全力を出し切れなかった。
 身長は172センチと小柄だが、真正面から走る姿を見ていると頭の上下動がほとんどないスムーズなハードリングが光る。「ジャンプは上ではなく、前に跳んでいる」感覚を身につけているという。ハードルに触れるか触れないか、ギリギリの高さで跳ぶことを意識するため、ハードルに足やお尻をぶつけて「お尻にアオタンができることも」しばしば。ハードルにぶつかって倒してしまう恐怖感を県総体で払しょくしてから、タイムも飛躍的に伸びた。
 記録には不満だったが、南九州の頂点の証である表彰台の最も高いところに立つと、嬉しさがこみ上げてきた。賞状の1位の文字を眺めながら「昨年の今頃は1年後こんなところに立っているとは想像もつかなかった」と振り返る。一つの殻を破ったことで、もっと上の世界を目指す欲も出てきた。「14秒台前半を出して、入賞する」がインターハイで掲げる目標だ。

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女子三千 ①倉岡奈々(鹿児島女)9分25秒25 ②一山麻緒(出水中央)9分28秒92 ④谷口愛(神村学園)9分31秒87 ⑤荒武志織(同)9分33秒38 ⑥松下茉由(同)9分35秒23

課題はラスト1000m
倉岡

 大会記録を出した千五百に続いて、三千でも倉岡が格の違いを見せつけて2冠を勝ち取ったが「自己ベスト(9分14秒73)よりも10秒以上遅い。2000mを過ぎてからのラスト1000mが課題」と不満の残るレースだった。
 後半スピードを上げるために、最初の1000mを3分6秒と抑え目に入った。2000mのラップは3分9秒とここまではまずまずの展開だったが、ラスト1000mは3分11秒かかった。インターハイの決勝をにらめば「強い選手はラスト1000mでペースを上げてくる。自分もここを3分ぐらいで走れるような力をつけたい」。
 八百や千五百は中学時代から全国で何度も走っているが、三千を走るのは初めて。「チャレンジャーの気持ちで、楽しみながら攻める走りをしたい」と意気込みを語っていた。

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男子三段跳び ①田坂裕輝(鶴丸)14m78 ②桐野友樹(鹿児島商)14m38 ③池野郁洋(松陽)14m32

1回目で好記録
田坂

 +2.1mの参考記録ながら、田坂が2位以下を大きく引き離しての優勝だった。
 予選の試技順は24人中19番目。風が追っていたこともあり、ライバル選手が1本目から次々とベスト記録を更新していった中、それをプレッシャーに感じることもなく「自分もやってやると気持ちに火がついた」。1本目で県予選の記録を30センチ以上上回る14m78が出て、思わずスタンドの応援にガッツポーズで応えてみせた。
 いつもは徐々に記録を伸ばす「後半型」だが、県予選以降「インターハイの予選通過をにらんで、前半でしっかりベストが出せるよう調整してきた」成果を発揮した。6回の試技中4回が、14m40以上の好記録を出し、+2.0の公認で14m68も出せたが「2回目以降、記録が伸びなかった」ことを反省する。「気持ちが入り過ぎて動きが硬くなっていた」と冷静に分析していた。

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女子二百 ②鶴田玲美(鹿児島女)25秒55 ⑤永田千夏(国分中央)26秒07

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男子二百 ③折田歩夢(甲南)22秒22

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女子走り高跳び ②馬原美紅(松陽)1m64 ③濱田美沙希(鹿児島女)1m64

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女子七種 ④冨満美月(松陽)4326点

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女子千六百リレー ①鹿児島(土岐、田中、浦村、中釜)3分53秒39 ②鹿児島女(東、森、鶴田、中園)3分54秒40 ④国分中央(黒木、大山、堀切、永田)3分56秒78

150614-15男子マイル_035
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男子千六百リレー ③鹿児島(川田、山口、鍋倉、山里)3分17秒67 ④松陽(萬福、渡辺、福元、末永)3分18秒44 ⑤鹿児島南(木村、松元、藤崎、渡口)3分18秒94

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テーマ:陸上競技 - ジャンル:スポーツ

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