鹿児島在住のスポーツ記者が発信するスポーツ情報サイト

ギャラリーショッピング
奄美春秋



※管理人が奄美新聞に書いたコラムです。

 小学校の道徳で、今でも印象に残っている話がある。声優・大山のぶ代さんは思春期の頃、自分のドラ声がコンプレックスだった。声優の仕事に就き、「ドラえもん」というキャラクターを演じているうちに、欠点だったはずの自分の声が好きになり、自分に自信が持てるようになった。
 そんな話だったと記憶している。自分の欠点や劣等感に思うところも、受け止めて向き合うことで、新しい世界が開ける。そんな教訓が小学生にも理解できるエピソードだった。
 徳川家康は、小田原攻めの論功で関東8カ国に国替えが決まった際、本拠地をどこにするかで3つの選択があったという。家康が選んだのは、北条氏の居城があった小田原でも、最初の武家政権が誕生した鎌倉でもなく、未開の地・江戸だった。家康の中にも、覇者・豊臣秀吉に対する憤りや父祖伝来の地を離れる不安もあったことだろう。そんな感情に流されず、現実を受け止めて、江戸に移ったことが、結果的に今の東京の礎になった。
 ピンチはチャンス。目を背けたい現実にこそ、実は何かを変える大きな可能性を秘めている。大山さんは今、認知症と向き合っているという。超高齢化社会を迎えようとしている今、決して他人事ではない現実だ。ドラえもんの「秘密道具」のような特効薬は今のところない。まずはその現実を受け止めることから始めたい。
スポンサーサイト

テーマ:ドラえもん - ジャンル:アニメ・コミック

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://spokago.blog68.fc2.com/tb.php/1526-39ffd725
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック