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奄美春秋



※管理人が奄美新聞に書いたコラムです。

 戦後70年の終戦記念日に「私と戦争」について考えてみた。団塊ジュニア世代の筆者はもちろん、団塊世代の両親も戦後生まれで、自身の戦争体験はない。父方、母方の両祖父母は戦前、戦中、戦後と日本が最も苦しい時代に青春時代を送った世代だ。
 母方の祖父母は戦時中、満州に渡り、祖父はソ連軍に捕まってシベリアに抑留された。その体験を母にも、筆者にも詳しく語ったことはない。ただ幼い頃、親戚一同が集まった宴会で、普段は寡黙な2人の祖父が焼酎片手に戦時中の苦労話をしみじみ語っていたことはよく覚えている。身近な人の「戦争体験」は、2度と同じことを繰り返してはいけないと強く思うきっかけになった。
 大学受験の予備校生だった頃、世界史の授業も忘れがたい。日中戦争で日本軍が中国人捕虜を虐殺するシーンやアウシュビッツの映像を見せられた。今考えれば、よく右翼団体などから抗議がこなかったものだ。受験とはあまり関係のない近現代史だったが、あえてこの話題を取り上げた講師の言葉に熱があった。
 過去の事実から目を背けず、同じ過ちを繰り返さないために今何ができるかを考える。受験のためのテクニックではなく、歴史を学ぶ意義はそこにあると教わった体験だった。「戦争体験者」を祖父たちの代で終わらせるために、何をすべきか。今を生きる私たちに課せられた命題だ。
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テーマ:これからの日本 - ジャンル:政治・経済

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