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古仁屋野球部、夏合宿(奄美新聞掲載)
「高校野球」を体感する
古仁屋ナイン、南薩地区で合宿

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 甲子園では、全国の頂点を目指す高校球児たちの熱戦が繰り広げられている一方で、県内ではこの秋、そして来夏を目指した新チームの活動が始まっている。古仁屋高校野球部は8月3日に奄美を出発し、4―11日まで南薩地区の学校を転戦する強化合宿で、チーム力アップを目指した。

 野球部員は1、2年生8人。これに剣道部からの助っ人1人と、8月から体験入部した女子マネジャー1人の計10人が合宿に参加した。「高校野球を学び、同じ県立高校の野球部員たちが普段どんなことをやっているのか、体感して欲しかった」。竹山英輔監督は合宿の狙いを話す。
 選手9人中、中学時代野球部員だったのは1年生の長瀬大吾のみ。運動部経験のない選手さえいる「素人集団」に、まずは「高校野球とは何か」を叩き込むのが合宿の目的だ。
 初日の指宿に始まって、薩南工、加世田、鹿児島水産、伊集院、指宿商と強豪ひしめく南薩地区の学校に胸を借りた。試合の前後では合同練習も組んだ。ウオーミングアップ、キャッチボール、ノック、実戦形式の打撃・走塁練習…本土の野球部員が当たり前にやっていることに、新鮮な発見があった。「強豪校の野球部員は1つ1つの動作が速くて、動きに無駄がない」と中江好輝(1年)は感じた。
 宿泊先は鹿児島市喜入にある竹山監督の自宅。朝起きてから寝るまで「野球漬け」の日々が続く。ミスをしても島にいれば家に帰ると忘れてしまうが、監督や部員と四六時中顔を突き合わせている合宿中は、野球のことを考え続けなければならない。苦しい日々だったが、中江は「みんながいるから乗り越えられた」。
 7月の県大会が川薩清修館に0―27の五回コールド負けだったように、この合宿でも序盤は10、20点と大量失点が続いた。だが「チームワークがついてきた」(竹山監督)終盤には、少しずつだが成長の手応えを感じるシーンも出てきた。10日に伊集院と串木野の1年生連合チームと対戦した際には、先制点を挙げ、3番・岩井真一(1年)、4番・中江が連続三塁打を放った。これまでで最多となる4得点を挙げ、3者凡退、無失点で切り抜けた回もあり、岩井が粘り強く投げて中盤まで互角に競っていた。
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 六回にミスの連鎖で5失点し、4―11の七回コールド負けだったが、七回まで試合ができたことが初めてだった。花田英寿(2年)は「入りをしっかりできれば、自分たちでもやれると自信になった」と話す。「勝利を目指す」ことは大前提だが「楽しみながら野球をやること」の大切さもこの合宿を通して感じた。
 8日間の合宿で、古仁屋高校の全校生徒数と同じ7校136人の野球部員と出会った。「出会った分だけ成長していきたい」と竹山監督。その成果をまず試すのが18日から始まる大島地区大会だ。

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テーマ:高校野球 - ジャンル:スポーツ

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