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奄美春秋



※管理人が奄美新聞に書いたコラムです。

 先日、BS朝日で「幻の甲子園」を取り上げたドキュメンタリーを見た。高校野球が誕生して今年で100周年だが、夏の甲子園の大会数は第97回と数が少ない。1942―45年にかけて、戦争の影響で大会が中断されたからだ。
 41年の第27回大会は地区予選まで行われながら、本大会が中止。翌42年には戦意高揚を目的に文部省が主催し、軍部主導で甲子園での全国大会があった。従来の大会を主催していた朝日新聞社が「大会の回数継承」と「優勝旗の使用」を申し入れたが、文部省が却下。今に続く夏の甲子園大会としては記録されていないため「幻の甲子園」と言われている。
 優勝した徳島商に今も残る記念碑のルーツをたどる生徒会の高校生の取り組み、準優勝した平安でそのことを授業で取り上げるために奔走する社会科教師、ベスト4の海草中(現在の向陽高)にいた伝説の名投手について調べる現役の野球部員たち…一つ一つのエピソードが心を打った。
 選手交代の禁止、デッドボールをよけてはいけないなど、無茶苦茶なルールもあった。戦時中・日本の愚かしく、悲しい時代を物語るエピソードだ。今当たり前のように夏に甲子園があるのも世の中が平和であればこそ。今後もそれが継続していけるように、今を生きる私たちは過去を学び、今できることをしなければという気持ちになった。
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テーマ:高校野球 - ジャンル:スポーツ

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