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球秋2015第5日
最大のピンチ、最高の好守でしのぐ
大島(奄美新聞掲載)

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【2回戦・大島―鹿児島玉龍】2回裏大島二死一三塁、大山が右翼線二塁打を放ち、3―2と勝ち越す=鴨池市民


 大島の勝利を決定付けたのは、八回表のピンチをしのいだ遊撃手・大山竜生主将の好送球だった。
 七回裏に待望の追加点を挙げた直後の守備だった。先頭打者にプッシュバント気味の内野安打、続く4番にエンドランを決められ、わずか2球で無死一三塁のピンチを背負う。
150925-24玉龍本塁アウト_035
 守る側は、いろんな状況に対応しなければならないが「三走を返して1点はOK」(渡邉恵尋監督)と、覚悟を決めて守らなければならない。5番・宮園の強襲打が、エース渡秀太のグラブに収まる。「竜生の肩の強さならきっとアウトをとってくれる」と渡が二塁ベース上の大山に送球。普通なら一塁に転送して併殺をとり、三走の生還はOKのところだが、「三走がスタートを切ったのが見えた」大山は「握り直しても十分間に合う」と瞬時に判断し、捕手・上原勇人が低めに構えたミットに正確無比のストライク送球をやってのける。「ミットを置くだけでよかった」上原が難なくアウトをとり、併殺成功=写真=。1点もやることなく、最大のピンチを最高の好守でしのぎ、勝利への流れを大きく手繰り寄せた。
 最終的に勝利は収めたが、序盤から苦しい展開だった。初回に堅守のチームらしからぬエラーで2点を献上。すぐさま逆転に成功したが、三―五回と毎回先頭打者を出しながら、拙攻で追加点が奪えなかった。
 それだけに大山が好守で盛り上げたことは値千金の価値があった。「ボールや、動きをよく見ている」と渡邉監督。日頃のノックもさることながら、フリー打撃で守備についていても「よくこんなのが捕れるなぁ」(渡邉監督)と感心するほど難しい打球をさばくという。その積み重ねを、緊迫した場面で生かすことができた。「厳しい展開だったけど、良いプレーができて、終盤追加点を取れたのが良かった」と大山主将は安どの表情を浮かべていた。

「メンタルの弱さ」にどう向き合うか?
沖永良部(奄美新聞掲載)

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【2回戦・隼人工―沖永良部】5回表沖永良部一死二三塁、2番・久保のスクイズで、三走に続いて二走・宮内も生還、3―0とする=県立鴨池


 九回表までの1点リードを守り切れずに、沖永良部は逆転サヨナラ負け。あまりに無念すぎる展開に「言葉が出ない。メンタルの弱さがまた出てしまった」と前田直紹監督は唇をかんだ。
 直接の敗因は2つのエラーだ。五回に幸先良く3点を先取し、勢いに乗っていたその裏、二ゴロエラーで1点を返された。「あれで相手に、後半『まだいける』気持ちを起こさせてしまった」(前田監督)。
150925-1沖永良部・奥間_035
 中盤以降は隼人工が息を吹き返し、沖永良部は防戦一方の展開に。それでも1点リードで最終回を迎えたが、先頭打者を出し、前がかりで守っていた左翼手の頭上を越されて同点。粘りの投球を続けていたエース奥間が踏ん張って、二死までこぎつけたが、二死三塁からまたも二ゴロエラーで、まさかの敗北を喫した。
 奥間―池野のバッテリーをはじめ、2年生9人は1年からの試合経験も豊富。夏休みは鹿児島遠征を組み、10試合ほど経験をして、十分場慣れしていたはずだったのに、「公式戦の硬さ」(榮優樹主将)が出て、持ち味を発揮できなかった。
 エース奥間は力強い投球を随所に発揮し、五回の攻撃では鮮やかな2ランスクイズを決めるなど、今までの沖永良部とは一味違う実力の片鱗は見せた。この試合で露呈した「メンタルの弱さ」にどう向き合い、克服するか、冬場の最重要課題ができた。榮主将は「こんな悔しい負け方は2度としたくない。春はもっと強くなって優勝を狙う」と誓っていた。

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テーマ:高校野球 - ジャンル:スポーツ

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