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球秋2015最終日
鹿児島実、5年ぶりV
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 第137回九州地区高校野球大会鹿児島県予選最終日は10月6日、鹿児島市の県立鴨池球場で決勝があり、鹿児島実が鹿児島城西に3-2で競り勝ち、2010年秋の第127回大会以来5年ぶり30回目の優勝を勝ち取った。



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◇決勝(県立鴨池)
鹿児島実  000 002 001=3
鹿児島城西 000 002 000=2
(実)丸山―井戸田貴
(城)平―戸川
・二塁打 板越(実) ・試合時間 2時間12分
・球審 中野 ・塁審①上山 ②田代 ③西村
投打の主軸、チームをけん引
引き継がれた勝負強さの伝統
鹿実

151006-18鹿実勝利・バッテリー_035
 投打の柱がチームをけん引し、鹿児島実が5年ぶりに秋の鹿児島の頂点に立った。
 エース丸山拓也=写真右=は、前日の樟南戦で15安打された雪辱に燃えていた。丸山が鹿城西に通用するかどうかは分からない。だが、エース番号を背負う投手は準決勝、決勝の連投が利かなければ「夏の甲子園はない」(宮下正一監督)。先の先を見越した上で、指揮官は樟南戦の直後に決勝は丸山で行くと告げていた。
 「攻める気持ち」で心は熱くたぎらせながらも、投球は力んでボールが走らなかった前日の反省を生かし「8割の力」でリラックスして投げることを心掛けた。生命線の外角低めを丁寧に攻めたことで、立ち上がりから打者一巡を3人ずつで封じた。六回、同点に追いつかれてから、流れは完全に相手にあったが「味方がきっと何とかしてくれる」と信じて我慢の投球を続けた。
151006-15鹿実3点目_035
 その「我慢」に打線が応える。九回、その口火を切ったのが4番・綿屋樹主将=写真右=だ。フルカウントから目の覚めるような球足の中前打で出塁。土壇場でみせた主将の初安打に「あいつが打つとチームが乗る」(丸山)。勝ち越し点はエラーによるものだが「綿屋が打った勢いが相手のミスを誘った」(宮下監督)。
 綿屋主将は「チームのために」という一念で打席に立っていた。「以前なら一発ホームランを狙っていた」姿勢を変えたのは、3年生の森口・前主将から受け継いだ精神だ。ある時の遠征で「『チームのために』と思えば何でもできる」と、苦手にしていたバントがどんどんうまくなっていった前主将の姿を自分に重ねていた。
 終盤は劣勢だったが「不思議と負ける気はしなかった」と綿屋主将。苦しいマウンドだった丸山も「きのうよりも周りの声が聞こえて、落ち着いて投げられた」と言う。昨年1年間、1点差で負け続けた3年生のチームは最後の夏で甲子園をつかんだ。その我慢が培った勝負強さの伝統は、新チームに確かに引き継がれたことを印象付けた。

「粘り強く投げられた」
鹿城西・平将太投手(金久中卒・熱球譜、奄美新聞掲載)

151006-3鹿城西・平_035
 準々決勝の尚志館戦よりも、準決勝の大島戦よりも「良い投球ができた」手応えはあった。
 初回、先頭打者にいきなりヒットを打たれた。だが、細めにけん制を入れつつ、じっくり間合いをとりながら、2番・坂上を見逃し三振、3番・追立を併殺に打ち取って上々の立ち上がりだった。最も警戒する4番・綿屋との対決は、最初が一ゴロ、2打席目が中飛。いずれも早いカウントで「直球を使うなら内角」と厳しいコースを攻めて打ち取った。
 六回、1番・井戸田智と5番・板越に打たれたのはいずれも「変化球でストライクがとれなくなって」選んだ直球。綿屋を敬遠した後、板越に打たれたのは、外角の厳しいコースに決まったと思われたが、左方向に弾き返された。
 それでも味方がすぐさま同点に追いつき、七、八回は3人ずつで片づけて立ち直った。流れは完全に自分たちがつかんでいたが、勝ち越せなかった。九回、綿屋との4度目の勝負は「フルカウントから抜けて甘くなったチェンジアップ」を弾き返された。夏の先輩たちに続いて、自分たちの秋もあと一歩、鹿実に及ばなかったは「『悔しい』のひと言しかない」。
 今大会を通じて「粘り強く投げられるようになった」点に自分の成長を実感している。四死球を出した後でも粘り強く後の打者を打ち取った。九回表は1年生のエラーが勝ち越し点になったが「切り替えて後をしっかり守ろう」と自分から声をかけられるだけの度量と、気持ちの切り替えができるようになった。決勝で勝てなかった悔しさは、九州大会でぶつける。「必ずベスト4以上に行ってセンバツに行く」と誓っていた。

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テーマ:高校野球 - ジャンル:スポーツ

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