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15ウインターカップ鹿児島県予選
鹿商、初のウインターカップへ
鹿女子、逆転勝利で2年ぶりV

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 第46回全国高校選抜優勝バスケットボール大会(ウインターカップ)鹿児島県予選は10月17-19日の3日間、鹿児島市の県体育館などであった。
 男子決勝は鹿児島商が加治木工を圧倒し、初のウインターカップ出場を勝ち取った。鹿児島女と鹿児島純心の2強が激突した女子決勝は、残り37秒で鹿女子が逆転し、劇的な1点差勝利で2年ぶり22回目の出場権を勝ち取った。
 男女とも優勝校が全国大会(12月23日―・東京)に出場する。


※成績の詳細は県協会HP参照

※フェイスブックで熱戦フォトグラフがお楽しみいただけます!
◇女子決勝
鹿児島女 80-79 鹿児島純心
(19-24、15-21、26-20、20-14)

粘りの逆転V
「あわてず、あせらず、あきらめず」
鹿児島女

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 「あわてず、あせらず、あきらめず」
 鹿児島女・福嵜博之監督が掲げた今大会のテーマだ。宿命のライバル・鹿児島純心を相手に、残り37秒からの逆転劇で2年ぶりのウインターカップを勝ち取った決勝戦は、この言葉通りの戦いぶりだった。
 立ち上がりから鹿純心ペースだった。相手の厳しいプレッシャーの前に動きが硬く、劣勢を強いられた。第2ピリオドの途中で最大17点差をつけられた。エース中山は立ち上がりからエンジン全開で、1on1から次々とシュートを決め、前半だけで22得点奪われた。マッチアップした上園絢美は176センチの長身だが「手を挙げても、届かないところからフェイダウエイショットを決められた」と舌を巻く。
 だが「やられたらやりかえす」姿勢は貫いた。守備で止められないなら「相手よりも走ってシュートを決めよう!」と「やれること」に集中した。前半終了間際に連続シュートを決め、後半に望みをつないだ。
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 第3ピリオドで流れを変えるビッグプレーがあった。上園がブロックできなかった中山を、もう1人の長身・米澤めいがブロック、そこからの速攻でエース中丸奈津美が決めた。「夏場に試合にたくさん出してもらって、経験を積んで自信がついた」2年生が成長し「インサイドにもう1人大きな柱ができた」(福嵜監督)ことで、チーム全体が波に乗った。ジリジリと点差を詰め、第4ピリオド残り2分30秒でようやく試合を振り出しに戻す。
 その後も一進一退の攻防が続き、76-76の同点で迎えた残り37秒。中村遥主将の3ポイントが勝利への流れを大きく手繰り寄せた。タイムアウトから鹿女子ボールのリスタート。ベンチの指示は「中丸か上園で勝負」だったが、ドライブを仕掛けながら、周りを見回した中丸はただ1人ノーマークでいた中村に「信じてボールを託した」。チームの約束事とは違ったが、中村は「不思議と迷いはなかった」と言う。国体メンバーの選考に漏れ、人一倍悔しさを味わった主将だったが「冬に絶対に東京(=ウインターカップ)にいく」と目標を切り替え、黙々と練習に励んだ。
 この1カ月間は「2ポイント、3ポイント合わせて5000本シュートを決める」ノルマがあった。ベンチ入りだけでなく、部員24人全員が取組み、チーム一丸で全国を目指す気持ちを共有した。勝利を決定付けるビッグショットを、3年生のチームの大黒柱が決めたのは「3年生の強い気持ち」(福嵜監督)を象徴しているように思われた。
 劇的な逆転勝利でチーム全体が歓喜に包まれた中、福嵜監督は「この3年生ともう少しバスケットができるのがうれしい」と喜んでいた。

◇男子決勝
鹿児島商 88-66 加治木工
(26-10、17-14、22-16、23-26)

チームの底上げ
正真正銘の勝利で全国つかむ
鹿児島商

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 5月の県総体は35年ぶり優勝でインターハイの切符をつかんだが、福永健司監督には心のどこかに「後味の悪さ」が残っていたという。県総体は決勝リーグ初戦で加治木工に敗れ、3チームが2勝1敗で並び、得失点差で辛うじてつかんだ全国だった。今大会は、一発勝負のトーナメント戦を勝ち抜いて、正真正銘の実力で全国を勝ち取ることへの挑戦だった。
 大きなヤマ場は準決勝のれいめい戦だった。初日、2日目と危なげなく勝ち進み過ぎて「やろうとしていたこともできない」(山田安斗夢)ところもあったまま最終日を迎えた。成長著しく勢いのあるれいめいに対して、エンジンがかからず、チームがリズムに乗れないまま、最大16点差をつけられ、第3ピリオド残り5分まで2桁得点差をつけられる苦しい展開だった。
 それでもれいめい戦をひっくり返し、決勝で因縁の相手・加工を圧倒して、初のウインターカップをつかめたのは、チーム全体の底上げができていたことが大きな要因だ。
 夏までの鹿商は山田安、山田亮平の「W山田」が中心のチームだった。だがインターハイでは初戦敗退し「2人だけでは上で通用しない」(福永監督)ことを痛感。2人以外の選手がどれだけ伸びてチームに貢献できるかが、ウインターカップへの課題だった。
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 れいめい戦の悪い流れを変えたのは、途中出場の尾脇彰=写真上=だった。16点差ついた後、れいめいが勢いに乗って攻めようとしたところでスティールを決め、2本の3ポイントを沈めて、反撃の口火を切っている。県総体で苦杯をなめた加工を、序盤から圧倒できたのは、相手のエース河井にインサイドで仕事をさせなかったことが大きな要因の一つだ。そのマークについたのが2年生の熊之細拳主将=写真下=だった。「リバウンドはしっかりとる。練習を積み重ねたことを信じる」強い気持ちで、自分よりも大きな上級生とマッチアップした。熊之細だけでなく、チーム全体が良いリズムで守れたことで攻撃も波に乗り、大差をつけることができた。
 正真正銘の力で全国を勝ち取り「心から嬉しい」と山田安。鹿児島の代表として「1勝するだけでなく、どんどん勝ち上がって一つでも上を目指したい」と強気な夢を語っていた。

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テーマ:バスケットボール(日本) - ジャンル:スポーツ

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