鹿児島在住のスポーツ記者が発信するスポーツ情報サイト

ギャラリーショッピング
奄美春秋



※管理人が奄美新聞に書いたコラムです。

 フランスで同時多発爆弾テロが起こってしばらくして、フェイスブック(FB)で自分のプロフィール写真にトリコロールのフランス国旗を重ねるのが流行った。
 痛ましいテロの犠牲者に哀悼の意を表し、卑劣なテロに屈せず、連帯して戦う意思表示をする。なるほどと思って、筆者も真似しようかと思ったが、喜界島出身のある学生がFBに書いた投稿を読んで、思いとどまった。「フランスの国旗に変えることは『フランスを全面的に支持する』というメッセージとして解釈されることも同時に考えないといけない」。
 シリアではもっと多くのテロが日常茶飯事で起こっている。ロシアやアメリカによる「空爆」は、爆撃される側の市民からみれば「テロ」以上に恐怖と苦痛だろう。だが、シリアの国旗をプロフィールに重ねる運動は起きない。FBの本社はアメリカにある。「SNSを見ていると、日本は欧米側の報道をされている」ことを学生は痛感し「一歩引いた報道をすべきではないか」と訴える。
 どんな理由であれ、卑劣なテロ行為は許されない。しかし、なぜこんな悲劇が起こるのか、背景の事情を「知る」必要がある。アメリカの正義=日本の正義と無批判になりつつあるのは、危険な状況だ。大河ドラマで「篤姫」は「一方聞いて沙汰するな」と言った。報道する側の人間が決して忘れてはいけない言葉だ。
スポンサーサイト

テーマ:政治・経済・社会問題なんでも - ジャンル:政治・経済

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://spokago.blog68.fc2.com/tb.php/1676-26e5ac13
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック