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第37回県高校新人サッカー大会第3日(奄美新聞掲載)
沖永良部、金星ならず!
強豪・鹿実に執念の同点劇

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【3回戦・鹿児島実―沖永良部】後半34分、沖永良部はFW菊地(左)がゴールを決め、2―2の同点に追いつく=神村学園高グラウンド

 第37回県高校新人サッカー大会第3日は1月19日、鹿児島市の県立サッカー・ラグビー場などで3回戦8試合があった。
 奄美勢で唯一勝ち残っていた沖永良部がシード鹿児島実と対戦。前半0―2のビハインドで折り返したが、後半29分にMF佐々木のゴールで1点差とし、試合終了間際にFW菊地が押し込んで同点に追いついた。勢いづく沖永良部だったが、延長前半に勝ち越し点を奪われ、金星をものにできなかった。
 20日は休養日。第4日は21日、同会場で準々決勝4試合がある。


◇3回戦
鹿児島実 3-2 沖永良部
(2-0、0-2延長1-0、0-0)


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「魂」見せた同点劇
沖永良部

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 「沖永良部民族の『魂』を見せよう!」
 2点ビハインドで迎えたハーフタイムに、沖永良部の林健太郎監督が檄を飛ばした。名門・鹿児島実から後半奪った2得点には「1島1校の学校でもやれる」(林監督)ことを示そうとした沖永良部イレブンの「魂」が確かに宿っていた。
 前半は防戦一方の展開で2失点喫したが「想定内」だ。後半、盛山斗来主将=写真=を投入すれば、チームがガラリと変わるという確信があった。格上の鹿実を相手に、守勢に回らざるを得ないのは仕方がない。後半巻き返すカギは「自陣からでも少ないタッチでつないでしっかり前を見てビルドアップする」(林監督)サッカーができるかどうかだ。
 後半10分過ぎ、林監督の言葉通り、自陣内だったが、しっかりパスをつないで、MF和が2本のシュートを放つ。ゴールにはならなかったが、攻めの「かたち」がしっかりできたことで「自分たちのサッカーが通用する」(盛山主将)手ごたえをつかんだ。
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 徐々に敵陣に攻め込む時間帯が増えていく。後半29分、右サイド深く持ち込んだ盛山がマイナスに落とし、「斗来と目が合った。思い切り蹴った」MF佐々木友希のミドルシュート=写真=が大きな弧を描いて鹿実ゴールに吸い込まれた。11月の選手権で負った左足首の故障がまだ癒えない佐々木だったが、「鹿実が相手でも十分やれる手ごたえで、痛みを忘れた」と振り返る。一気に流れを手繰り寄せ、試合終了間際、CKのこぼれ球を拾ったMF池田のクロスを、FW菊地が押し込み、試合を振り出しに戻した。
 延長戦で勝ち越し点を奪われ、金星は逃したが、タイムアップ直前までゴールを目指す姿勢は途切れなかった。「今まで積み上げたものがかたちになった」と林監督はチームの成長を感じた。昨夏には関西遠征を組み、プリンスリーグ上位クラスのチームにもまれた。正月にはOBや島内の社会人チームが胸を貸してくれたことで、実戦感覚をつかんで新人戦に臨むことができた。チームが掲げる「歴史を変えよう」(林監督)の意気込みを島内外の多くの人々が応援し、力を与えてくれた。実際に歴史を変えることはできなかったが「その扉を少しこじ開けることはできた」と林監督は胸を張っていた。

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テーマ:サッカー - ジャンル:スポーツ

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