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奄美春秋



※管理人が奄美新聞に書いたコラムです。

 先日、映画「あぶない刑事」のDVDを見た。公開されてかれこれ30年近く経つ映画だが、今見ても全く色あせない。
 筆者が「あぶ刑事」を知ったのは中2の冬頃だった。その頃、野球の練習中に不注意で肘を痛め、整骨院に通っていた。待合室のテレビで再放送をやっていたのを見たのがきっかけだった。筆者にとっての「かっこ良さ」の原点はここにある。「フェミニズム」に目覚めたのも「あぶ刑事」を見てからだ。
 それまで刑事ドラマといえば「太陽にほえろ」や「西部警察」に代表されるように、集団群像劇や人情、派手なアクションが主流だった。「あぶ刑事」これに「スタイリッシュなかっこ良さ」を加えた点で画期的だった。こののち刑事ドラマは「踊る大捜査線」の登場によって、現実の警察社会を反映した「リアル路線」が誕生し、「古畑任三郎」「相棒」に代表されるような「本格ミステリー路線」も生まれた。その点から振り返れば、バッカン、バッカン拳銃を撃ちまくったり、誰彼構わず殴り倒し、現実の警察組織とはまるで異質な世界が描かれている「あぶ刑事」は隔世の感があるが、「踊る」も「相棒」も、「あぶ刑事」のアンチテーゼとして誕生したと考えれば、歴史的なドラマとして位置づけられるだろう。
 今、「さらばあぶない刑事」が公開されている。30年の時を経て、どんな「あぶ刑事」になっているのか、劇場に足を運びたくなった。
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テーマ:DVD・Blu-rayで観た映画 - ジャンル:映画

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