
第122回九州地区高校野球大会鹿児島県予選第10日は4月3日、鹿児島市の県立鴨池、鴨池市民の両球場で4回戦4試合があった。
第4シード隼人工は4−6の2点ビハインドで迎えた9回裏にスクイズと吉村康博の左前適時打で3点を挙げて、れいめいに逆転サヨナラ勝ちした=写真=。尚志館は鹿児島城西とのシーソーゲームを制した。第1シード・樟南、第5シード・鹿屋中央は接戦をものにして8強進出。
第11日は4日、両球場で4回戦残り4試合があり、ベスト8が出そろう。
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◇3日の結果
・4回戦(県立鴨池)
樟 南 4−1 鹿 児 島
鹿屋中央 12−7 加治木工
・4回戦(鴨池市民)
尚 志 館 8−7 鹿児島城西
隼 人 工 7−6 れいめい
◇4日の試合
・4回戦(県立鴨池)
10:00 大 島 ―神村学園
12:00 枕 崎―鹿児島商
・4回戦(鴨池市民)
10:00 鹿児島情報―鹿児島玉龍
12:00 鹿児島実 ―鹿 屋 工
れいめい 400 110 000=6
隼人工 003 000 103=7
「苦労した経験」生かす
隼人工

隼人工が9回裏、2点差をひっくり返し、劇的な逆転サヨナラ勝ちで2季連続の8強入りを決めた。西垣浩希監督は「初戦から苦しい戦いの連続だが、苦労して勝ち上がってきた経験を生かすことができました」と胸を張った。
先発の岩城直人が立ち上がりリズムをつかめず、4点のビハインドを背負った。初回からエース阿部淳希をマウンドに送って立て直し、3回には相手のエース平石の制球難にもつけ込んで1点差まで詰め寄るも中盤突き放され、なかなか劣勢の展開を挽回できない。それでも「練習試合でもこういう試合を何度も経験していた。今大会も初戦から苦しい試合の連続で『もつれるのはうちのペース』と信じることができた」(西垣監督)。
我慢したことが終盤に生きた。九回一死から代打・加塩優大が右前に運び、続く阿部、代打・徳留貴洋が粘って四球を選び、一死満塁とビッグチャンスを作る。西垣監督は打席に向かう9番・野村尚紀を呼び寄せる。
「ミスしても俺の責任だから初球スクイズを一塁方向に決めて来い!」
一死満塁でスクイズを決めるのは至難の技だが、野村は初球の変化球を注文通り一塁方向に決め1点差とした。「監督さんとチームを信じて無心で決めました」と野村。逆転サヨナラ劇のお膳立ては出来上がり、1番・吉村康博=写真右から4人目=が2−0と追い込まれてから2−3まで粘り、最後は外角直球を注文通り左方向に流し打ち、チームの信頼に応えた。
「追い込まれたけど、外の直球だけを待っていた。チームを信じて気持ちで打ちました」(吉村)

【4回戦・れいめい―隼人工】3回裏隼人工二死満塁、村里の右中間二塁打で三走、二走に続いて一走・原田がホームを狙うも好返球に阻まれタッチアウト。捕手・栫=鴨池市民
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