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鹿児島マラソン2016体験レポート・下
鹿児島の「地域力」を実感
マラソンは「健全な麻薬」

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 鹿児島マラソンを走り終わって、2日間は大会をまとめたダイジェストのテレビ番組を見たり、フェイスブックで友人、知人の報告を読んだりしながら、「余韻」に浸っていた。改めて鹿児島マラソンが開催された意味を考えてみた。
 この大会は、鹿児島市の実行員会を中心にいろんな人のかかわりがあって成り立っている。陸上関係者、警察、協賛企業、メディア、そして主役の約1万2千人のランナーに沿道の観客…合計すれば数十万の人が、このマラソンを成功させるという一つの目標のために動いていた。市内の主要幹線道路を長時間封鎖して開催されるイベントなので、交通渋滞などが心配されたが、翌日の報道などを見る限りは、大きな混乱はなかったようだ。今後継続して開催していくために、反省点はいろいろ出てくるだろうが、1回目の大会としては成功だったと個人的には思う。
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 そもそも、鹿児島でこのような一体感を作り出すようなイベントはこれまでなかったのではないか。中央公園のおもてなし会場で多くの屋台が並び、走り終わったランナーや観客がくつろいでいる姿を見ていると、マラソンというスポーツを通じて街を挙げての新たな「祭り」が誕生したことを実感できた。

 サッカー・鹿児島ユナイテッドFCの德重剛代表は「Jリーグの戦いは『地域力』の勝負だ」と言う。鹿児島マラソンを成功に導いたのは、まさしく鹿児島の「地域力」だ。
 この力を、今季からJ3に参戦する鹿児島UやバスケットボールのBリーグ2部に参戦するレノヴァ鹿児島、2020年の鹿児島国体へとつなげ、スポーツの力で鹿児島を盛り上げるエネルギーにしたい。そのために自分も力を尽くそうと決意した。
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 鹿児島マラソンから中2日で陸上クラブSCCでの練習を再開した。フルマラソンの直後なので、目的はあくまでも「疲労抜き」だ。
 15分ウオーキングして60分間ゆっくりペースでジョギング。途中からはNさん、Sさんと鹿児島マラソンの思い出を語りながら走った。話しながら走ると時間はあっという間に過ぎる。2人とも私より年齢は上なのに、サブスリー経験者であり、別府大分毎日や延岡西日本など、各地のマラソンを走っており、レベルの高い世界で走ることを楽しんでいる。そんな話を聞いていると、自分ももっとレベルアップしたいとモチベーションが上がった。2人とも体重は50キロ台。私としてはまず70キロ台に体重を落として、少しでも2人に近づけるよう頑張りたい。

 マラソンとは「健全な麻薬」だとつくづく思う。適度なジョギングや運動は健康のために良いが、フルマラソンを走るのは必ずしも健康的とはいえない。練習をするしないにかかわらず、走れば必ず身体のどこかにダメージを受ける。鹿児島マラソンでも走った後に心停止を起こした人がいたそうだが、下手をすると命の危険さえあるということは肝に銘じた方がいい。
 それでもなぜ人は走るのか? 走っている人を見ると、どんな人でも「頑張れ!」と応援したくなるのか? そこには「麻薬」のように人を虜にしてしまう何かがある。何かをやり遂げた達成感だったり、人に背中を押してもらえる感動だったり、人それぞれだ。それは本物の麻薬のように「悪」の匂いはなく、とても健全である。そんなマラソンの魅力を今後も味わっていきたいものである。

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テーマ:陸上競技 - ジャンル:スポーツ

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