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育児は「育自」―新米パパの育児日記・第4回
身体を動かす=楽しいこと
赤ちゃんとスポーツ

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 「咲いた♪ 咲いた♪ チューリップの花が♪」
 妻が歌いながら、布団に寝かせた息子の手足を動かしている。通っているトレーニングジムの赤ちゃん体操教室で教わったという。音楽に合わせて、手足を動かす。最も原始的な「スポーツ」だ。
 「カエルの歌が♪ 聞こえてくるよ♪」
 私も試しにやってみた。手よりも足を動かすのがうれしいのか、息子は笑顔になる。自分の身体が動かせることがうれしいのだろうか。
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 4月5日で生後100日を迎えた。奇しくも2年前、私が妻にプロポーズした日であり、妻を引き合わせるきっかけを作ってくれた父の誕生日でもある。3月末に体重を量ったら8.9キロあった。私が抱っこして体重を量り、私の体重を引いて計算した数値だが、誤差を考えても8.5キロ以上はあるだろう。妻が友人からプレゼントされた育児本に、3、4カ月の標準体重は5.12~8.07キロとある。誰に会っても「大きい赤ちゃんですね」と言われる。身長183センチの父親と、185センチの元プロバレーボール選手の子供であれば、遺伝的に小さくなる要素はないから、そのぐらいあるのも不思議ではない。ありがたいことに、今のところ、大した問題もなく順調にすくすくと育っている。
 私の本職がスポーツジャーナリストであり、妻は中、高、社会人とスポーツの世界で生きてきた人間であるから、息子にも何かスポーツをしてもらいたいとは考えている。ただ親の願いを押し付けるのだけは厳に慎もうと思う。今、手足を動かすことと無邪気に笑顔が浮かぶように、「身体を動かすこと=スポーツ」は楽しいものであるという原点だけは忘れずに育って欲しいと願う。

 3月は、私がライフワークにしているスポーツの世界に息子が初めて接する出来事がいくつかあった。
 最初は3月6日の「鹿児島マラソン2016」。結婚して子供ができたら、家族の応援の前でマラソンを走りたいという夢が叶った。
 スタートして約7キロ地点の新屋敷に、私の祖母や親戚が住んでいる。妻にその地点で息子と一緒に応援してくれるよう頼んだ。当日は妻と息子だけでなく、両親、義母、祖母、叔父、従姉妹ら家族が総出で応援してくれた。
 どこに家族がいるかはあらかじめ分かっていたから、そこにたどり着くのが楽しみで仕方がなかった。スタートしてから6キロまでは1キロ4分30-15秒ペースで安定していたのに、6-7キロ地点は3分41秒とかなりハイペースになっていた。気がせいていたことがよく分かる。
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 念願叶って家族の声援を受け、息子に父親の「勇姿」を見せることができた。息子は父に抱かれて眠っていた。抱っこして一緒に写真を撮ることをもう一つの楽しみにしていたが、「早よ、行かんか!」と父に急かされ、叶わなかった。ちゃんと説明して撮ってから行けば良かったものを、走っている興奮で頭が回らず、そのまま走り去った。今でもそのことは残念に思う。来年はこの場所で写真を撮るのと、ゴール付近で一緒にウイニングランをすることを叶えられるようにしたいものだ。

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 3月19、20日はプロバスケットボールのレノヴァ鹿児島の今季最終戦を観戦できた。
 19日の鹿児島アリーナには今季最多となる約1600人の観衆があった。これほどの大人数のところに、まだ3カ月に満たない赤ちゃんを連れていくのに多少不安はあったが、ずっとついていた妻によれば、特に怖がることもなく、試合が盛り上がった大声援の中でも息子はぐっすり眠っていたらしい。
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 レノヴァの小久保眞選手や近忍選手には、昨年11月に指宿であったホームゲームの時に妻のお腹を触って「安産祈願」をしてもらったことがある。レノヴァの選手はもちろん、私たちの結婚式で司会をしてくれた岡田祐介アナ、有馬由紀アナ、余興を盛り上げてくれたレディーラックのお姉さんたち…これまでなかなか会わせる機会がなかった人たちに会わせることができて良かった。試合も今季初の100点ゲームで快勝だった。

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 翌20日にいちき串木野市であった最終戦は、レノヴァの最下位脱出と今季初の連勝がかかった大事な一戦だった。
 前日とは打って変わって苦戦を強いられた。午前中、仕事を済ませてから会場に来ると言っていた妻と息子だったが、試合開始に間に合わなかった。第1ピリオドは思い通りにいかない試合と、2人の姿がなかなか見えないことに気を取られ、集中できなかった。第2ピリオドから2人がようやく応援に参加し、レノヴァも少しずつ盛り返してきたが、なかなか点差が縮まらない。逆に点差が開いて、最大22点差ついた。前半は18点差で終了。逆転するにはなかなか厳しい点差だが、私は妻と息子が応援した試合はきっと何かが起こると確信していた。特に根拠があるわけではない。そうであってくれたら嬉しいという「ファン心理」みたいなものだ。
 ハーフタイム中、息子を抱いてウロウロしていると、安慶大樹選手がいた。ロッカールームでヘッドコーチから「前半の動きが硬い」と指摘された選手だ。一計を案じ、息子と握手させた。純真な赤ちゃんの持つパワーを、少しでも力にして欲しいと思った。
 後半はレノヴァの大逆襲だった。「願掛け」のご利益があったのか、安慶選手は残り1分を切って試合を振り出しに戻す同点シュートを決めてくれた。その後、残り数秒で鮫島和人選手と松崎圭介選手のスーパーアリウープのシュートが決まり、劇的な逆転勝利を収めた。嫁さんや息子には「勝ち運」がついているのではないかと親バカ全開で思えた出来事だった。ちなみに最後の1分間、会場は大歓声に包まれていたが、息子はすやすや眠っていたという。
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 3月27日にあったレノヴァのファン感謝祭には、親子3人で参加した。ビンゴゲームで2番目に「当選」し、安慶選手のユニホームをゲットできた。ユニホームを息子と嫁さんに手渡す際には、安慶選手が最終戦のハーフタイムのエピソードをマイクで語ってくれた。

 家族ができたら、自分のマラソンを応援してもらうこと、家族で鹿児島のプロスポーツを応援すること、ずっと心の中で温めていた夢が叶った。これからシーズンが始まれば、野球、サッカー、陸上…いろんなスポーツを見に行ける機会も増えるだろう。これまでは自分がやったり、見るだけで、1人でスポーツを楽しんでいたが、応援してもらったり、一緒に応援して喜びを共有できる家族ができたことが何より嬉しかった。

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テーマ:育児日記 - ジャンル:育児

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