鹿児島在住のスポーツ記者が発信するスポーツ情報サイト

ギャラリーショッピング
16南九州高校陸上最終日
竹之内(鹿南)、大会新で2冠・男子三段跳
田中(大島)、岩切(国分中央)もV

160619-1男子三段跳_035

160619-2女子走高跳_035

160619-3男子110H_035
 2016年度全九州高校総体陸上南九州地区予選大会最終日は6月19日、宮崎市のKIRISIMAハイビスカス陸上競技場であった。
 竹之内優汰(鹿児島南)=写真上=は男子三段跳で15m30の大会新記録を出し、走幅跳と合わせて2冠を勝ち取った。女子走高跳は田中彩乃(大島)が1m64で制した他、6人中5人が鹿児島勢と上位を独占した=写真中=。男子百十障害は岩切亨生(国分中央)=写真下=が連覇した。女子三千はケニア人留学生のカマウ・タビタ(神村学園)が優勝は逃したものの、9分9秒19の大会新記録。女子七種3位の冨満美月(松陽)も4662点で大会新記録、県高校新記録だった。
 各種目6位まで(※混成は3位、競歩は4位)が全国大会(7月29日―8月2日・岡山)に出場する。


※成績の詳細はこの文字をクリック!
160619-4男子三段跳_035
男子三段跳 ①竹之内優汰(鹿児島南)15m30=大会新 ②岩﨑孝史(鹿児島)14m26 ⑥岩下隆聖(鹿児島商)13m87

幅跳で勢い、2年間の雪辱晴らす
竹之内

 前日の走幅跳で、竹之内は自己ベストを大幅に更新する7m48を出して勢いづき、三段跳ではこれまで14m76だった自己ベストを更に54センチ更新する15m30の大会新記録で優勝した。
 メーンの幅跳で結果を残したことで、プレッシャーからも解放され、三段跳はより「楽しんで競技する」ことに集中できた。15m30を出したのは、幅跳でベストを出したのと同じ決勝1本目の4回目。「一番リラックスしてできる」場面で前日同様、会場の手拍子を要求した。予選の3本はホップ、ステップで接地が「ベチャっとつぶれたように」なる悪い癖を修正しきれなかったが、4回目は短く接地してリズムを刻むことができ、大幅な記録更新につながった。
 幅跳、三段とも過去2年間インターハイ出場を逃し「南九に嫌われ続けていた」悪夢をこの2日間で一気に挽回することができた。2年越しの悲願であるインターハイで掲げる夢は「大村さんの出した県高校記録を更新すること」。幅跳7m60、三段15m51、竹之内の先輩である大村一光氏が1978年に出して以来、38年間破られていない未踏の世界に、幅跳12センチ、三段21センチと迫った。「先輩には申し訳ないですが」と謙遜しつつ「塗り替えますよ」と大望を抱いていた。

160619-5女子走高跳_035
女子走高跳 ①田中彩乃(大島)1m64 ②馬原美虹(松陽)1m64 ③伊地知茜(鹿児島女)1m58 ⑤宮内理音(鹿児島南)1m58 ⑥萩原莉子(同)1m58

仲間に感謝、「気持ち」で勝利
田中

 田中の笑顔が、表彰台の一番高いところで輝いた。
 雷雨のため競技開始が2時間以上遅れた。競技が始まっても、度々雷で競技が中断する。「順延になったら嫌だな」と心配したが、おかげで「緊張が解けました」。
 1m45から跳び始めて50、55、58は一発でクリアする。インターハイ出場の6位以内に入るためには58がラインだと想定していた。勝負所を迎えて再び緊張感がもたげたが「みんなが応援してくれたことを思い出して、強い気持ちで跳べた」。
 島を出るときは大高陸上部をはじめ、大勢の仲間が激励に駆けつけてくれた。試合の朝もラインで多数の激励のメッセージが寄せられた。「みんな私が緊張することを知っているので、『技術よりも気持ちが大事』と何度も自分に言い聞かせることができました」。会場で実際に応援したのは監督と母親だったが「大高陸上部27人全員で勝ち取った優勝」と胸を張って言い切れた。
 昨年の九州新人は七種で出場したが、県外のレベルの高さを痛感した。最終学年の今年、着実にインターハイ出場を決めるために、七種を捨て、得意種目の走高跳1本に絞った。それが功を奏して「南九州覇者」という最高の称号でインターハイの切符を勝ち取ることができた。田中にとっては初めてにして最後のインターハイ。「自分の力がどこまで通用するか、チャレンジするつもりで、あと1カ月とちょっと、部活を頑張りたい」と夢の全国への思いを馳せていた。

160619-6男子110H_035
男子百十障害 ①岩切亨生(国分中央)14秒64

県高校記録にこだわり
岩切

 連覇を目指す岩切にとっては、優勝は当然として、山田亨(松陽)が1993年に出した14秒41の県高校記録を更新することへのこだわりがあった。予選14秒66(+0.0m)、準決勝14秒62(+0.2m)、決勝14秒64(+0.0m)と3本とも14秒6台でまとめることはできたが「自分の課題が克服できなかった」と反省しきりだった。
 県総体のときの反省点だったハードル間のリズムは改善でき、トップスピードを作ることはできたが、「後半前傾姿勢が保てず、起き上がってしまって後半をまとめることができなかった」。
 片頭痛があるため「雨の日は苦手なんです。インターハイは晴れてくれるといいのですが…」と苦笑する。とはいえ自分にとって都合の良いステージがいつも用意されているわけではないことも十分承知している。周りの状況に対する「対応力をつけること」を課題に挙げる。その上でインターハイでは「県高校記録の更新にこだわりたい。そこから次のステージが見えてくると思う」と目標を語っていた。

160619-7女子3000_035
女子三千 ②カマウ・タビタ(神村学園)9分9秒19=大会新 ④中島愛華(同)9分18秒05

目標記録は達成
タビタ

 女子三千は矢田みくに(ルーテル学院・熊本)が常に先頭を引っ張り、神村勢のタビタ、中島らが追走する展開だった。最初の1000mは3分7秒だったが、2000mは6分10秒と一気にペースアップ。終盤は矢田とタビタの一騎打ちの優勝争いになる。ラスト200mでようやくタビタが前に出かけたが矢田が譲らずそのままゴール。優勝タイムは9分8秒05で上原美幸(鹿児島女→第一生命)の持つ大会記録を2人とも塗り替えるハイレベルなレースだった。ラストの1000mは2分58秒と更に加速していた。来日して初めて後塵を拝したタビタだったが「目標タイム通りに走れたのでOK」と笑顔で感想を話していた。

160619-8男子マイル_035
160619-9男子マイル_035
男子千六百リレー ②鹿児島南(児玉、松元、福永、藤崎)3分14秒15

160619-10女子7種_035
女子七種 ③冨満美月(松陽)4662点=大会新、県高校新 ⑤松元佳子(川内)3955点 ⑥重信咲奈(鹿児島 女)3916点

 冨満
(昨年4位で逃したインターハイ出場を決める)「上の2人とも得点はあまり変わらないので、とにかくレベルの高い選手に食らいついていくことを考えた。最後の八百はつぶれてしまってもう少し走れたかと思うけど、ハードルと二百でベストが出て、あとは普段通りの力が出せた」

160619-11男子3000SC_035
男子三千障害 ③河口竜也(鹿児島商)9分21秒39

160619-12男子円盤投_035
男子円盤投 ④田中洸成(鹿児島南)42m03
160619-13男子円盤投_035
⑥宮脇絢也(国分中央)36m05

160619-14女子200_035
女子二百 ⑤大山瑞希(国分中央)26秒08

160619-15男子200_035
男子二百 ④折田歩夢(甲南)21秒71

 折田
(0.01秒差で競り負けて3位を逃す)「二百のために、マイルを外してもらったのに期待に応えられなくて申し訳ない。県の時は余裕があって前半動けなくても後半良くなってくる。上のレベルの大会になると前半は動けるのに後半動けなくなる。まだまだ練習が足りない」

160619-16女子100H_035
女子百障害 ④篠原愛海(鹿児島女)14秒60 ⑤川島杏純(鹿児島)14秒79

160619-17女子マイル_035
女子千六百リレー ⑥鹿屋(郷原、小牧、倉岡、曽田)3分58秒32

スポンサーサイト

テーマ:ランニング - ジャンル:スポーツ

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://spokago.blog68.fc2.com/tb.php/1854-43c4d25c
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック