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第71回県陸上選手権最終日
竹之内(鹿南高)、38年ぶりの県高校新!・男子三段跳
折田(甲南高)、安栖(国際武道大)、幾(朝日中)、幸(出水高)ら大会新

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 第71回鹿児島県陸上選手権大会最終日は7月3日、鹿児島市の県立鴨池陸上競技場であった。
 男子三段跳では竹之内優汰(鹿児島南高)=写真上右=が15m59(+1.5m)を跳んで38年ぶりに県高校記録を塗り替えた。男子四百で折田歩夢(甲南高)=写真中=が47秒59、男子十種で安栖遼太郎(国際武道大、鹿児島高卒)が6618点、女子ジュニア百で幾真希(朝日中)=写真下=が12秒42、男子ジュニア百で幸信光(出水高)が10秒83で、それぞれ大会新記録を出した。男子円盤投の市来優馬(鹿児島陸協)は大会10連覇を達成した。
 大会最優秀選手に贈られる玉川杯は、男子が竹之内、女子は走幅跳と百で2冠を勝ち取った内之倉由美(早稲田大、甲南高卒)が受賞した。


※記録の詳細はこの文字をクリック!
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男子三段跳 ①竹之内優汰(鹿児島南高)15m59=県高校新、大会新

「良い流れ」作れた
竹之内

 「15m59、この記録は県高校新記録! 38年ぶりの更新です!」
 場内アナウンスが興奮気味に竹之内の記録達成を告げた。2週間前の南九州で15m30を跳んで優勝した際、大村一光さんの持つ県高校記録を「先輩には申し訳ないですが、塗り替えますよ」と宣言していたのを、実践してみせた。
 「調子は悪かった」という。インターハイに向けての最大の通過点である南九州を終えて、学校の試験があったり、雨で練習ができなかったりとコンディションも良くなかった。前日の走幅跳ではライバルの米森(鹿児島高)に敗れ3位と振るわなかった。この日も「6本跳べるかどうかも分からない」状態だった。
 1、2本目が14m半ばと苦しんだが、3本目で15m00を跳んでようやく調子づく。15m59を跳んだのは、奇しくも南九州の走幅跳、三段で自己ベストを大きく塗り替えた決勝1本目の4回目の試技だった。あの時は気持ちをリラックスさせて、場内の手拍子を初めて要求するなど「遊び心」が好記録につながったが、今回は決勝が始まるまでのインターバルの時間を利用して身体を休め、この1本をしっかり跳ぶことに集中した。無心で跳んだので内容は覚えていないが、着地した時15m50は確かに超えたことは確かめられた。
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 奇しくも大村さんは自分の記録が破られる瞬間を目撃していた。「ホップからステップに向かう流れが実に良かった」と言う。38年間破られなかった自分の記録が塗り替えられるのは「正直悔しいですよ」とアスリートとしての本音がのぞく。それでも「自分が出したころよりもしっかりした技術を持っている。破るべき人が破ってくれた」と母校の後輩の頑張りに惜しみない賛辞を贈っていた。表彰式では急きょ大村さんがプレゼンターを務めるという粋な演出もあった。
インターハイを1カ月後に控え、全国ランキングでもトップに躍り出た。ずっと目標にしていた偉大な先輩とがっちり握手を交わした竹之内は「インターハイに向けて良い流れが作れた」と力強く語った。

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男子四百 ①折田歩夢(甲南高)47秒59=大会新 ②松元泉来(鹿児島南高)48秒71 ③甲斐達気(鹿児島大)48秒87

自分の殻を破る!
折田

 ゴールして11年ぶりの大会記録更新を確信すると、折田は何度も拳を握って喜びをかみしめた。今季はケガの影響もあって納得いくレースができていなかっただけに、初めて会心の走りができた手ごたえを感じていた。
 「橋元さんのアドバイスが参考になりました」という。今季、インターハイ路線で走った百、二百では思うように走れなかった中で、今大会前、4年前のインターハイ二百の覇者・橋元晃志(早稲田大)に相談した。「自分の感覚を信じろ」。橋元に言われた。それまで折田は「教わったことを忠実に実行しようとする」ことに固執しすぎていた。四百では「自分の殻を破る」ことを掲げた。きれいなフォームが持ち味だが、それをあえて崩し、前半からやや前傾気味に全力で突っ込むことを意識した。第3コーナーのあたりで早々とトップに立ち、ライバルの追随を許さなかった。
 本来の適性は四百や四百障害にあるが、高校卒業後はそちらに転向する予定。「将来はオリンピック出場」を掲げて、高校ではスピードをつけるための百、二百に専念していた。インターハイ路線では走っていない四百だったが、久々に納得いく走りができて、インターハイへの意気込みも高まった。「優勝するんで、ぜひ取材に来てください!」と頼もしげに宣言していた。

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女子ジュニア百 ①幾真希(朝日中)12秒42=大会新 ②山﨑千聖(ナンバーワンクラブ)12秒55

スタート修正で好記録
幾(朝日中・奄美新聞掲載)

 決勝は、幾とライバルの山﨑以外の6人は全員高校生というレースだった。-1.1mの悪条件をものともせず12秒42の大会新記録で優勝した。
 「予選、準決勝ではスタートがうまくいかなかった」と幾。決勝ではスタートですぐ浮いてしまう癖を修正し、低い姿勢を維持したまま、切れ味良く飛び出して加速することができた。ただ後半は「山﨑さんを意識して少し硬くなりました」と反省する。
 競技歴は長く、小2のときに姉の影響で始めた。「速くなること」に魅せられた。昨年は朝日中四継メンバーの1人で全国中学総体を走ったが「全国のレベルの高さを知って、もっと練習しなければ」という気持ちになった。
 今季は12秒34のベスト記録を出しており、標準記録を突破して個人での全中出場を決めている。全中での目標は「決勝に残ること」。そのためには12秒3を切れるぐらいの力をつけておきたい。8月までにスタートダッシュ、中間走、フィニッシュ、それぞれの課題を突き詰めていくつもりだ。

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男子百十障害 ①岩切亨生(国分中央高)14秒45 ②前田鉱毅(立命館大)14秒47

 岩切
(自己ベストを更新)「午前中に高跳をやった疲労があって5台目で左のハムがつった。それが7台目で治った。2つ左隣のレーンに前田さんがいて絶対に勝ちたくて後半追い上げた。最後は胸差。県高校記録(14秒41)には届かなかったけど、悪くない走りはできている。インターハイでは14秒2、いや14秒1台は出してみせますよ」

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女子百障害 ①中釜佐和子(東京学芸大)14秒50 ②篠原愛海(鹿児島女高)14秒84 ③
川島杏純(鹿児島高)15秒15

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女子走高跳 ①鐡丸美由紀(園田学園女大)1m70

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女子百 ①内之倉由美(早稲田大)12秒56 ②鶴田玲美(大東文化大)12秒59 ③山口美里(同)12秒70

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男子円盤投 ①市来優馬(鹿児島陸協)42m34 ②寺脇武流(志學館大)34m53 ③鶴之園充幸貴(日本体大)32m31

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女子千六百リレー ①鹿児島女高(迫田、東、高木、伊地知)3分58秒60 ②川内高3分58秒70 ③鹿屋高4分1秒62

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男子千六百リレー ①鹿児島南高(児玉、松元、福永、藤崎)3分16秒74 ②鹿大医歯学部3分19秒86 ③鹿児島大3分20秒44

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テーマ:陸上競技 - ジャンル:スポーツ

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