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球夏2016第8日、順延(奄美新聞掲載)
2日連続、計6日の順延
「精神修行の場」
沖永良部

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 第98回全国高校野球選手権鹿児島大会第8日は7月14日、鹿児島市の県立鴨池、鴨池市民の両球場で2回戦2、3回戦4の6試合が予定されていたが、雨のため15日に順延となった。県立球場第1試合で予定されていた沖永良部―鹿児島城西、第2試合の徳之島―樟南、奄美勢の2試合も順延となった。8―11日までの4日間と合わせて、計6日の順延となった。

 沖永良部は7日に鹿児島入りして滞在8日目を迎え、未だ試合ができていない。この日は午前8時前に球場入り。大会本部は、何とか2回戦の試合だけでも消化できないかと天候の回復を待ったが、回復が見込めず午後1時前に順延を決めた。
 またしても初戦が延びてしまったが、前田直紹監督は「世の中、思い通りにいかないと、子供たちには良い精神修行の場になった」と前向きに気持ちを切り替えた。
 捕手の池野翔は「きのう三回まで試合をした疲れもあったので、延びたのは嬉しい」と歓迎する。鹿児島入りしてから雨続きで、練習場所も雨天練習場など限られたスペース、時間でしか使えないため「思い切り身体を動かせない」ストレスがある。そんな中でも「対戦相手の鹿児島城西が狭い場所のスペース確保に工夫していたのが勉強になった」と言う。
 長期の滞在で「選手のモチベーションが下がるのが心配」と3年生マネジャーの直山藍華さん。それでも試合が近づくにつれて「1人1人が目標に向かって1つ1つのプレーの質を高めている」と部員を観察しながら感じている。13日は鹿児島城西と三回までの試合だったが「強豪校が相手でも名前負けせず自分たちのプレーができていた」。初戦に向けて「最後まで精一杯サポートとして、今まで経験したことを生かしたい」と意気込んでいた。

支援に感謝
沖永良部

 大会は計6日の順延となった。離島からやってきている奄美勢にとっては、かさむ滞在費が悩みの種だ。
 7日から鹿児島入りしている沖永良部にとっては、未だ試合ができていない状態で8泊目を迎える。選手20人にマネジャー2人の22人で、1泊5000円に食費などを加えると、1日12、3万円の出費になる。今のところは部員から徴収した分と学校からの補助で賄えているが、勝ち進んで滞在が延びるようなら「プールしてあるお金を使うことになるかも」と田上朝貴部長。ジャガイモ販売の売り上げや、大会前に大島地区大会で優勝してOBらから届いた寄付金は、夏休みの遠征などチーム強化のために積み立ててある。これらを使用することも検討している。
 うれしい出来事もあった。窮状を聞きつけて、前田直紹監督の母校・鶴丸高校野球部OBの有志から支援金が届けられた。前田監督は「うれしいかぎり。島に行ってからなかなか会う機会がないけれど、こんな時に昔の仲間が自分のことを思い出してくれたことが、本当にありがたい」と感謝していた。

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テーマ:高校野球 - ジャンル:スポーツ

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