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球夏2016第8日
沖永良部、シード鹿城西に競り勝つ!
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 第98回全国高校野球選手権鹿児島大会第8日は7月15日、鹿児島市の県立鴨池、鴨池市民、両球場で2回戦2、3回戦4の6試合があった。


詳細な観戦レポートと写真は「高校野球ドットコム・鹿児島版」に掲載!

第8日の結果報告はこの文字をクリック!
沖永良部―鹿城西戦はこの文字をクリック!
徳之島―樟南戦はこの文字をクリック!
指商―種中央戦はこの文字をクリック!
神村―蒲生戦はこの文字をクリック!
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◇15日の結果
・2回戦(県立鴨池)
沖永良部 2-1 鹿児島城西
・3回戦
樟南 7-0 徳之島(8回コールド)
指宿商 5-3 種子島中央
・2回戦(鴨池市民)
神村学園 14-4 蒲生(6回コールド)
・3回戦
鹿児島実 6-1 枕崎
池田 6-5 鹿屋農

◇16日の試合
・3回戦(県立鴨池)
9:30 隼人工―鹿児島工
11:50 鹿屋中央―伊集院
14:10 川内―大島
・3回戦(鴨池市民)
9:30 市来農芸―出水中央
11:50 薩南工―加治木
14:10 れいめい―吹上

接戦を守り勝つ!
「人間的成長」を実感
沖永良部(奄美新聞掲載)

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 順延続きで待ちに待った初戦を、沖永良部は勝利という最高の結果で飾ることができた。
 シード校を相手に1点を争う緊迫した展開だった中で、前田直紹監督は「最後まで粘って最高の守備ができた」のを最大の勝因に挙げる。大黒柱のエース奥間は決して本調子ではなく、四、五回を除いて毎回得点圏に走者を背負ったが、1失点、無失策で切り抜けた。
 正念場が九回にあった。簡単に二死を取り、最後の打者を三ゴロ、ゲームセットと思われたが、主審の判定がファール。動揺を見透かされたように連打を浴び、二三塁と一打逆転サヨナラのピンチを背負った。3回の伝令も使い切り、間をとることもできない。
 「ここを乗り越えるために冬場苦しい練習をして、今まで頑張ってきた」。
 エース奥間卓斗は自らに言い聞かせ、4番・戸川と真っ向勝負。気迫が勝り、力なく上がった打球を「僕は何か『持っている』。自分のところに来るような気がしていた」途中出場の左翼手・久保充稔のグラブに収まり、2時間21分の熱戦を締めくくった。
 力があるとされながら、沖永良部は昨秋、今春と初戦敗退。失点には守備のミスが絡んでいた。大事な夏の初戦、ミスが1つも許されない展開で、1つのミスもなく守り切れたところに「子供たちの人間的な成長を感じた」と前田監督。九回二死からピンチを背負った場面でも、右翼手の榮優樹主将は「あと2つアウトをとるつもりで」落ち着いていた。昨秋の隼人工戦、二塁手でサヨナラのタイムリーエラーをした久保のところに最後の打球が飛んだのも、何かの因縁を感じる。力投が報われたエース奥間は、悔しい敗戦が成長の糧になり「あの時負けて、本当に良かった」と心の底から実感できた。

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【2回戦・沖永良部―鹿児島城西】8回表沖永良部一死二三塁、暴投で勝ち越しのホームを踏み、雄叫びを上げる三走・奥間(右)=県立鴨池

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【2回戦・沖永良部―鹿児島城西】3回表沖永良部二死一二塁、3番・末川が先制の中越え二塁打を放つ=県立鴨池

「みんなに申し訳ない」
仲間の支えに感謝
平将太主将(鹿児島城西、金久中卒)=写真右端=(熱球譜・奄美新聞掲載)

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 八回、先頭の8番・奥間は打ち取ったはずだった。力のないゴロを自らさばいたが、ベースカバーがいない。必死で一塁に走り、奥間とほぼ同時にベースを踏んだが判定はセーフ。「嫌な走者を出してしまった」責任感がその後の投球を狂わせた。
 犠打、ヒット、盗塁で一死二三塁とピンチが広がる。カウント2ボール2ストライクで投じたボールが痛恨の暴投。球種は直球だったが「自分が出した走者だから抑えようと力んでしまった」。それまで直球、スライダー、チェンジアップと使い分け、納得のいく投球ができていた手ごたえがあっただけに「自分のミスで負けてしまってみんなに申し訳ない」。
 その裏、味方が粘って二死満塁と好機を作った。次打者席で待ちながら、前の打席で二塁打を打った手ごたえもあり「絶対に取り返す」気持ちを高めていたが、代打・有川が告げられる。「チームの決定だから仕方がない」と切り替え、自分で返せない分を仲間に託そうと有川の肩をしっかり叩いた。九回は二死走者なしから粘って好機を作った。これまで好リードで自分を引っ張ってくれた4番・戸川に最後の望みを託したが、叶わなかった。
 最後の夏が初戦敗退と残念な結果に終わったが「鹿城西を選んで良かった」と胸を張って言える。エース、主将である自分を支え、盛り上げてくれたことに心から感謝している。得点は挙げられなかったが、最後まで諦めずにチャンスを作り、粘れるチームになった。自分が行けなかった甲子園への夢は前川のいる樟南、渡のいる大島、田畑、吉田のいる神村学園、金久中の仲間がいる学校に託したい。両者が対戦することになったら「どっちも応援します」。

エース松山、満を持して登板
徳之島(奄美新聞掲載)

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【3回戦・徳之島―樟南】6回裏樟南一死三塁、スクイズを仕掛けるも、エース松山(右端)の好フィールディングで本塁タッチアウト。捕手・太良=県立鴨池


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 徳之島のエース松山大祐にとっては、5月の連休以来約2カ月ぶりのマウンドだった。
 連休中の沖縄遠征で、沖縄の強豪チームを相手にも試合を作れる手ごたえをつかみながらも、右肩痛に見舞われ、以後マウンドに上がることができなかった。雨による順延が続き、4日の初戦から中10日空いたおかげで肩の痛みも引き、満を持して樟南戦のマウンドに上がることができた。
 四球で走者を出したが、三回までは1安打無失点で切り抜けた。チェンジアップ、スライダーなど「小さく動く変化球」が樟南打線の芯を外し、ジャストミートさせなかった。四、五回と5番・吉内に痛打されたが、最少失点で切り抜け、十分終盤で挽回できる点差で食らいついた。
 だが後半、樟南打線に変化球を見極められるようになってから投球が苦しくなる。ストライクをとりにいったボールを痛打され、守備のシフトを敷いた逆方向に長打されるようになった。「継投するべきか」と田村正和監督は迷ったがエースの意地に全てを託した。
 八回、連打を浴び瞬く間に点差が開く。何とか二死までこぎつけたが、あと1点でコールドというところで、田村監督は背番号10の幸を最後の伝令で送った。「次の回の先頭打者は代打で俺だから、そこまで回せよ」。明るいムードメーカーの想いを背負って松山は5番・吉内に真っ向勝負を挑んだが、左中間を破られ無念のコールド負け。「九回まで試合ができなかった」悔しさが押し寄せ、マウンドで泣き崩れた。
 昨夏8強入りしたチームで、松山は2年生でただ1人のレギュラーだった。先輩たちの伝統を継ごうと意気込みが空回りして、昨秋、今春は初戦でコールド負け。「エース番号を背負いながら、投げられず、打撃の調子もよくなくてチームの足を引っ張った」もどかしさを抱えて迎えた夏だったが「最後に、みんなで1勝できたことが良かった」と締めくくっていた。
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テーマ:高校野球 - ジャンル:スポーツ

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