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奄美春秋



※管理人が奄美新聞に書いたコラムです。

 今年の夏の甲子園をかけた鹿児島大会の決勝戦は球史に残る名勝負だった。樟南と鹿児島実が延長十五回で決着がつかず、史上初の決勝再試合となり、樟南が1点差で競り勝って3年ぶりの夏の甲子園への切符を手にした。
 樟南がどんな投手起用をしてくるか、決勝の大きなポイントと考えていた。準決勝を五回コールドで打ち勝った鹿実に対して、樟南は延長十三回の辛勝。エース浜屋が1人で192球を投げ抜き、連戦となる。県内屈指の鉾=攻撃力を誇る鹿実に、県内屈指の盾=守備力を持つ樟南。「盾」の中でも最も大きなカギとなるエースが疲労困憊した状態で強力な「鉾」をどう封じるかに注目していた。
 樟南のもう1人の左腕・畠中が、歴史的な名勝負のキーパーソンになった。最初の試合では先発して5回1失点で試合を作り、再試合では五回無死満塁の場面でリリーフして無失点で切り抜け、以後鹿実打線に付け入るスキを与えなかった。昨夏、まさかの初戦敗退を喫して以降「この1年間は悔しい想いしかしていなかった」左腕の、捲土重来を期す強い想いが今大会で爆発した。
 「川内戦を勝ったことがチームの自信になった」と山之口和也監督。「打線は水物。最後は守りのチームが勝つ」。準決勝・川内戦の後、前川大成主将(金久中卒)は力強くそう語っていた。苦境、逆境が人を育て、チームを強くする。そんな姿が今年の樟南野球には如実に表れていた。
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テーマ:高校野球 - ジャンル:スポーツ

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