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16ウインターカップ鹿児島県予選
鹿児島女、延長でV2・女子
男子・れいめいは8年ぶり

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 第47回全国高校選抜優勝バスケットボール大会(ウインターカップ)鹿児島県予選は10月14-17日の4日間、鹿児島市の県体育館などで熱戦が繰り広げられた。女子は鹿児島女が2年連続23回目、男子はれいめいが8年ぶり13回目のウインターカップ出場を勝ち取った。
 女子決勝は鹿児島女と初の決勝進出を果たしたれいめいが対戦。れいめいが序盤から優位に試合を進めていたが、試合終了間際に鹿児島女が同点に追いつき、延長戦へ。69-65で勝利し、2連覇を達成した。男子決勝はれいめいが鹿児島工を64-51で下し、新人戦、南九州四県、県総体に続いて県内4冠を勝ち取った。
 鹿児島女、れいめいは全国大会(12月23-29日・東京体育館)に出場する。


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◇女子決勝
鹿児島女 69-65 れいめい
(3-18、15-13、14-16、28-13、延長9-5)

「我慢」と「強気」で勝利の扉、開く
鹿児島女

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 試合終了のブザーが鳴ると、鹿児島女の控え選手たちは飛び上がって喜んだ。選手、スタッフの誰もが歓喜の涙、安堵の笑顔であふれる。「何とか勝てました」と福嵜博之監督。裏を返せば決勝のれいめい戦がいかに苦しかったかを物語っていた。
 第1クオーターの躓きを終盤まで引きずった。最大のライバルを目された準決勝・鹿児島純心戦を大きなヤマ場と踏んで「良いバスケットができていた」(福嵜監督)が、決勝は「れいめいとは県総体のときに大差で勝っていたので、油断があった」とゲームメーカーの佐伯雅は言う。立ち上がり、イージーなシュートを何本も落とし、それが守備にまで影響し歯車がかみ合わなかった。加えて、攻守に思い切りよく動いていたれいめいが勢いをつかみ、3-18と大差をつけられた。
 落ち着きを取り戻し、井ノ上、岡村、米澤ら高さを生かしたインサイドプレーなどで、徐々に持ち味は出したが、時間が経ってもなかなか点差が縮まらない。巻き返しを図りたい後半開始早々もれいめいのエース大西にスティールを決められた。このクオーターだけで14点とられるなど、爆発的な活躍をみせた大西には最後まで手を焼いた。
 最終第4クオーターになってもなかなか点差が1桁台にならない。ベンチで福嵜監督が言い続けたのは「我慢」と「強気なプレー」だった。第1クオーターで2つのファールをしてしまった佐伯だったが「スタンドから応援の声が聞こえてやるしかない気持ちになった」。第4クオーターでは大西の密着マークに着き相手の足を止める。井ノ上のリバウンドシュートでようやく1桁台の9点差になったのは残り3分を切ってからだった。
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 同点に追いついたのは残り32秒。途中出場の2年生・東綺音のミドルシュート=写真=だった。シュート力はあったが「気持ちの弱さ」(福嵜監督)が課題でこれまでなかなか起用できなかった。佐伯のバックアップガードとして、日ごろの練習で互いにマッチアップしているうちに力をつけてきた。「チームのために強いプレーを心掛けた」と東。タイムアップとなってしまったが、あわやブザービーターとなる「幻の逆転シュート」をねじ込んだのも東だった。
 延長に入ると地力の差がものをいう。米澤の7得点などで粘るれいめいを振り切り、辛うじて2年連続となるウインターカップと、夏のインターハイに続く全国への切符を手にした。

◇男子決勝
れいめい 64-51 鹿児島工
(14-12、20-12、16-12、14-15)

「れいめいのバスケット、できた」
チームバスケットに課題も
れいめい

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 れいめいにとっては、新人戦から始まって、南九州四県、県総体に続いてウインターカップで4冠を取ることは強豪・復活の総仕上げだ。念願の4冠を達成し「れいめいのバスケットができた」と上原大哉主将は振り返った。
 楽な戦いでは決してなかったが、「3人の3年生のおかげ」と上原主将は感謝する。果敢にリバウンドに飛び込み、泥臭い仕事をいとわない前主将・福崎、得点の場面で華麗なプレーを随所に見せた鎌迫、苦しい場面で強気なプレーやアウトサイドシュートを決めてチームを救った坂下、3人の3年生の存在はチームを勇気づける原動力となった。
 3年生を主体とした夏のチームから、1、2年生を主体とする新チームへの移行期であり、ゲームメーカーの上原主将が腰を痛めていてフル出場できないなど、チーム状態は万全ではない。その分、ゲームメークは1年生・神之門海が頑張り、横内、長嶺の2年生インサイド陣も福崎、鎌迫に負けじと存在感を出した。決勝の鹿工戦では、第3クオーターでシューター伊佐が2本の3ポイントを含む4連続得点を挙げて相手を突き放すことに成功した。「県総体の頃までは調子が上がらず悩んでいたけど、気持ちの入ったプレーができるようになった」(上原主将)。
 4冠は達成したが、一方で和田玄太監督は「すっきりしない。チームとしてのバスケットがまだまだ」と納得いかない表情だ。勝つことはできたが、ともすれば個人の能力に任せたプレーが多くて、テーマにしていた「チームで守り、チームで攻める」バスケットではなかった。「チームバスケット」で挑んだインターハイは国学院久我山(東京)に逆転負け。真の意味の強豪復活は、全国で目指すバスケットで勝利するまで、まだお預けということだ。

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テーマ:バスケットボール(日本) - ジャンル:スポーツ

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