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奄美春秋



※管理人が奄美新聞に書いたコラムです。

 10年に春夏連続で甲子園を制した沖縄の興南は、毎朝のゴミ拾いが日課だったという。あるときエースの島袋洋奨投手が「毎朝、これをやる意味が分からない」と我喜屋優監督に尋ねると、「今、分からなくていい。続けることに意味がある」と答えた。
 念願かなって夏の甲子園で優勝し、島袋投手は「初めてその意味が分かった」。毎朝ゴミを拾おうと学校周辺を歩いていると、どこにゴミがあるのか注意して観察するようになった。そのことが知らず知らずのうちに相手打者を冷静に観察し、癖や弱点がどこにあるのか見極める習慣につながったという。
 中学野球部員を対象にしたメンタルトレーニング指導で、講師の田口信二さんが紹介したエピソードだ。メンタルトレーニングの目的は「ここぞという場面で、集中力を高め、持っている力を引き出せる心の状態をいかにして作るか」にある。そのために田口さんは「日ごろの生活の中から、いろんなことに気づき、感じる姿勢を習慣づける」ことの大切さを説く。興南のゴミ拾いのように日常生活に工夫を凝らしたり、意識を変えるだけでも、力を引き出すヒントが隠されている。
 年明けに母校の野球部のOB戦で現役高校生と対戦した際、この発想を応用してじっくり相手投手を観察し、配球を読んで適時打を打つことができた。40歳を過ぎても自身の潜在力を引き出す方法がまだまだあると、体感できたのが自信になった。
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テーマ:高校野球 - ジャンル:スポーツ

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