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第30回県地区対抗女子駅伝(奄美新聞掲載)
肝属、大会新で2年ぶりV
大島は7位と健闘

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 第30回記念鹿児島県地区対抗女子駅伝大会は1月29日、霧島市の隼人運動場を発着点に、国分下井を折り返す6区間21・0975キロで、県下12地区の女子ランナーたちが健脚を競った。大島は前回より1つ順位を上げ、7位と健闘した。
 大島は1区で久保(鹿児島銀行、金久中卒)が6位スタート。3区までのその位置をキープし、4、5区で1つずつ順位を落としたが、アンカー平島美来(樟南高、赤木名中卒)=写真下=が区間3位の力走で1つ順位を上げ、1時間14分51秒で7位だった。
 大会は肝属=写真上=が1時間9分20秒の大会新記録で2年ぶり10度目の栄冠に輝き、Bクラス(前回5―8位)優勝もものにした。Aクラス(前回1―4位)優勝は姶良、Cクラス(前回9―12位)優勝は熊毛だった。


※記録の詳細はこの文字をクリック!
前だけ見て力走!
「粘りの走り」でBクラス死守
大島

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 大島は前回より1つ順位を上げ、目標の「Bクラス死守」を達成した。備秀朗監督は「現時点で考えられるベストのオーダーを組んだ。これ以上ない粘りの走りをしてくれた」と選手の頑張りに感謝した。
 優勝した肝属、2位・姶良の2チームが大会記録を塗り替えるなど、上位4チームがハイレベルなレースを繰り広げた中、大島は上位争いにこそ絡めなかったが、中盤の位置で粘りのレースを展開した。
 「後ろを気にせず、前だけ見て走る」と備監督は言い続けた。4区・元は川薩に抜かれたが「力は相手が上。最後まで食らいついていこうと思った」。5区の最年長・野竹由も6位・川薩の背中が見える位置で力走。前だけを見ていたので「後ろの曽於に追いつかれたのに気づかなかった」。
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 8位まで順位は落としたが、5人が粘り強くつないだタスキの「想い」を受け取ったアンカー・平島は約1キロ付近で曽於を抜き返し、上り坂で前に出て、下り坂で一気に引き離した。競技場に入ると、どこよりも熱の入った地元奄美会の大応援団の前で、6位・川薩を抜き=写真=、会場を沸かせた。再び抜き返されて7位で終わったが「選手の気迫が伝わってきた。最後の平島の走りがチームを象徴していた」(備監督)。
 昨年、大島チームの象徴的な存在だった川照美さんが亡くなった。長年チームをけん引した選手だったが、練習中に倒れ、意識不明のまま闘病生活を続けていた。備監督は「川さんの想いが選手の背中を後押ししてくれた」と胸を張って、天国の川さんに今大会を報告するつもりだ。

走りで地域に恩返し
野竹由美子(笠利病院)

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 大会最年長・47歳の5区・野竹由美子(笠利病院)の走りが大島チームを勇気づけた。7位でタスキを受け取り、職場の人たちが新調してくれたユニホームで力走。順位は1つ落としたが「精一杯の走りができた」と納得顔で振り返った。
 年齢は最年長だが、本格的な競技歴は2年足らずと若い。長女のひなのさんが鹿児島女高に在学していた3年間、一緒に鹿児島市内に住んでいた。「島を離れていた頃も、備監督をはじめ、島の人たちに応援してもらっていた」ことに恩義を感じ、再び島に帰ったら「自分が地域にできる恩返しはないか」と考えて始めたのが陸上だった。
 次女で3区を走ったゆめみが赤木名中に入学した頃から、本格的な陸上を始めた。「毎日コツコツと練習を続けて力をつけてきたのがすごい」とゆめみ。備監督も「親子出場が話題になっているけど、実力で出場を勝ち取った」とその努力に太鼓判を押す。
 「選手じゃなかったら、娘の走りに気が気じゃなかったかも」と苦笑する。走る前にゆめみに声を掛けたが「人のことより自分の心配を」と返した言葉に「娘の成長を感じた」。
 チームも昨年より1つ順位を上げて「来年につながる走りができた」と喜ぶ。「来年の大会を自分にとっての集大成に考えている。あと1年頑張ってみたい」と気持ちを新たにしていた。

【大島チーム選手ひとこと】
 久保愛結美(鹿児島銀行、金久中卒)
 前回よりも50秒落ちた。前半身体が動かなくて、後半ようやく動いて何とかついていった。チームのみんなの成長がすごくて「自分が前回と同じぐらい走れていたら」と思うとチームのみんなに申し訳ない。
 大川菜々子(鳳凰高、赤木名中卒) 6位をキープできたのは良かったけど、もう少し前の出水についてアンカーの平島に貯金を作りたかった。この駅伝は高校駅伝と同じぐらい大事な大会なので、来年も頑張りたい。
 野竹ゆめみ(赤木名中) 雨と寒さで体が動かなくて、納得いく走りができなかった。次の目標に切り替えて、この大会の経験を今後の練習に生かしたい。
 元由香莉(樟南高、赤木名中卒) 川薩に抜かれたけど、離されないようについていった。粘ることはできたけど、最後にスパートができなかった。もっと力をつけたい。
 野竹由美子(笠利病院) 精一杯の走りができた。前だけを見て走ったので追いつかれたのに気づかなかった。30回の記念大会を走れて光栄だった。
 平島美来(鳳凰高、赤木名中卒) 後半には自信があったので、最初から突っ込んで曽於を抜くことができた。少しでも大島チームに貢献できて良かった。
 加藤美友(瀬戸内徳洲会) 晴れると思って雨具の用意をしていなかったのに、選手たちがしっかりアップして走れていたのに感動した。チームみんなで目標のBクラス死守ができて良かった。
 友生有紀(こどもえんチャトンのおうち) マネジャーとしてかかわって新しい視点で駅伝が見られて楽しかった。野竹さんの走りに力をもらった。同級生の久保さんが頑張っているので、私も走りでチームの力になりたい。
 野島未菜(樟南高、赤木名中卒) 昨年より順位を1つ上げて、後輩たちが良い走りをしてくれた。卒業後は長崎の大学に進学。陸上は続けるのでこれからは長崎から島に元気を送り、大人になったらまたこの駅伝を走りたい。
山田弓(出水中央高、赤木名中卒) 野竹さんやみんながチーム一丸の走りをして、勇気をもらった。自分ももっと心を強くして、実力をつけ、選手として走れるようになりたい。
 中夢子(鳳凰高、犬田布中卒) 同級生や中学生が走る姿はかっこよかった。憧れだった大会なので、今度は自分も力をつけて選手として走れるよう頑張る!
 大山めい(鳳凰高、和泊中卒) 大島の代表に選んでもらったことに感謝。大島チームの選手たちは、どの区間も笑顔でタスキを渡していて、どのチームよりも大島が一番かっこいいと思った。
 大山菜々花(赤木名中) 昨年より順位を上げられて良かった。この天候の中でみんなしっかり走っていた。自分ももっと練習して来年は選手で走りたい。

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テーマ:陸上競技 - ジャンル:スポーツ

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