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奄美春秋



※管理人が奄美新聞に書いたコラムです。

 武田鉄矢さんは、初めて司馬遼太郎の「竜馬がゆく」を読んだ感動で「この本は俺のために書かれたんじゃないか!」とうぬぼれたという。「そう思い込んだとき、1冊の本は最高の極意を伝える秘伝になる」と自著「人間力を高める読書法」で述べる。
 自分にとってそんな本を1冊挙げるとすれば、広岡達朗著「意識革命のすすめ」だろうか。弱小球団だったヤクルトや西武を日本一にした名将の本を読んだのは、高1の冬が始まる頃だった。「打席に入るとき『自分は打てない』と思って入るのと『自分は絶対打てる』と思って入るのとでは結果が大きく違ってくる」。前向き、積極的な意識でものごとに取り組む大事さを説く。
 野球部で冬場の厳しいトレーニングが始まる頃だったが、「よっしゃ、やってやる」という気持ちで取り組んでみようと思えた。その日の練習の内容や感想を書く日誌を自主的につけるようになったのもその頃だ。きつかったはずの冬の練習がとても充実していた記憶がある。結局、高校球児として大成することはなかったが、そのころの体験が今でも「スポーツを表現する」という仕事につながっているのは間違いない。
 海音寺潮五郎「平将門」、渡辺淳一「遠き落日」、浅野健一「犯罪報道の犯罪」、玉木正之「スポーツ解体新書」、政純一郎「地域スポーツに夢をのせて」…「俺のために書かれた」とうぬぼれられるような本との出会いがこれからも楽しみだ。
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テーマ:読むこと、学ぶこと、生きること - ジャンル:本・雑誌

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