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17南九州高校陸上最終日
カマウ(神村)が大会新V・女子三千
男子三段跳・岩﨑(鹿児島)、男子三千障害・國本(出水中央)もV

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 2017年度全九州高校総体陸上南九州地区予選大会最終日は6月18日、熊本市のえがお健康スタジアムであった。
 女子三千ではカマウ・タビタ(神村学園)と矢田みくに(ルーテル学院・熊本)が最後まで競り合ったが、ラスト勝負でカマウが競り勝ち=写真上=、9分0秒70の大会新記録で優勝だった。男子三段跳は岩﨑孝史(鹿児島)=写真中=が15m03、男子三千障害は國本尚希(出水中央)=写真下=が9分16秒45の自己ベスト記録で優勝した。
 各種目6位以内(※男女混成は3位以内、男女競歩と女子三段跳、棒高跳、ハンマー投は4位以内)が全国大会(7月29日-8月2日・山形)に出場する。


※成績の詳細は熊本陸協のHPを参照
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女子三千 ①カマウ・タビタ(神村学園)9分0秒70=大会新 ③平田歩弓(同)9分22秒83 ④原田まつり(樟南)9分23秒80 ⑥中尾友梨奈(神村学園)9分33秒24

ラストスパートでリベンジ
カマウ

 カマウと矢田。昨年も優勝を争った全国クラスの2人がハイペースで先頭を引っ張った。
 気温30度を超える暑さの中、1周72秒のハイペースでカマウが前、矢田がピタリと追走する。昨年は矢田がけん引するレースだったが、今年は逆にカマウが積極的に先頭をキープし続けた。
 変化があったのはラスト700m付近。矢田が初めて前に出て最初のスパートをかける。このまま逆転勝利かと思われたが、カマウはラスト100mの直線で再び抜き返し、昨年矢田が打ち立てた大会記録を8秒縮めて雪辱した。
 「16秒だった100mの流しを14秒で走れるようになった」とカマウ。元々スプリントには苦手意識があり、「流しの練習は私たちが余裕で勝つほどでした」(平田)。加えて3月の阿久根市長旗駅伝で右足を痛め、左のシンスプリントを痛めたこともあり、4、5月は全力で追い込んだ練習ができていなかったが、故障が癒えたことでようやくスプリントも全力で走れるようになった。
 日本語も上達しており、インタビュアーが英語で質問しても極力日本語で返事をしようとする。将来、日本の実業団入りを夢見ており「学校の日本語教師も上達の早さに驚いている」と有川哲蔵監督。インターハイは優勝もさることながら、ともにインターハイに出場する平田、中尾と神村勢で「1、2、3をやりたい」と鹿児島なまりの日本語で大いなる目標を語った。
 体調不良と故障に悩まされていた平田もカマウ、矢田についていく意気込みで序盤から後方の集団を抜け出した。中盤、一度追いつかれたが「自分が速く走ることが友梨奈のペースメーカーになる」と再び気持ちを入れ直し3位を勝ち取った。中尾も粘りのレースで6位に食い込んだ。持久力のカマウ、スピードの平田、チームの両エースがそろって復調を示し「2人が日ごろの練習でチームを引っ張る理想のかたちができそう」と有川監督は期待していた。

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男子三千障害 ①國本尚希(出水中央)9分16秒45 ④山元創太(鹿児島工)9分22秒47 ⑤中田仁(樟南)9分29秒16

思い通りのレース
國本

 九州新人覇者の國本は「思い描いた通りのレース」で優勝を勝ち取った。
 序盤から2年生の今村(九州学院・熊本)が先頭でレースを引っ張る中「終盤までついていき、終盤逆転する」レースを描いていた。2000m付近から今村、國本が抜け出し、優勝争いは2人の一騎打ちとなる。
 ラスト2周の手前で初めて國本が前に出るも、バックストレートで再び抜き返された。離されかけたが國本は慌てない。後方から今村の走りを観察していて「水濠があまりうまくない」と分析。それまでリズムよく走れていても水濠でブレーキがかかると再びスピードを上げるのに時間がかかる。離されても水濠で追いつけると確信していた。思った通り、水濠で再び距離を詰めると、ラスト1周の手前でもう一度前に出て勝利できた。
 自己ベスト記録だが「全国で勝負するには9分1桁台を出さないと」と次の目標を見据える。積極的に引っ張る選手についていく粘り、ラスト勝負で勝てるスピード、得意のレースパターンで勝つための「武器」を今後も磨いていきたいと意気込んでいた。

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男子三段跳 ①岩﨑孝史(鹿児島)15m03 ④今村京輔(松陽)14m40 ⑥佐田征義(鹿児島南)14m10

「1」のこだわり
岩﨑

 初めて15m台を出し、自己ベストを更新しての優勝した岩﨑だが「内容が良くなかった」と反省しきりだった。
 1本目からベストを出して勢いづけるつもりがファール。1、2本目と助走が合わなかったが、3本目で距離を伸ばし「しっかり走ることができて」15m03を出すことはできた。目標は昨年の竹之内(鹿南)が出した15m30の大会記録を塗り替えることだったが、それが果たせなかったのも心残りだった。
 岩﨑の中には「1」に対するこだわりがある。ホップ、ステップ、ジャンプの1歩目にあたる「ホップ」でしっかり距離が稼げた時に記録が出る。試技の中でも流れを作る1本目を大事にしている。何より1位を取りたい気持ちが強い。
 1位でインターハイ出場は決めたが、表彰台で今流行りのポーズをとる写真撮影を拒んだ。今大会はもう1つの走幅跳で決勝に残れず、チームに流れを作れなかったことに責任も感じていた。シャイな性格に加えて、内容が不満なまま笑顔を作ることができなかった。インターハイでは「優勝して鹿高の名前を全国に広めたい」という。ポーズを決めた写真撮影はその時までお預けするつもりだ。

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男子二百 ②竹之下卓也(甲南)21秒94

 竹之下
「自己ベストは出したけれども、走りが最悪だった。準決勝は向かい風でも良い走りができたので、その走りをするつもりだったが、内側から1位の選手に先に出られてしまって動揺して力んでしまった。力は1位の選手とも変わらないけど、気持ちに差があった。インターハイでは日本ユースの標準記録の21秒70を切ることを目指す」

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女子走高跳 ②萩原莉子(鹿児島南)1m64 ⑤宮内理音(同)1m58

 萩原
(自己ベストを1cm更新)「腰の故障で冬季練習が満足にできなくて、自信がもてなかった。昨年インターハイに行ったのに今年いけなかったらどうしようと不安になったが、たくさんの人に激励のメッセージをいただいたことで晴れ晴れした気持ちで競技に臨めた。きょうは跳んでいてどんどん楽しくなった。初めて1m64が跳べたときは嬉しさが爆発でした」

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女子七種 ②松元佳子(川内)4011点 ④北村杏理(大島)3953点

 松元
「初めて4000点台を出せた。走種目でベストを出せたのが良かった。投てきと幅跳が相変わらず良くなかった。マイルも出ていたので集中できない部分もあった。昨年は1人でのインターハイだったので、今年は3年生みんなでいきたかった。それが叶わなかったのが残念。インターハイは全種目でベストを出して悔いの残らない大会にしたい」

インターハイまであと一歩
北村(奄美新聞掲載)

 北村は3位に39点差と迫る4位で、インターハイ出場まであと一歩と迫る健闘ぶりだった。
 県予選は4位通過。インターハイ出場のためには南九州4県の4位以内16人の3位以内に入らなければならない。「出場できるかどうかは全く分からなかった」中、1種目目の百障害で16秒50の自己ベスト記録を出したことで勢いに乗った。初日は2295点の4位。3位・湯川(宮崎南)との差は179点だった。
 最終日の走幅跳、やり投と得意種目で湯川を上回り、6種目終了時点で30点差まで詰めた。最終種目の八百は0・74秒差で競り負け逆転はできなかった。「幅跳で5mを出せなかったことを引きずってしまった」と悔しがった。
 短距離や跳躍を専門にしていたが「どれも目立つ記録が残せなかった」中で、七種にチャレンジしたのは昨年8月からだった。2日間で走跳投の7種目をこなすのは精神的なプレッシャーも大きいが、最後まで何が起こるか分からないスリリングさと「全てが終わった後の達成感」を魅力に感じている。インターハイ出場は果たせなかったが、県予選で負けた同じ2年生の四元(松陽)、野平(種子島中央)を上回ることはできた。「インターハイのためには4000点台を出すことが必要。新人戦から出せるようにまた練習したい」と来季に向けての具体的な目標を語っていた。

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男子円盤投 ⑥宇都雅樹(隼人工)36m60

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女子百障害 ⑤川島杏純(鹿児島)14秒94 ⑥冨永莉沙(同)14秒99

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男子百十障害 ⑥眞邉竜基(鹿児島)15秒27

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女子千六百リレー ③鹿児島女(髙木、東、鶴田、淵田)3分52秒48

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男子千六百リレー ⑥川薩清修館(原囿、岡本、瀬脇、橋元)3分19秒52

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テーマ:陸上競技 - ジャンル:スポーツ

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