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奄美春秋



※管理人が奄美新聞に書いたコラムです。

 「陸上選手が嫌いな数字は4、7、9」と聞いたことがある。4位だと3位以内のメダルに、7位や9位だと6位や8位以内とされる入賞に「あと一歩」届かなかった悔しさを想起させるからだという。
 日曜日まで4日間、熊本であった南九州高校陸上を取材した。男女各種目で、インターハイの出場枠である6位(※種目によっては3、4位)以内を目指した熱戦が繰り広げられた。決勝レースが終わる。しばらくして電光掲示板に結果が表示される。6位以内に入った選手は歓喜を爆発させ、7、8位だった選手ががっくりと崩れ落ちる。そんなシーンに何度も立ち会った。
 陸上は「タイム」や「距離」という明確な「数字」が出る。そこに人の主観が入る余地はない。1位と7位の差がほんの少ししかなく、時間にして数秒、距離にして数m、場合によっては数cm前後しただけで、明暗がはっきり分かれた種目もあった。そのコントラストは時に残酷にも思えるほどだった。
 どんな数字にも、結果として出たことには意味がある。勝ち残った選手は、その数字に嬉しさと自信を持つと同時に、謙虚な気持ちを忘れずに次のステージに気持ちを新たにして挑む。敗れた選手は思う存分、悔しさに浸ると同時に、その結果や数字が何を物語っているか、やはり謙虚に考え受け入れる。そういう作業の繰り返しが、人間を一回りも二回りも大きく成長させてくれる。
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テーマ:陸上競技 - ジャンル:スポーツ

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