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第72回県陸上選手権第2日
松田(環太平洋大)、15m61で大会新・男子三段跳
男子十種・坂本(大隅鹿屋病院)も大会新

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 第72回鹿児島県陸上選手権大会第2日は7月2日、鹿児島市の県立鴨池陸上競技場であった。
 男子三段跳は松田敬佑(環太平洋大、鹿児島高卒)=写真上=が最終6回目で15m61の大会新記録を樹立した。男子十種の坂本都志記(大隅鹿屋病院)=写真中(198)=も7083点で大会新記録だった。男子百は白石黄良々(大東文化大、出水商高卒)、女子同は鶴田玲美(同、鹿女子高卒)が制し、どちらも二百と合わせて2冠だった。女子三段跳は末永成美(鹿児島銀行)が12m29で優勝し、2位の川島杏純(鹿児島高)は11m95で県高校新記録だった。女子ジュニアB百ユース障害は中学生の金沢杏音(古仁屋中)=写真下=が15秒15で制した。
 最終日は3日、同会場である。


※記録の詳細はこの文字をクリック!
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男子三段跳 ①松田敬佑(環太平洋大)15m61

後輩の活躍が刺激に
松田

 最終6回目で15m61を跳ぶと、松田は満面の笑みで喜びを表現した。昨年、竹之内優汰(鹿児島南高)が38年ぶりに塗り替えた県高校記録を2cm上回る大会新記録、大学3年目でようやく出した自己ベスト記録だった。
 「大学に入ってからは苦しい日々でした」と松田。中学時代は走幅跳で全国制覇、高校は三段跳でインターハイ3位と全国で結果を残していたが、大学では伸び悩んだ。ケガや不摂生もたたり、体重も増えた。変化が訪れたのは今年に入ってから。順天堂大に進学した竹之内や田坂(鹿児島大)らが全国で活躍しているのを知り「自分も刺激になった」。
 食生活を改善し、12%あった体脂肪率を6.6%まで落とした。中四国インカレでは助走を失敗して14m70まで記録が落ちたので、県選手権までの期間は「助走だけを徹底して見直した」。最初の6歩で大きく加速、中間の4歩で身体を起こし、そのままスピードに乗る。このイメージを徹底して身体に覚えさせた。
 普段は39m90と40m近い助走をとるが、鴨池ではうまく合わず、前日の走幅跳で試行錯誤して39m40と50cm縮めたことでしっくり合った。「きのうの幅跳が役立った」。5回目がわずかにファールだったがイメージ通りの助走ができ15m70近く跳んだので、その感覚通りに6回目を跳んだ。風も+1.9mと最高の追い風で堂々の公認記録だ。大学生活は残り1年あまり。「大学でも松田の名前を全国に知らしめたい」と浮上のきっかけをつかみ大いなる野心を語っていた。

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女子ジュニアB百ユース障害 ①金沢杏音(古仁屋中)15秒15 ②松澤李夏(鹿児島高)15秒69 ③上荒磯真菜(松陽高)16秒15

悪条件も「最後まで全力で」
金沢(奄美新聞掲載)

 決勝進出者8人のうち中学生は金沢ただ1人。学年1つ上の高校1年生との7人との勝負は「自信がなかったけれど、最後まで全力で走りました」と15秒15で優勝した。
 ユース障害は国体やジュニアオリンピックにある種目で、ハードル間の長さが8.5mと通常の総体などで跳んでいる距離よりも50cm長い。普段の練習で「ハードル10台をちゃんと並べて跳んだことがない」金沢には未知の世界だった。-2.1mという悪条件も重なり「最後の3台は足が合わなくなりそう」だったが、最後まで走り切り高校生との勝負にも勝った。
 ハードルを始めるきっかけは、所属する津村陸上クの先輩・赤塚海音(鹿児島高)が「ハードル向きだと指導者に勧めてくれたから」。難しい技術を要する種目だが「課題を克服するごとに記録が伸びる。努力のしがいがある」のが魅力だ。中学最大の目標は「今月の県中学総体で14秒80の標準記録を切って全国中学総体に出ること」。そのためには「陸上を頑張るだけではダメで、普段の生活からしっかりすることを心掛けたい」と気持ちを引き締めていた。

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男子ジュニア百 ①山崎陽貴(川薩清修館高)11秒29 ②橋口行生(大島高)11秒30

自分の「甘さ」を反省
橋口(奄美新聞掲載)

 橋口にとっては高校生活の集大成となるレースで、これまでの3位を1つ上回る2位で表彰台に上ったが「順位もタイムも、目標に届かなかった」と反省しきりだった。
 前日に二百を走り「疲れが抜け切れていなかった」。優勝と10秒台のタイムを出すことを目指し、強力なライバルのいる一般ではなくジュニアを選んだ。決勝は-2.1mの悪条件で、スタートダッシュから「顔を上げたとき、身体が浮きそうになった」が、思い通りの走りができなかったのは向かい風のせいではないという。1位の山崎(川薩清修館高)とは100分の1秒差で優勝を逃したのも「きょうのレースに向けてしっかりコンディションを作れなかった」自分の甘さにあると痛感した。
 高校での陸上生活はひとまず区切りをつけるが「できれば大学に入っても続けたい」という。今季、県のトップクラスや南九州などのレベルの高いレースを経験して、奥深い短距離の世界をもっと追求してみたい気持ちになった。「一発勝負のレースで良いタイムを出すだけでなく、1日何本かあるレースをしっかり組み立てて走り切れる」スプリンターになることが具体的な理想像だ。

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女子百 ①鶴田玲美(大東文化大)12秒46 ②山﨑千聖(鹿児島高)12秒68 ③山口美里(大東文化大)12秒79

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 鶴田
「-3.9mの風だったので記録は意識せず勝負を考えた。向かい風でも身体が起きずしっかり走れるのが自分の強み。決勝は8人中6人が鹿児島女高の先輩後輩。懐かしくて楽しかった」

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男子百 ①白石黄良々(大東文化大)10秒87 ②竹之下卓也(甲南高)11秒13 ③末廣徹也(福岡大)11秒24

 白石
「この条件でも10秒7台は出したかった。中盤で身体が浮いてしまい我慢できなかった。橋元さん(晃志・富士通)が出ていないので、百も二百も自分がダントツに勝つレースをしないといけないと思った。多田君(関西学院大)とは同学年で意識している。インターハイの頃は競ったタイムだったのに今ではだいぶ離されてしまった。自分も今調子は上がっているので来年の最終学年ではその世界にいけるようにしたい」

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男子走高跳 ①山中亮磨(鹿児島陸協)2m06 ②久保木春佑(鹿児島高)1m95 ③大上拓海(九州共立大)1m95

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女子三段跳 ①末永成美(鹿児島銀行)12m29 ②川島杏純(鹿児島高)11m95=県高校新 ③才口真由(松陽高)11m31

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女子百障害 ①中釜佐和子(東京学芸大)14秒44

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女子ジュニア百 ①宇都那奈美(鹿児島情報高)12秒82 ②鶴田詩帆(鹿児島女高)12秒87 ③尾方晴香(鹿児島高)12秒96

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女子千五百 ①カマウ・タビタ(神村学園高)4分21秒57 ②平田歩弓(同)4分28秒82 ③久田ちひろ(同)4分32秒19

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女子走高跳 ①鐡丸美由紀(園田学園女大)1m70 ②若吉千里(吉野中)1m60 ③太原千夏(NIFS)1m55

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女子七種 ①冨満美月(東京女体大)4656点 ②松元佳子(川内高)3935点 ③野平まどか(種子島中央高)3813点

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女子千六百リレー ①鹿児島女高(淵田、東、髙木、迫田)3分55秒26

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男子千六百リレー ①鹿児島南高(龍、矢野、淵田、馬場園)3分21秒34 ②鹿児島大3分21秒83 ③志学館大3分21秒89

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テーマ:陸上競技 - ジャンル:スポーツ

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