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奄美春秋



※管理人が奄美新聞に書いたコラムです。

 今年の世界陸上はウサイン・ボルト(ジャマイカ)のラストランということで世界的に注目を集めていた。
 ボルトの走りで最も衝撃的だったのは、2009年ベルリン大会での100m9秒52と200m19秒19だ。100mでも200mでも、ラスト10mは明らかに力が抜けた走りをしているのに、圧倒的な強さでライバルに影を踏ませなかった。
 陸上短距離を取材していると「ラストで力んだ」という反省をよく聞く。ゴールが近くなり、ライバルが視界に入ると、どうしても力が入って硬くなり、その分失速も大きくなる。多くの選手が「いかにラストをリラックスできるか」を課題に挙げるが、それを見事にクリアしていたのがボルトの走りだったのではないか。自分に勝てる者などいるはずがないという絶対の自信がその走りを可能にしている。
 今大会のボルトの走りには、最後までボルトらしい力の抜けた伸びが感じられなかった。あのボルトでさえ、100mではガトリン、コールマンとの争いでラストは力んでいたように画面からは感じられた。もしかするとあの走りはもう二度とできないと自分で気づいたから引退を決めたのかもしれない。400mリレーのアンカーで左脚が痙攣したのは限界を超えてしまったことの暗示に思えてならない。今後、彼を超えるスプリンターが現れるのか? 出てきて欲しいような、欲しくないような、複雑な心境である。
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テーマ:陸上競技 - ジャンル:スポーツ

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