鹿児島在住のスポーツ記者が発信するスポーツ情報サイト

ギャラリーショッピング
奄美春秋



※管理人が奄美新聞に書いたコラムです。

 秋の九州高校野球県予選の4回戦。喜界―薩南工戦は実に見応えがあった。喜界は相手投手を格上と見て、全員がバットを短く持って、走者が出れば送りバント、いなければセーフティーで果敢に揺さぶる。功を奏して先制した。エース竹下主将を中心に守備も粘り強く守って、終盤までリードした。

(有)南日本音響・カラオケ「ビッグバン」

 野球には流れが変わるポイントがどこかにある。喜界は、そこを踏ん張り切れずに5失点で逆転負けだったが、力はなくてもやれることを丁寧に、精一杯やろうとする姿勢は最後まで貫いた。
 40代の筆者自身が中学、高校で教わった野球は確かにこんな野球ではなかったとノスタルジーを覚えた。観戦していた30代の元高校球児も「高校野球ってこんなだよなぁ、と思って見ていました」と言ってくれたので我が意を得たりと思った。
 野球のやり方にこれをいう正解はない。選手たちの個性や持ち味、監督の信念、チームの伝統…やり方はそれぞれあっていい。それぞれが、それぞれの持ち味を出し合う「発表会」が公式戦だ。喜界―薩南工戦は、終盤まで喜界が持ち味を出してリードしていたが、その間を1失点が我慢し、八回二死追い込まれた土壇場からワンチャンスで畳みかけた薩南工の集中力もまた見事だった。未完成のチーム同士が対戦する秋は、互いにミスも多く、泥仕合になることも多いが、この一戦は互いの持ち味を出し合った清々しい好勝負だった。
スポンサーサイト

テーマ:高校野球 - ジャンル:スポーツ

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://spokago.blog68.fc2.com/tb.php/2365-f7e023ba
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック