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第97回花園予選第3日(奄美新聞掲載)
奄美、4強ならず
大島はシード鹿実に完敗

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 第97回全国高校ラグビー大会鹿児島県予選第3日は10月31日、鹿児島市の県立サッカー・ラグビー場で準々決勝4試合があった。
 奄美勢は奄美がシード加治木工と対戦。2トライを先制し前半を10―7とリードして折り返したが、後半3トライを奪われ、10―29で逆転負けだった。第1シード鹿児島実に挑んだ大島も0―92で完敗だった。
 第4日は11月5日、同会場で準決勝2試合がある。


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「3度目の正直」果たせなかったが…
奄美

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【準々決勝・奄美―加治木工】前半10分、奄美はWTB春島が左隅にトライ、10―0とリードする=県立サッカー・ラグビー場


 2回戦は3月まで奄美の指揮をとっていた永浜監督率いる甲南、準々決勝は新人戦、県総体で2度敗れた加治木工が相手…龍本創矢監督は「この組合せにも彼らが運命的なものを持っている」と感じた。
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 「3度目の正直」と「自分たちの成長した姿を見せる」(龍本監督)意気込みで前半は優位に試合を進める。立ち上がりからFW、BK一体となって敵陣に攻め入った。敵陣内でマイボールラインアウト。ノットストレートで相手ボールスクラムになり、チャンスが潰えたかと思われたが、相手のキックにFL櫻田が果敢にチャージしてボールを奪い返し、NO8松田が先制トライを奪った=写真=
 前半10分の2つめのトライも、持ち味のコンタクトの強さをFW、BK一体となって継続し、奪い取ったもの。ベンチで控えていた義輝太主将も「頼もしく思えた」力強さがあった。
 5月の県総体では19―43で敗れた相手に前半を10―7とリード。「成長」の手ごたえを感じられる内容だったが、シード加工の底力は甘くなかった。後半、相手の3つのトライは攻めながらもミスでボールを失い、カウンターで奪われたものだった。
 3度目の正直は果たせなかったが、奄美から保護者ら大勢の応援が駆けつけ、奄高フィフティーンのプレーに一喜一憂しながら声援を送る姿がスタンドにあった。「支えてもらった周りの人に恩返しするつもりでプレーする」(義主将)のが奄高の信条。「これだけの人が夢中になって応援してもらえるラグビーができただけでも、お前らすごいと思う」と龍本監督は胸を張って言い切った。

挑戦こそ「誇り」
大島

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 シード鹿児島実の壁の高さを完膚なきまで思い知らされた大島だったが、冨岡剛監督は「9人もの3年生が残るという県内のどこの進学校もやってないことをやってくれた。困難なことに挑戦してくれたことを誇りに思う」と9人の3年生をたたえた。
 チームとしての実績、個々の能力、あらゆる面で相手が上なのは百も承知。それでもどこかに通用し、戦えるところがないか、挑み続けた60分間だった。ほぼ防戦一方だった中で、何度か敵陣に入り込み、攻撃を仕掛けた時間帯もあった。しかし、意地のトライは奪えなかった。特別な能力や経験の差ではなく「痛いプレー、激しいプレー、ラグビーの一番基本的な部分を徹底できたかどうか」(冨岡監督)の差だったように感じた。大差はついだが「どれだけ離されても激しくタックルに行く気持ちは途切れなかった」ことは胸を張って言える気がした。
 9人の3年生にとって、学業との両立という難しい挑戦を支えたのは何より「この仲間とやるラグビーが楽しくて大好き」(FB上村留世)という想いだ。「厳しい環境に追い込むことが成長につながる」(山㟁凌主将)という信念で県総体後も日々の練習に取り組んだ。
 それでも鹿実との差を縮めることはできなかった。「日々の練習の中で、相手ではなく、過去の自分、今の自分を超えることに真剣に向き合うことがまだまだ足りなかった」と山㟁主将は痛感した。3年生は結果を出せなかった悔しさを「武器」にそれぞれ次のステージへの本格的な挑戦を始める。残る1、2年生は3年生の残した「財産」を胸に刻み、「壁」に挑み続ける。

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テーマ:ラグビー - ジャンル:スポーツ

コメント
この記事へのコメント
二兎を追え
両校に拍手!
県外に目を向けると以外と進学校も花園大会までやっています.
数年前の埼玉の浦和高校,京都の桂高校は花園に行きました.
九州でも福岡のほとんどの進学校が冬までやっています.
今後も貪欲にチャレンジして欲しいです.
2017/11/01(水) 09:41:57 | URL | T.S. #5ZiVI.d.[ 編集]
Re: 二兎を追え
大島の監督さんも「県外ではそれが当たり前」とおっしゃっていました。
そういう学校が出てくることが全体の底上げにもつながってくるんでしょうね。
2017/11/02(木) 05:35:49 | URL | 政純一郎 #-[ 編集]
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