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三浦監督に聞く・鹿児島Uの今(後編)
鹿児島の「スタンダード」を作る!
鹿児島U・三浦監督

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 鹿児島ユナイテッドFCの三浦泰年監督=写真=は昨季、鹿児島UがJ3デビュー戦を戦ったカターレ富山を率いていた。「日本のサッカー界にとって大きな存在になりそうな空気感を感じた」と対戦した感想を話している。今季の就任会見では「鹿児島のスタンダードとなるサッカーを作る」と意気込みを語っていた。3月に今季のリーグ戦がスタートして8カ月あまりが過ぎ、これまでの戦いぶりや、鹿児島のサッカーの未来について語ってもらった。




 実際に8カ月、鹿児島で指揮を執って印象はどうですか?

 大事な仕事を任されているという自負が日々強くなっている。
 サッカー以外の人の温かさや街の熱さもあり、特に育成年代のサッカーに携わる人たちがサッカーの価値を知り、熱を持っている。
 鹿児島Uは、ヴォルカ鹿児島とFC鹿児島の合併という形で苦しみながら誕生した。このチームが鹿児島にとって大きな意味と責任を負っていることも日々強く感じるようになった。就任当初、日本のサッカーを変え、鹿児島のスタンダードとなるサッカーを作っていくと語った思いは今でも変わらないし、その可能性は十分にある。
 ただ今のままではダメで、我々だけが成長するだけでなく、周りの人たちも巻き込みながら、みんなが成長していくことで一歩一歩歩みを進めていく作業が必要だ。

 就任当初から「ボールを大事にして相手に嫌がられるサッカー」を掲げて、その浸透具合はどうですか?

 相手があり、その日のコンディションもいろいろあるので、それができる試合もあれば、できていない試合もあるが、一歩ずつできるようにはなってきている。
 ただ大事なのはそのサッカーをやる心、まとまり、団結力といった部分でまだばらつきがある。試合後に話し合うのではなく、もっと選手たちが試合中のピッチの上で妥協なく、厳しく取り組む姿勢が大事になってくる。
 私のサッカーを「ボールを大事につなぐサッカー」と表現されるが、それは手段であって目的はゴールに入れることにある。ゴールに入れるために一番確率が高いのは相手にボールを触らせないこと。背後に長いボールを出せればゴールの確率は高くなるが、それはほとんどのGK、DFに止められてしまう。そうさせないためにどうするかをスタートにしてサッカーを組み立てる作業を選手たちと一貫して続けてきた。
 周りで見ている人たちは「手段」と「目的」を混同している人も多く、そういう見方を変えていく必要もある。全ての人は「結果」から逆算した「プロセス」しか評価をしてくれない。あくまでも我々は結果を出すためにこのサッカーをやっていること選手と共有してここまでやってきた。

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 「鹿児島スタンダード」と呼べるサッカーは今どのぐらい出来上がってきましたか?

 右肩上がりに成長とはなかなかいかない。少し上がったかと思えば、下がることを繰り返しながら、それでも少しずつ成長していると思いたい。
 下がる幅は少しずつ小さくなっていると思うが、相手もあり、自分たちのコンディションもあることで難しい作業だ。焦ったり急ぎ過ぎてはいけない。鹿児島の人たちがスピード感を持ってついてきてこられるように、使命感を持ちながら、時間をかけて日々作り上げていきたい。

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テーマ:Jリーグ - ジャンル:スポーツ

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