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第96回全国高校サッカー選手権県予選第4日
神村、鹿城西、4年連続で頂上決戦!
鹿児島、鹿実、PKで泣く

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【準決勝・神村学園―鹿児島】後半34分、起死回生の同点ゴールを決めた高橋(14)=県立鴨池
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【準決勝・鹿児島城西―鹿児島実】後半、17分、鹿城西はFKのボールをDF田中(3)が頭で押し込み、1―1の同点に追いつく=県立鴨池

 第96回全国高校サッカー選手権鹿児島県大会第4日は11月11日、鹿児島市の県立鴨池陸上競技場で準決勝2試合があり、神村学園と鹿児島城西が決勝に勝ち進み、4年連続同一カードで頂点を争うことが決まった。
 第1シード神村は鹿児島に先制され終盤まで劣勢を強いられたが、後半34分にエース高橋主将が起死回生の同点ゴールを決めてPK戦へ。7本目で決着がつき、辛くも勝利をものにした。第2試合は鹿城西、鹿児島実の強豪校同士が激しく激突。後半2分に鹿実はMF峰松主将がFKを直接決めて先制。鹿城西はその15分後にやはりFKのチャンスを得て、DF田中が頭で合わせて同点に追いつく。こちらもPK戦となり、鹿城西が県総体の雪辱を晴らした。
 最終日は12日、同会場で午後1時9分から決勝がある。


◇準決勝①
神村学園 1-1 鹿児島
(0-0、1-1、PK5-4)
・得点者【神】高橋【鹿】柿園

◇準決勝②
鹿児島城西 1-1 鹿児島実
(0-0、1-1、PK3-2)
・得点者【城】田中【実】峰松


※神村―鹿児島戦の熱戦フォトグラフはこの文字をクリック!

※鹿城西―鹿実戦の熱戦フォトグラフはこの文字をクリック!

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この1本に全てを賭ける!
神村・高橋

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 「完全な負け試合」(有村圭一郎監督)を勝利に導いたのはエースで主将・高橋大悟の鬼気迫る気迫のプレーだった。
 開始早々に利き足の左足を相手に削られて負傷。過去3戦、29得点、失点0と持ち味の「超攻撃サッカー」を存分に発揮して勝ち上がった神村だったが、大黒柱の故障でゲームプランが大きく狂う。
 スピードのある鹿児島の攻撃に対して、DFラインが下がり、守勢に回る時間が徐々に増える。後半4分に先制点を許した。反撃を試みるも相手GKの再三の好セーブに阻まれるなど、「番狂わせ」が起きそうな雰囲気が漂い始めた後半34分の出来事だった。
 FW大山尚一(朝日中卒)がDFを背負いながらポストプレーで落としたボールを、高橋が迫りくるDFをものともせず左足を振り抜き、ゴールネットに突き刺す値千金の同点ゴールを叩き込んだ。
 「自分が落とせば大悟がいつも近くにいて決めてくれると信じていた」と大山。負傷して以降、満足にパスもシュートもさばけなかった高橋だったが「いつかチャンスが来る」と信じ、その1本がきたら「交代してもいいから全てを賭ける!」つもりだった。
 ポストの大山や相手DFが目の前に立ちはだかり、「壁」とクロスバーのわずかな隙間しかない難しいシュートだったが「ふかさないように、ゴールにぶち込むことしか考えていなかった」。
 PK戦では、止めなければ負けになってしまう相手の5本目をGK冨吉がファインセーブ。外せばやはり負けになってしまう5本目を高橋は「今まで試合に出させてもらって経験も練習も積んできた。外す気は全くしなかった」と精密機械のような冷静さでゴール右隅に押し込んだ。まだ3―3の同点だったが、勝利の流れはこの1本で決定づけられた。故障した左脚はどんどん感覚がなくなり、同点シュートはそこで全てが終わっても悔いがない覚悟で打ったものだったが「PKまでよく持ってくれた」と苦笑していた。

「練習の成果」で苦戦制す
鹿城西

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 10年ぶりの「王座奪還」を目指す鹿児島実に終始苦しめられながら、鹿児島城西はV4への挑戦権を得た。
 「鹿実の選手は身体も強くて、勝とうとする清い気持ちが伝わってきた」と左SBの田中海渡は感じた。鹿実の勢いの前に、風下だった前半は、持ち味のつなぐサッカーやサイド攻撃は鳴りを潜め、守勢に回る時間が長かった。
 勝負を賭けた後半だったが、鹿実のエース峰松主将に直接FKを決められ先制される。「こういう試合はセットプレーで決まる」と注意していた小久保悟監督の「予言」が悪い方に的中した。
 だがその15分後、CBから前線にポジションチェンジした大脇が倒され、こちらもFKのチャンスを得る。空中戦に備え、鹿実の守備陣が185㌢の長身・生駒主将に注意が向く中、キッカー久保田が狙ったのは172㌢の田中だった。「自分の所に合せるサインプレー。練習通りのボールが来たので合わせるだけだった」と田中。相手の裏をかく頭脳プレーで試合を振り出しに戻すと、ようやく後半は攻勢に転じることができた。
 勝ち越しゴールが奪えず、PK戦にもつれたが「練習してきた」(田中)と鹿城西イレブンは慌てない。最後はGK泉村が、一歩も動けずにFKを押し込まれた峰松のPKを止めて「借り」を返し、苦戦を制した。4連覇の前に立ちはだかるのは4年連続で神村学園。過去3年以上に厳しい戦いになることが予想されるが「メンバーに入れなかったチームメートのためにも、絶対に勝つ」と田中は意気込んでいた。

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テーマ:サッカー - ジャンル:スポーツ

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