FC2ブログ
NPO法人スポーツかごしま新聞社オフィシャルサイト

ギャラリーショッピング
奄美春秋



※管理人が奄美新聞に書いたコラムです。

 夏の甲子園は今年で100回の節目を迎えた。大阪桐蔭と金足農、好対照な両チームの決勝戦に代表されるような話題性もあり、例年以上に華やかな盛り上がりを感じた。一方で野球人口の減少など「これから」の野球界の在り方に懸念を抱いていた中、大いに共感する本に出会った。

(有)南日本音響・カラオケ「ビッグバン」

 「甲子園という病」(氏原英明著、新潮新書)。甲子園が魅力的である一方で、連投や故障を隠してプレーを続けた結果、将来を棒に振った「甲子園の犠牲者」が大勢いる。勝利至上主義の下、考える力を奪う長時間練習、生きる楽しみを奪う食トレーニング、過剰なメディア露出…メディアが伝える「感動」の裏に、目を背けてはいけない現実があることを思い知らされた。
 本書が白眉と思えるのは、そういった事例を批判的に扱うだけでなく、これからの甲子園の在り方について建設的な提言をしている点だ。沖縄・美里工の文武両道に取り組む実践例や、幼少期に野球とスキーのスポーツシーズン制を経験した大阪桐蔭・根尾昂選手の例などはこれからの選手育成を考えるヒントになると思った。
 甲子園やプロ野球が華やかに盛り上がる一方で、野球をする子供たちの数は少子化のペースを上回るスピードで少なくなっている。「感動」だけでなく、メディアとして伝えるべきことがある。「同業者」である筆者の取り組みに学び、伝え手としての姿勢を見直すきっかっけになった。
スポンサーサイト

テーマ:高校野球 - ジャンル:スポーツ

コメント
この記事へのコメント
「野球をする子供たちの数は少子化のペースを上回るスピードで少なくなっている。」
どの競技も同じ事が言えるかと思います.指導者は「少子化だから」と思っている方が多いようですが,スポーツの在り方に疑問を持って,あえてスポーツをさせない親も増えているのでは無いでしょうか?
2018/08/29(水) 09:18:59 | URL | シラサカ #-[ 編集]
Re: タイトルなし
いつも考えさせられる指摘をありがとうございます。相撲、日大アメフト、ボクシング、そして体操…このところスポーツ団体の不祥事が取り沙汰されているのは(興味本位な暴露合戦には辟易しますが)、日本のスポーツ界の在り方そのものを見直す契機になっているような気がします。
2018/09/03(月) 16:53:29 | URL | つかさ #-[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://spokago.blog68.fc2.com/tb.php/2739-b37dba7f
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック