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鹿児島バスケットボールスキルアカデミー
より強く、速く、良い選手になるために
鹿児島バスケットスキルアカデミー

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 鹿児島レブナイズの元運営会社・スポーツフロンティア鹿児島は県内の小中学生を対象にした「鹿児島バスケットボールスキルアカデミー」(KBSA)を昨年4月から立ち上げた。県バスケットボール協会、レブナイズ、開催地市町村のバスケット協会の協力を得て鹿児島市、姶良市、霧島市、いちき串木野市、指宿市を拠点にスクール事業を展開する。全教室で100人以上のスクール生が参加しており「より強く、速く、良い選手になる」(大山亮平代表)向上心を持った小中学生らが汗を流している。




 取材に訪れたのは11月15日の木曜日。県体育館で県協会と共催する「オープンバスケット教室」に足を運んだ。こちらは約50人の小中学生が参加する最も規模の大きいスクールだ。
 元々の源流は、県協会が02年5月に立ち上げた「木曜バスケット教室」にたどり着く。学校にチームがなかったり、専門の指導者がいないチームの子供たちを対象にした月1回の教室で、バスケット選手の雇用を創出する狙いもあった。この流れはレノヴァ鹿児島、レブナイズのプロチームによるスクール事業につながり、フロンティアがレブナイズの経営から離れた昨年4月にKBSAへと集約された。東京出身、KBSAのアカデミーディレクターで、レブナイズU15のコーチでもある氏家豪一さんは「こういう取り組みが10年以上続いているのは他県にない独自の取り組み。鹿児島はこういった取り組みをもっと誇りに思っていい」と話す。

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 県体育館のフロアに入ると、レブナイズの松崎圭介が小学校低学年の子供たちを相手に、ボールを扱う前の身体の使い方など、運動機能を高めるドリルを遊び感覚で教えている。その隣では、未就学の子供たちが元レブナイズの中園隆一郎さんの手ほどきで、いろんな動きを見よう見まねで取り組んでいた。レブナイズの川上貴一は、3人の中学生を相手に本格的なバスケットのスキルアップのドリルを伝授している。
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 大龍ミニバスケット少年団の監督で、県協会から委託を受けて指導に来ている石井真也さんが20人以上の小学生の集団を相手に、身体の使い方やボールハンドリングの基礎などを熱心に指導していた。小学生の中でもより上達を目指したい選手たちは、氏家さんとレブナイズの玉田博人主将のところで、本格的なバスケットのドリルで汗を流している。

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 「喜入あたりからやってくる子もいる。意識の高い子供たちがほとんどで活気があります」と石井さん。チームや指導者のいない子供たちだけでなく、チームに所属している選手でもより上達を求めてやってくる子供たちも大勢いるという。
学校の部活や少年団などのチームでは、試合で勝つための練習がメーンになってしまって、身体の使い方やボールの扱い方などバスケットの「ファンダメンタル=基礎、基本」(氏家さん)な部分を身に着けるための時間がとれない。例えばシュートを正確に決めるためには、正確な動きを機械のように何度も繰り返して身体で覚えることが不可欠だ。右利きの選手なら右足のつま先、膝、肘、手首が一直線になってまっすぐ、アーチを描くように打つのが基本。どこかが曲がってしまえば、決まる確率は下がってしまう。「基本の『型』を知らなければ『型破り』なこともできない」と氏家さんは、ファンダメンタルを徹底して覚えることに重点を置く。紫原小4年の楠元大凱君、八幡小6年の山内杜波さんはスクールに通って約1年が経つ。「1人、1人丁寧に教えてくれるので分かりやすい」(楠元君)「ステップの足の使い方を分かりやすく教えてくれた」(山内さん)と感想を話す。

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 週1回のスクールは月6000円、週2回の練習があるU15は15000円の月謝がかかる。特にU15は子供の習い事の月謝としては高額な印象があるが、それでもセレクションを受けて選抜された26人の選手が活動している。中3の濱田翔君は中学からバスケットを始めて、元々は串木野であったレブナイズのアカデミーにも通っていた。「子供の希望をかなえてやること」を母・かおるさんは一番に考え「それだけお金がかかっても通ってくる選手がいるならば、同じ思いで足並みをそろえてバスケットができる」ことを期待し、U15の活動に送り出しているという。
 「高いお金を払ってでもバスケットを習わせたい」ニーズがあるのは「ありがたいことであると同時にプレッシャーでもある」と氏家さん。バスケットのスキルを上げることは当然として、「人間力を身に着ける」こともより大事であると考える。あいさつやマナー、チームメートへの目配り、気配り…ボールを無造作に転がした子供には「それで他の子が転んでケガをしたらどうする?」と氏家さんは厳しい口調と、真剣なまなざしで子供たちに向き合っていた。

 玉田主将は坂元台小時代、「木曜教室」に通っていた。「他チームの選手たちがいろんなことを考えているのが分かって楽しかった」という。当時レノヴァにいた今井康輔らに教わったことが今でも生きている。教える立場になって「自分たちが教わっていた頃、いろいろ考えて教えてもらっていたことが分かって、自分自身にも勉強になる」。以前は単に「うまくなる」ための教室だったが「Bリーグができて、世間の注目も集まって、子供たちの『目指す世界』が広がった」ことがスクールの需要につながっていると大山代表は分析する。ちなみに楠元君は「NBA選手になる」、山内さんは「女子のプロ選手になる」ことが夢だという。

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テーマ:バスケットボール(日本) - ジャンル:スポーツ

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